フライワイヤーの調査よりポストコロナの旅行に関して消費者の前向きな需要が明らかに


新たに実施された独立系調査によると、観光旅行客の70%以上が旅行規制解除後、旅行に従来と同等以上の出費を予定

旅行代理店と運営会社は、この危機による混乱への対応で高く評価されたが、消費者は改善の余地も指摘

旅行者は、旅行業者の選択に決済体験が大きく影響すると回答

ボストンおよびロンドン発, June 17, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 高成長を遂げる垂直決済企業フライワイヤー (Flywire) は本日、新しい調査結果を発表したが、コロナ危機後、旅行に対する消費者需要が非常に強いことが明らかになった。インタラクティブレポート「危機の克服: 旅行再開に対する消費者意識 (Bouncing Back: Consumer Views on Traveling Again)」は、米国、カナダ、英国、日本の成人観光旅行者を対象とした独立系調査に基づいている。この調査では、コロナ危機が消費者の旅行計画に与えた影響、旅行需要喚起に関する旅行業者の期待に注目している。

旅行業界は、コロナ危機で最も深刻な痛手を受けた業界の1つである。世界旅行ツーリズム協議会 (World Travel & Tourism Council) によると、2020年の世界的なGDP損失は2.7兆ドル (約290兆2,608億円) に上るとみられている。米国だけでも旅行の直接支出は、5,190億ドル (約55兆7,971億円) 減少する見込みである。その影響は、最大手オンライン旅行代理店から個人経営の旅行業者や業者をサポートする地元エコシステムまで、業界のあらゆるレベルに波及している。

フライワイヤーが新たに実施した調査によると、業績見通しは厳しいものの、旅行者は旅行の再開を楽観視している。そのため、旅行規制の解除後、同業界の回復が示唆される。具体的には、回答者の93%が、パンデミック後も同業界が存続していると確信しており、69%が規制解除後に旅行を再開する予定と回答している。74%は、いずれ旅行できると考えて自主隔離期間を乗り切った。

フライワイヤーのトラベル&コマーシャルセグメントシニアディレクター、コリン・スミス (Colin Smyth) は次のように述べている。「経済的打撃ばかりか、消費者がいつ自由に旅行できるかについて明確なガイドラインが欠如していたことが、旅行業者と消費者の両方に多大なストレスを与えてきました。これは消費者にも大きく影響しました。  このような時期には、人々は決まり切った生活からの逃避を切望し、新たな挑戦とアクション満載の冒険を求めています。これは、旅行ならではの体験です。」   

以上のほか、このレポートでは以下の点も報告されている。

消費者は旅行再開に向けて支出を準備。
アンケートに回答した旅行者の半数以上が、今年後半/来年も昨年と同額を旅行に出費予定で、5人に1人は予算を増やすと回答している。55%は、最初は国内旅行を予定している。休暇計画には、ビーチ (38%)、家族や友人を訪問 (36%)、都市部での休暇 (23%) などがある。

アドベンチャー指向の旅行者はさらに刺激的な冒険を期待。
過去12か月間にアドベンチャー旅行に出かけた消費者のうち、ほぼ半数がまずはアドベンチャー体験から開始すると回答している。具体的な体験嗜好は幅広く、異文化体験 (13%)、キャンプ (13%)、ハイキング (11%)、一般的なアドベンチャー (7%)、スキー (4%)、サファリ (3%)、サイクリング (1%) などが挙げられている。

消費者は決済体験を重視。
アンケート回答者の88%は、全体的な旅行体験に簡易な決済が重要、ほぼ半数 (48%) は非常に重要と回答している。66%は、決済体験が旅行代理店や旅行業者の選択に影響すると答えた。これより、旅行代理店や業者が収益を回復するには、シームレスな決済体験が直接影響する可能性が示唆される。

旅行はウェルビーイングと密接に関連。
調査対象の国すべてで、旅行者の73%が旅行ができないことに否定的な感情を抱いており、70%は旅行ができないと新しい思い出や特別な思い出を作ることができないと答えた。自粛生活は精神的ダメージを伴う。アンケートに回答した消費者の3分の1以上 (35%) は、旅行できないために悲しみや落ち込みを感じており、4分の1は孤独や不安を感じていると回答している。

プラスの側面として、5人に4人以上 (82%) が旅行すると精神が落ち着くと答え、72%は旅行の再開を楽しみにしていると回答した。

消費者は旅行業界の対応に満足している一方、さらに改善を期待。
コロナ危機は、旅行計画に未曽有の混乱を引き起こし、旅行業者と消費者のいずれにも影響を与えた。全体的に、消費者は旅行業界が良く対応をしていると感じており、4分の3以上 (77%) は、同業界は状況を考慮して素晴らしい対応をしたと回答した。その一方、アンケートに回答した88%は、旅行業界が変更やキャンセルに対してさらに柔軟に対応する必要があると回答している。ホテル業界は対応に最も高い評価を得た一方、クルーズ運営会社や航空会社は対応が劣ると見なされている。

調査対象の4か国すべてに危機が影響。
この危機の影響で、各国ともほぼ同じ割合の旅行者が旅行計画のキャンセルまたは変更を余儀なくされたものの、旅行業界と旅行計画に対する姿勢には国により大きく異なる点もあった。  

  • 米国の旅行者は、旅行再開に最も積極的であり、旅行再開に最も準備が整っている。
  • 英国の旅行者は、旅行の再開までにやや長い時間待てるものの、旅行規制が解除されると、80%が過去12か月と同額以上の支出を予定としている。
  • カナダの旅行者は、前年に比べて旅行支出予定は最も控えめであるが、旅行計画では、アドベンチャーが上位に挙がっている。
  • 日本の旅行者は、旅行再開に向けて準備が最も遅れているものの、前年と同額以上の支出を予定している。 

スミスは次のように付け加えている。「旅行業界は、これまでも危機をうまく克服してきました。旅行再開に向けて、支出に前向きという消費者の回答が証明するように、今回の危機もこれまで通り乗り越えられるでしょう。これと同時に、旅行業界は顧客の声に耳を傾けることが重要です。旅行業者が業績回復を計画するなか、この新しい調査より、消費者の抑圧された需要に対応し、ビジネスを活性化する方法について重要な知見が提供されています。」   

インタラクティブレポート「危機の克服: 旅行再開に対する消費者意識 (Bouncing Back: Consumer Views on Traveling Again) 」の全文は、こちらから閲覧可能。

調査方法
独立系調査機関であるレジーナ・コルソ・コンサルティング (Regina Corso Consulting) が、2020年4月にオンラインでアンケートを実施した。米国から400人、英国から125人、カナダと日本からそれぞれ100人の成人725人がこれに回答した。回答者はすべて25〜65歳で、年間世帯年収が75,000ドル (約806万円) 以上、過去12か月間に2回以上は休暇旅行に出かけている。

フライワイヤーについて
フライワイヤー (Flywire) は、高成長を遂げる垂直決済企業で、世界各地の組織から信頼され、顧客の最も重要な時にサービスを提供している。他の企業とは異なり、フライワイヤーは、高価値のサービスを提供する組織に対して、業種個別に決済および売掛金の問題を解決することで定評がある。  教育、ヘルスケア、旅行、テクノロジーのいずれの分野でも、フライワイヤーは業種別の知見とテクノロジーを蓄積しているため、組織は自社顧客の決済体験を最適化して、運用上の課題を解決することができる。現在までに、フライワイヤーは世界中の2,000を超える顧客に対して、合計160億ドル (約1兆7,199億円) を超える決済額を処理している。米国ボストンに本社を置き、世界各地に事業所を展開している。

詳しくは、www.flywire.comを閲覧されたい。フライワイヤーは次のアカウントを開設している。TwitterLinkedInおよびFacebook

この発表に関する写真は以下から入手可能: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/814b5a17-d423-4cc0-b9fe-931052e7e7c2/ja

 
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