ニューヨーク州ハドソン発, June 01, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- 遺伝子組み換えマウスモデルや関連サービスのグローバル･リーダーであるタコニック･バイオサイエンシズ（Taconic Biosciences）は、ERSゲノミクス（ERS Genomics、以下「ERS」）のCRISPR-Cas9テクノロジーを活用して独特のネズミモデルを生成するため、ERSとライセンス契約を結んだことを発表した。
同契約に準じて、タコニック（Taconic）は「UCバークレイ特許 （UC Berkeley patent）」とも呼ばれるCRISPR-Cas9特許を世界各国で非独占的に使用できるライセンスを取得する。ERSゲノミクスの創設者、エマニュエル･シャーペンティエ （Emmanuelle Charpentier）は、CRISPR-Cas9テクノロジーの共同発明者である。ESRとの同契約は、ブロード･インスティテュート（Broad Institute）との既存のライセンス契約に追加されるものであり、タコニック（Taconic）のCRISPRサービスプラットフォームを補足している。両グループとライセンス契約を結ぶことにより、タコニック（Taconic）はマウスとラットの両種で全細胞タイプを使用できるようになり、動物モデルの分野において独特な立場を打ち立てている。
タコニック･バイオサイエンシズ（Taconic Biosciences）の遺伝子組み換えモデル設計担当ディレクター、ジョン･クース博士 （Dr. John Couse）は次のように述べている。「CRISPR-Cas9によって、遺伝子編集、そして創薬に革命がもたらされたことは間違いありません。ERSのテクノロジーをタコニック（Taconic）の既存のCRISPRプラットフォームに追加することで、各種免許を取得済みの包括的なCRISPRプラットフォームを提供し、競合企業の中でも傑出することができるようになります。」
ERSの最高経営責任者、エリック･ローズ （Eric Rhodes）は次のように述べている。「このテクノロジーへのアクセスをさらに拡張するという当社の目標達成に向けて、タコニック（Taconic）を当社のライセンス付与先に追加できたことを嬉しく思っています。タコニック（Taconic）は、動物モデルの分野で世界的に認められているリーダーです。」
タコニック（Taconic）は、齧歯類モデル生成サービスにおいて全認可を受けているプロバイダーであり、20年間にわたるモデルデザインの経験を持つ。同社では、遺伝子不活性化、遺伝子変異、遺伝子置換、トランスジェニック発現、RNAi、CRISPR/Cas9テクノロジーを活用する遺伝子編集を提供し、各顧客のプロジェクトに合わせて適切なツールを活用している。モデル設計から繁殖とコロニー管理へシームレスに移行できるタコニック（Taconic）独自の能力により、顧客に総合的なソリューションを提供している。これらの科学サービスには、遺伝子工学操作モデルの取得、生成、インポート、ライセンス手配、繁殖、テスト、準備、および世界各国の任意の場所への流通が含まれる。
タコニック（Taconic）のカスタムモデル生成について詳しくは、電話番号1-888-TACONIC（888-822-6642）（米国）または+45 70 23 04 05（欧州）またはinfo@taconic.comまで問い合わせのこと。
タコニック･バイオサイエンシズについて
タコニック･バイオサイエンシズ （Taconic Biosciences, Inc.）は、遺伝子組み換え操作による齧歯類モデルおよびサービスにおいて全認可を受けているグローバルリーダーである。1952年に創立されたタコニック（Taconic）は、バイオテクノロジー企業や機関による貴重なリサーチモデルの取得、カスタム生成、繁殖、事前コンディショニング、試験、および世界各地への流通を支援している。遺伝子組み換え操作を行ったマウスモデルやラットモデル、精密リサーチ用マウスモデル、統合モデル設計･繁殖サービスを専門とするタコニック（Taconic）では、米国および欧州に3ヶ所のサービスラボラトリーと6ヶ所の繁殖施設を擁し、アジアにおける流通取引関係も維持しており、世界中のほとんど随所に動物モデルを提供できるグローバルな出荷能力を備えている。