シルリア・テクノロジーズとサウジアラムコ・テクノロジーズ・カンパニー、化学製品生産を最大化のために提携


サンフランシスコ, June 13, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- 世界最大の石油会社サウジアラムコ (Saudi Aramco) の子会社であるサウジアラムコ・テクノロジーズ・カンパニー (Saudi Aramco Technologies Company) と、石油化学およびエネルギー産業の革命的なプロセステクノロジーのリーダーであるシルリア・テクノロジーズ (Siluria Technologies) が、サウジアラムコの高オレフィンクラッキングプロセス技術とシルリア独自の技術 (天然ガスをオレフィンに変換) を統合する、複数のプラントを対象としたテクノロジーライセンス契約を結んだ。

メタン化学の酸化的カップリングに基づいて天然ガスをオレフィンに変換するシルリアの技術は、単独の構成でのライセンス供与や、スチームクラッカー、プロパン脱水素装置、製油所、およびメタノールプラントなどを含めた広範囲の既存のプロセスプラント内での統合が可能である。既存の設備にシルリアの技術を統合することにより、事業者はメタン含有副産物の流れを燃料から化学的価値にアップグレードし、炭素効率と生産率を向上させることができる。

シルリアの社長兼CEOのロバート・トラウト (Robert Trout) は次のように述べている。「オフガスを含むメタンをより高価な化学物質に変換することは有意義な経済的価値をもたらし、プラント統合は優れた資本効率をもたらすことがでます。当社では、業界史上最大級の規模および技術的に最も高度な石油化学施設を目指して、アラムコのような企業と協力できることを大変うれしく思っています。世界中でより多くのお客様を迎える中、そうしたお客様は、既存のプロセスプラントの経済性、操作性、環境的影響を向上させるために当社の技術を活用できる極めて有望な新しい方法を発見するために寄与しています。」

サウジアラムコの最高技術責任者アーマド・アル・コワイター (Ahmad Al Khowaiter) は次のように述べている。「当社の今後の原油処理プロジェクトで高価値化学製品の生産を最大化することは、当社のダウンストリーム技術戦略の重要な目標の一つです。特定のプラント構成において、シルリアの『ガスからオレフィン』のテクノロジーが極めて良く適合しており、これらのプロセスの価値を実現するためにシルリアとさらに協力していくことを楽しみにしています。」

シルリアについて

シルリア・テクノロジーズ (Siluria Technologies) は、豊富な天然ガスや低価値副産物から作られる燃料や化学製品の商業的生産を開拓している。シルリア独自のテクノロジーは、不安定なコモディティ価格、需要供給パターンの変動、環境規制の引き締め、資本の負担の大きい転化テクノロジーなど、世界の石油化学業界の複雑な課題に応えている。シルリアの革命的な触媒とプロセステクノロジーは、ナノ素材、触媒開発、化学工学を独自の方法で組み合わせ、既存の業界インフラにシームレスに統合できる効率の良いプロセスを通じて、天然ガスをより価値の高い製品に転化させている。

シルリアについて詳しくは、www.siluria.comを閲覧されたい。

サウジアラムコについて

サウジアラムコ (Saudi Aramco) は、「エネルギーは機会である」という中核的信念に基づいて運営している、統合されたエネルギーと化学製品の世界的リーダーである。世界の原油供給量のうち8バレルにつき約1バレルを産出するほか、新しいエネルギー技術の開発など、同社のグローバルチームはすべての取り組みにおいて良い影響を生み出すよう努めている。世界中で長期的な経済成長と繁栄を促進できるよう、資源の持続性と有用性の向上に注力している。

A photo accompanying this announcement is available at http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/ba40bd87-c5dd-46da-9cba-832eae091fb1


            

Contact Data