セイバーウィング・エアクラフト・カンパニー、初回資金調達の完了間近

エンジェル投資目標額の140%を達成


カリフォルニア州カマリロ発, Jan. 31, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- セイバーウィング・エアクラフト・カンパニー (Sabrewing Aircraft Company) のCEO、エド・デ・レイエス (Ed De Reyes) は、当初のエンジェル投資目標額の140%を調達したとを発表した。デ・レイエスは次のように述べている。「100万ドル (約1億900万円) 弱を上限として、間もなくこのラウンドをクローズします。」同氏はDroneFund (ドローンファンド)、インテグロLTD (Integro LTD)、その他2人の投資家からの資金調達を公表。デューディリジェンスは12月末に完了し、資金は年始に提供された。

セイバーウィング・エアクラフト・カンパニー (Sabrewing Aircraft Company, Inc.) は、長距離向けで大容量貨物の運搬が可能な大型UAV (無人航空機) のデモ機を、フルサイズの実用ドローン機の65%のサイズで建造中である。デモ機は「パシフィック・ドローン・チャレンジ (Pacific Drone Challenge™) 」競技にも参加し、商用ならびに米国国防省 (Department of Defense) セクター向けのデモ機としても使用される。デ・レイエスによると、2018年5月にテスト飛行を開始し、システム機能、飛行距離、運航を主にチェックし、日本からシリコンバレーまでの歴史的なフライトの準備を進めるという。「ザ・ドラコ2 (The Draco-2) 」と名付けられたこの航空機は実用機の65%のサイズで、最大5,000マイル (9,200km) の航行距離、最大50時間にわたり、最大高度22,000フィート (6,700メートル) で飛行できる設計となっている。

セイバーウィングによると、フルサイズ実用機の最大飛行距離はこのデモ機と同様になるが、有効積載量はデモ機をさらに超えるという。セイバーウィングのフルサイズUAVは、「セスナ208キャラバン (Cessna 208 Caravan) 」および「クエスト・コディアック (Quest Kodiak) 」とほぼ同等のサイズになり、購入価格と航行速度も同程度であるが、有効積載量は2倍近くになる。セイバーウィングのUAVは主に軍事・民間貨物運搬用であり、運航・維持費はキャラバンやコディアックよりも大幅に低い上、最大飛行距離や有効積載量は大幅に大きくなる。

DroneFundは初回資金調達のリード投資家であった。今回の資金調達のクローズ後に、ザ・ドラコ2の設計段階が完了する。調達資金は、最終設計の風洞試験用4分の1サイズのモデルを数個完成させ、アラスカ州、オレゴン州、ハワイ州のパン・パシフィックUAVテスト・レンジ・コンプレックス (Pan Pacific UAV Test Range Complex) でテスト飛行に使用されるザ・ドラコ2航空機の製造を開始するために使用される。

主要投資家の1社である日本のドローン会社、アイ・ロボティクス (iRobotics) のCFO、齋藤和紀 (Kazunori Saito) は次のように述べている。「セイバーウィングが市場化に向けて開発中の新しいテクノロジーはとても有望で、素晴らしい可能性を切り開いています。」

デ・レイエスは次のように述べている。「当社では2002年以来UAVの設計・生産に取り組み、大積載量の長距離UAVの開発を数年間にわたり進めてきました。2000~4000ポンド (約900~1800kg) の貨物を運搬できるUAVのニーズに応えるために、当社のチームが協力してグループ5 UAVの設計に取り組んできました。」

セイバーウィングのドローンは、パイロットが搭乗せずに天候にかかわらず地球上のほぼ、あらゆる遠隔地域に到達でき、有人航空貨物機よりも安全性、経済性、効率性に優れている。これまでに、RQ-4グローバル・ホーク (RQ-4 Global Hawk) などの航空機が太平洋横断飛行に成功しているが、同機は監視、偵察、インテリジェンス収集専用であり、商用ではなく貨物の運搬は意図されていない。

「中高度で飛行する貨物用長距離UAVとして役立つドローンを構築しています。当社のチームは以前、デモ機と同等サイズの大型有人航空機を作っていましたが、今回はその経験から得た経験やデータを活かして自律性、経済性、飛行距離、信頼性に優れたUAVを構築しています。」

セイバーウィング・エアクラフトについて詳しくは、inquiries@sabrewingaircraft.comまで問い合わせるか、同社ウェブサイト (https://www.sabrewingaircraft.com/) を参照のこと。

セイバーウィング・エアクラフト・カンパニーについて
セイバーウィング・エアクラフト・カンパニー (Sabrewing Aircraft Company, Inc.) は、大型UAV (無人航空機) を構築するために、エド・デ・レイエスと最高技術責任者オリバー・ガロウ (Oliver Garrow) によって2016年に創業された。

DroneFundについて
DroneFundは、日本の投資家によるドローンスタートアップに向けた10億円 (約920万ドル) のファンドである。同ファンドの目的は、UAV/ドローンセクターにエンジェル投資を行って日本および米国でドローンのエコシステムを確立することである。

報道関係者向け問い合わせ先
米国: アンジェラ・クロウフォード (Angela Crawford)
201-445-0996
acrawford@lamppartners.com

日本: 齋藤和紀 (Kazunori Saito)
+81-90-3756-4236
saito@exponential.jp

本発表に付随する写真は、http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/5e3618a7-1220-41cf-b8e6-cccb2e31d16fから入手可能。