NetSpeedとEsperantoがAI向けSoCを強化するために提携


カリフォルニア州サンノゼ発, May 08, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- NetSpeed SystemsEsperanto Technologiesは本日、Esperantoが人工知能(AI)アプリケーション向けSupercomputer-on-a-Chipに使用するため、NetSpeedのIPおよびインテリジェント設計環境のライセンスを取得したことを発表しました。Esperantoの7nmチップには、それぞれがベクタ/テンソルアクセラレータを備え、それらのすべてがNetSpeedのNoC IPと接続された、数千のRISC-V互換プロセッサが集積されることになります。

AIアプリケーションでは、これまでにないパフォーマンス、高度な機能、超低消費電力などのニーズを満たすために新しいアーキテクチャが必要になります。インターコネクト技術は、これらのアーキテクチャの重要な要素です。

「AIが成熟するにはまだ時間がかかりますが、高度なニューラルネットワークには、途方もないパフォーマンスが要求されることは確実です。このようなレベルのパフォーマンスを達成するには、多数のコアが必要ですが、これらのアーキテクチャを設計、検証することは容易ではありません。NetSpeedのNoCテクノロジは、複雑なSoC上でのCPUとアクセラレータの接続プロセスを自動化するという点でAIの重要なイネーブリングテクノロジとなっています。」とLinley Groupで主席アナリストを務めるLinley Gwennap氏は述べています。

「Esperantoは、1つのチップ上に数千のプロセッサとアクセラレータを集積しています。それらをいかにして相互接続するかが我々の課題でした。NetSpeedからは、我々の高性能コアを相互接続するための魅力的なソリューションが提供されており、同社のIPのライセンスを取得することにより市場投入までの時間を短縮することができます。」と、EsperantoのDave Ditzel氏は述べています。

Esperantoの高性能ET-Maxion™コアは、RISC-V系で最高のシングルスレッド性能を発揮するように設計されています。同社のET-Minion™コアは、ベクタ/テンソルアクセラレーションなど、優れたエネルギー効率と高い浮動小数点演算スループットを達成するように設計されています。Esperantoは、1つのチップ上にエネルギー効率に優れた64ビットRISC-Vコアを数千個集積することにより、AI、機械学習、その他のアプリケーションのスケーラブルコンピューティングパフォーマンスで、業界トップクラスのテラフロップス/ワットを達成しています。

「NetSpeedとEsperantoは同じ遺伝子を共有しています。我々は双方とも、それぞれの領域で最先端を走っています。」「Esperantoが、RISC-V命令セットを活用した高並列アーキテクチャを通じて大容量アプリケーションにAIを採用することに重点を置いているのに対し、NetSpeedは、SoC設計およびアーキテクチャに機械学習を採用することに重点を置いています。Esperantoという先駆的なパートナーと提携できることは非常に名誉なことです。このデザインウィンによって、AI市場における弊社のリーダーシップが再評価されることでしょう。」と、NetSpeedのCEO、Sundari Mitraは述べています。

NetSpeed Systemsについて                                                                                         
NetSpeedは、互いの関わり合い方および世界とのつながり方を変革する次世代のシステムオンチップ(SoC)アプリケーションの中核を担っています。自身のアイデアをチップに具現化するためのキャッシュコヒーレンシソリューションを模索しているハードウェアアーキテクトであれ、高性能で効率的な相互接続を目指すSoC設計者であれ、回復力に優れた耐障害性のシステムを探し求める安全責任者であれ、NetSpeedは最適なソリューションを提案します。NetSpeedが人工知能の力をSoC設計およびアーキテクチャにどのように適用しているのか、ぜひ、www.netspeedsystems.comをご覧ください。

Esperanto Technologiesについて
Esperanto Technologiesは、オープンスタンダードRISC-V ISAをベースにした、高性能でエネルギー効率に優れたコンピューティングソリューションを開発しています。Esperantoはカリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、米国、欧州連合、東欧に技術部門を配置しています。Esperantoは、RISC-Vを、機械学習などの計算負荷が高いアプリケーションのNo.1アーキテクチャ選択肢にするという目標を掲げ、経験豊富なプロセス担当者およびソフトウェアエンジニアから成るベテランチームを結成しています。詳細については、https://esperanto.aiをご覧ください。

メディア窓口
NetSpeed Newsroom
Pauline Shulman
pauline@pshulman.com
415-375-0303

メディア窓口
Esperanto Technologies
Neal Leavitt
Leavitt Communications
neal@leavcom.com
(760) 639-2900