クラウドフレア、インターネットに接続されたすべてのものを保護する「スペクトラム」を発表

新しいソリューションは、クラウドフレアのセキュリティとパフォーマンスをウェブを超えたところまで到達させる


サンフランシスコ発, April 13, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- インターネットのパフォーマンスおよびセキュリティ分野におけるリーディング企業であるクラウドフレア (Cloudflare) は本日、「クラウドフレア・スペクトラム (Cloudflare Spectrum)」を発表した。このソリューションは、ウェブプロトコルを超えたところまでクラウドフレアの効果を拡張し、メールサーバやゲームサーバ、IoTデバイスなど、インターネットに接続されるすべてのものを保護する。

インターネットは単にウェブだけではない。これまでクラウドフレアではグローバルネットワークを使用して、アプリケーションやAPI、ウェブサイトなど、ウェブ上のあらゆるものを、よりスピードアップさせ、セキュリティを向上させてきた。クラウドフレアのスペクトラムは、今回、その他のすべてのものの保護と高速化を実現する。スペクトラムでは、メールサーバ、ゲームサーバ、IoTデバイスなどをクラウドフレアを介して配置することにより、使用しているプロトコルに関係なくDDoS攻撃から保護できる。

「スペクトラム」は、任意のインターネットプロトコルを使用してトラフィックをプロキシすることによって機能する。スペクトラムの導入により、クラウドフレアは、150以上のデータセンターで構成されるグローバルネットワーク全体においてすべてをスピードアップさせ、インターネットに接続されているすべてのものを攻撃から保護できるようになる。

クラウドフレアの共同創業者でCEOであるマシュー・プリンス (Matthew Prince) は次のように述べている。「クラウドフレアは、世界中のユーザーのインターネットエクスペリエンスを向上させることに常に注力してきましたが、これまではウェブプロトコルを保護し、スピードアップさせてきました。スペクトラムでは、クラウドフレアのパワーをウェブ以外のプロトコルにも適用できるようになり、より良いインターネットを構築するための大きな一歩を踏み出しています」

スペクトラムの利点は次のとおりである。

  • DDoS攻撃からすべてのものを守る。メールや独自のエンタープライズアプリケーションなどの多くの重要なサービスを、それらを利用不可能にさせる大規模なDDoS攻撃から守ることができるようになった。
  • レガシープロトコルとアプリケーションの暗号化。企業で使用されている多くのレガシープロトコルは、依然として暗号化された通信をサポートしていないが、スペクトラムを使用すると、暗号化された接続を介してトラフィックを送信できる。
  • パフォーマンスの向上。より高速なTLS、最適化されたネットワークルーティング、および高速相互接続により、スペクトラムを介するサービスは、ネイティブインターネットよりも高速になるケースが多い。

スペクトラムは、既に多くの利用者に活用されている。

ハイピクセル (Hypixel) のブルース・ブレア (Bruce Blair) CTOは次のように述べている。「ハイピクセルは、ミライ (Mirai) ボットネットのDDoS攻撃の最初の対象の1つだったのですが、頻繁に大きな攻撃を受けています。スペクトラムの導入前には、不安定なサービスやテクニックに頼らざるをえず、レイテンシが大きくなりユーザーエクスペリエンスが悪化していました。スペクトラムの導入により、レイテンシを高めることなく継続的に保護することができるようになり、オンラインゲームなどといったレイテンシやアップタイムに敏感なサービスに最適です」

モンテシト・バンク・アンド・トラスト (Montecito Bank & Trust) の技術担当ディレクター、ポール・アブラムソン (Paul Abramson) は次のように述べている。「万一攻撃の対象となっても、確実かつ安全にオペレーションを継続できるようにするために、メールやSSHなどの追加サービスを保護するセキュリティソリューションを求めていました。クラウドフレアがスペクトラムを立ち上げたことを嬉しく思っています」

スペクトラムは現在、クラウドフレアのエンタープライズ顧客が利用可能である。クラウドフレア・スペクトラムの詳細については、以下のリソースを参照されたい。

クラウドフレアについて
クラウドフレア (Cloudflare, Inc.) (www.cloudflare.com / @cloudflare) のミッションは、より快適なインターネット環境を構築することである。同社は現在、世界最大級のネットワークの1つを運営していて、月間10兆件以上のリクエストを処理し、これは全世界28億人以上のインターネットユーザーのすべてのリクエストの10%近くに相当する。クラウドフレアは、ハードウェアの追加やソフトウェアのインストール、コード行の変更などが不要な方法で、オンライン上のすべてのインターネットアプリケーションを保護し、高速化する。クラウドフレアを活用するインターネットプロパティでは、すべてのウェブトラフィックが、新しいサイトが追加されるたびによりスマートになる、インテリジェントなグローバルネットワークを介してルーティングされる。その結果、パフォーマンスの大幅な向上と迷惑メールやその他の攻撃の減少が見られる。クラウドフレアは、世界経済フォーラムによって「テクノロジー・パイオニア」として認められ、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によって2年にわたって「最も革新的なネットワーク企業・IT企業 (Most Innovative Network & Internet Technology Company)」に選ばれたほか、ビジネス誌「ファスト・カンパニー (Fat Company)」の「世界で最も革新的な企業50 (World's 50 Most Innovative Companies)」にも選出されている。クラウドフレアはカリフォルニア州サンフランシスコに本社を構え、テキサス州オースティン、イリノイ州シャンペーン、ニューヨーク州ニューヨーク、ワシントンDC、ロンドン、シンガポールに事務所を有している。

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