プロリンクス、デュアル受容体アゴニストの新技術開発に向け、SBIR助成金を獲得


サンフランシスコ発, Sept. 26, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- プロリンクス (ProLynx) は本日、単一の媒体で2つ以上の薬剤のデリバリーをコントロールする技術プラットフォームを拡張するために、NIHから中小企業技術革新制度 (Small Business Innovation Research、SBIR) の助成金付与を受けたことを発表した。プロリンクスのプラットフォームでは、既定の速度で薬剤を放出するよう事前にプログラミングされた自己開裂型リンカーで薬剤をハイドロゲルミクロスフェアに繋いでいる。薬剤は、皮下注射後にミクロスフェアキャリヤから体循環にゆっくりと放出される。放出された薬剤の半減期は使用されたリンカーの開裂速度のみによって制御されるため、2つの異なった薬剤が同一のリンカーによって同一のキャリヤに添付されていれば、体内に放出された2つの薬剤の半減期が同一になる。各薬剤の相対的効力は、キャリヤに添付されている各薬剤の相対的な量によってコントロールされる。

共同創業者ダニエル・サンティ (Daniel Santi) は以下のように述べている。「当初、弊社では長期作用型GLP-1受容体アゴニストとグルカゴンまたはGIP (グルコース依存性インスリン分泌刺激ペプチド) 受容体アゴニストの組み合わせでこの技術を開発しました。成功すれば、2型糖尿病と脂肪性肝疾患/NASHを標的にするデュアルアゴニスト肥満防止薬を対象とした競争の激しい分野に迅速に参入して大きな影響力を確保できます。放出される2つの薬剤の量はキャリヤに添付される量のみによって制御されるため、バランスの取れた活性を備えるデュアルアゴニストの複合製剤を発見・生産するための簡単で柔軟かつ効果的な方法になります。アゴニストの最適な割合の決定を促進するこのアプローチは、同一のペプチドに完璧にバランスの取れた2つのアゴニスト活動を組み込むという、技術的に困難な方法とは全く異なっています。」また、プロリンクス取締役会の会長、ウィリアム・J・ルター (William J. Rutter) は次のように述べている。「プロリンクスの画期的なデュアルアゴニストのアプローチは、ペプチドの複合療法のデリバリーで優先される方法になる可能性があります。」

プロリンクスについて カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を持つプロリンクス (ProLynx LLC) は、小分子、ペプチド、タンパク質の半減期を延長する独自の薬剤送達システムの開発を行っている株式非公開のバイオテクノロジー企業である。同社はこの技術を応用して製薬会社の候補薬の半減期を延長し、特許期限切れの医薬品の特性を改善している。月1回投与型GLP-1受容体アゴニストおよび長期作用型皮下オクトレオチドがプロリンクスの前臨床ポートフォリオに含まれ、PEG~SN38は第1相臨床試験中である。同社についての詳細情報は、www.ProLynxllc.comに記載されている。

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