新しいマイクログリッパー、壊れやすいパーツのハンドリングをわずか2.5グラムの力で実現


カリフォルニア州カールスバッド発, Feb. 16, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- SMACムービングコイルアクチュエーターズ(SMAC Moving Coil Actuators)は、新製品「MGR6シリーズ・マイクログリッパー (MGR6 Series Micro Gripper」」の詳細を発表した。SMAC MGR6シリーズ・マイクログリッパーは、動作部分の質量が極めて小さく、独立型の軸を2つ備え、特許取得済みのソフトランディングルーチンにより、コントロールの行き届いた軽い力で握ることが可能である。サードパーティ製のロボットでエンドエフェクターとして使用することも可能である。ユニットの販売価格は1000ドル(約10万6,000円)未満という手頃価格のソリューションである。

MGR6シリーズ・マイクログリッパーの仕様

  • 寸法 [mm]: 55x47.5x24
  • ストローク [mm]: 10 (各5)
  • ピークフォース [N]: 3.8
  • フォース定数 [N/A]: 11.5

MGR6では、超小型半導体(0201)コンポーネント、小型レンズ、ステント/カテーテル、試料チューブのハンドリング、および電子部品のアセンブリなどの用途が実現されている。これらの用途では、最小2.5グラムまでプログラミング可能な(コントローラによって異なる)同社の特許取得済みソフトランディング機能と、非対称またはオフセットされた経路でピックアップできる独立式でコントロールされた2つのグリッパーフィンガーが活用されている。

スマートフォンや時計などのコンシューマー用製品のトレンドに起因して、小型パーツのアセンブリが増加している。こうしたパーツは極めて小さく壊れやすいため、人の手によって取り扱うことはほとんどできない。さらに、この製品は、「ピックアップの実行」、「正しい位置に配置」、「パーツを下ろした」などの作業中の動態についてフィードバックできる。MGR6では、特に複雑な小型製品の大量生産など、小型パーツのアセンブリを増強している。

現在、小型グリッパーは主に空気式であり、ガイドが良くなく、シーリング部の摩擦のために力がかかりすぎ、グリッパー自体が単一軸のため、オフセットされているパーツに損傷が及ぶ場合がある。

SMACのマイクログリッパーなどを含めたデバイスは、SMACの内蔵センサーフィードバックシステムにより、「作業をしながら同時にその成功を確認する」ための独特なメカトロニクス能力を備えている。このことにより、アクチュエーターが100%リアルタイムで主要プロセスの品質確認を行い、結果をフィードバックできるようになる。

SMAC電気式グリッパーでは、スピード、位置、力をプログラムでき、データフィードバック機能が整っている。各掴み部分を独立して制御することができるため、力、測定、位置設定を正確にコントロールできる。100%の確認が必要な配置、測定、検査などの多様な用途に最適である。

問い合わせ先: info@smac-mca.com