イリノイ州オークブルック発, Feb. 18, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- マクドナルド (McDonald’s、NYSE:MCD) は本日、子供の食事や読書材料のアクセスに対する自社の影響力を活用して家族への取り組みを拡大し、ロナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティー (Ronald McDonald House Charities) を通して家族が一緒にいられるようにすることに対するコミットメントを強化したことを発表した。マクドナルドは、2022年までに120市場におけるハッピーミール (Happy Meal) のメニューを改善し、よりバランスの取れた食事を提供し、食材を簡素化し、栄養情報の透明性を維持し、子供向けの責任あるマーケティングを強化し、革新的なマーケティングを活用しすることにより、ハッピーミールに含まれている推奨食品群を含む食料品・飲料の購入の推奨に取り組む。
マクドナルドの社長兼CEOであるスティーブ・イースターブルック (Steve Easterbrook) は次のように述べている。「世界最多の利用者を持つレストランの1つとして、家族を支援し、食生活を改善し、読書の喜びを推奨し、ロナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーを通して困っている人たちを支援する機会があることを認識しています。私たちの規模と網羅範囲を考えると、これらの行動でより多くの選択肢を消費者にもたらし、何百万もの家族に当社独自の良い効果をもたらすことができます。これらのことは、より良いマクドナルドを築いていく上でも重要です」。
マクドナルドは、2013年に「より健康な世代のためのアライアンス (Alliance for Healthier Generation (以下「Healthier Generation」))」との協力を開始し、20の主要市場*で果物、野菜、低脂肪乳製品および水を摂取しやすくための包括的な20年間計画の作成への取り組みを開始した。これらの市場の多くでは、これらの既存のコミットメントが予定よりもさらに捗っている。
現在、同社はHealthier Generationと協力して、2022年までに5つの新しいグローバル・ハッピーミール・ゴールを設定している。
1.バランスの取れた食事を提供する
科学と栄養政策に基づく厳しい栄養基準を使用して、2022年末までに、各市場におけるメニュー (レストランのメニューボード、キオスクのメイン注文画面、自社所有のモバイル注文アプリケーション) で最低でも50%以上のハッピーミールで、600カロリー以下、飽和脂肪からのカロリーは10%以下、塩分は650mg以下、添加糖分からのカロリーは10%以下という、マクドナルドの新しいグローバルハッピーミール栄養基準を満たすようにする。
現在、20の主要市場のメニューボードで提供されているハッピーミールの組み合わせの28%が、これらの新しい栄養基準に適合している。50%以上という目標を達成するために、メニューボードの「ハッピーミール」セクションは、新規メニュー製品の追加、再調整または削除を行う。例えば先月、イタリアのマクドナルドは、ハッピーミールのメインディッシュとして、脂肪分が少なくタンパク質が豊かな「ジュニアチキン」と呼ばれるサンドイッチ (グリルチキン) を導入した。オーストラリアのマクドナルドは現在、新しい野菜と脂肪分の少ないタンパク質豊かなオプションを検討中であり、フランスのマクドナルドは新しい野菜料理の提供を検討している。
2.原材料の簡素化
消費者の嗜好や優先事項が進化し続ける中、ハッピーミールを優先し、人工香料および人工着色料の除去、および人工保存料の削減により原料を簡素化する予定である。 2016年、米国のマクドナルドはチキンマックナゲット (Chicken McNuggets) への人工保存料の使用を中止した。この製品には人工香味料や人工着色料は使用されいない。フランス及びカナダのマクドナルドのチキンマックナゲットは、人工香味料、人工着色料、人工保存料を使用していない。
3.ハッピーミールの栄養情報を明確表示
同社は、ハッピーミールの栄養情報がマクドナルド所有の全ウェブサイトや注文に使用するモバイルアプリで簡単に入手できるようにするという目標を打ち立て、マクドナルドのメニューに記載されている品目の栄養情報を簡単に手に入れたいという消費者の希望に応えるよう常に努めている。
4.市場における責任
この新目標の下で、子供向けに宣伝されるハッピーミールのセットは全て新しい世界的な栄養基準を満たし、子供向けのマーケティングに関する既存の地方/地域広告における確約も引き続き守る。
5.ハッピーミールで推奨される食品群を含む食品や飲料の購入を促進するために、革新的なマーケティングを活用する
マクドナルドは、パッケージングやプロモーション、キオスクやモバイルアプリ等の新技術の使用等の革新的なマーケティングを活用するために、自社の規模や網羅を活用して実現できる良い影響を利用して、ハッピーミールに含まれる果物、野菜、低脂肪乳製品、全粒製品、低脂肪タンパク質、水分をより多く提供するチャンスについて認識している。この目標はこれらの行動をさらに推進し、測定コンポーネントを含めると共に、ベストプラクティスや結果を透明性の高い方法で社外でも共有する。
マクドナルドのアメリカにおけるハッピーミールの変更
米国の顧客には、今年中に「ハッピーミール」の先行更新メニューが提供される。2018年6月、米国内でハッピーミール・メニューボードの組み合わせとして提供される食事の100%が600カロリー以下になり、これらの食事の組み合わせの100%は、糖分添加量、飽和脂肪についての新しい栄養基準を遵守し、78%は新しい塩分基準を遵守する。
- メインコースのオプションは、ハンバーガー、チキンマックナゲットの4ピースまたは6ピースのみになる。チーズバーガーは利用者の要望によって提供される。
- 6ピースのチキンマックナゲットのミールでは小サイズのフライドポテトを子供用サイズのフライドポテトに変更して、フライドポテトのカロリーと塩分を半減させる。
- 糖分の添加量を削減するために、チョコレートミルクの調合を変更する。この期間中、チョコレートミルクはハッピーミール・メニューから外されるが、利用者の要望に応じて提供可能である。
- 今年後半には、ハッピーミールのメニューボードに飲料のオプションとしてボトル入りの水が追加される。
- 2017年12月、米国マクドナルド (McDonald's USA) は、オネスト・キッズ・アップリー・エバー・アフター (Honest Kids Appley Ever After) という有機ジュースドリンクへの移行を完了した。この製品は、米国における100%アップルジュースよりも45カロリー少なく、糖分も半分である。
予定されているこれらのメニュー更新により、利用者のメニュー選択によっては、平均でカロリー20%、添加糖分50%、飽和脂肪13%、塩分17%が削減される。これらの削減は、米国のハッピーミールで今年の後半に計画されているメニューと、昨年のメニューの平均栄養データを比較したものである。米国のメニューボードで現在利用可能なハッピーミールの組み合わせのいくつかは既に新しい栄養基準を満たしており、それらについての変更はない。
米国マクドナルドが前回この規模で変更を行ったのは2013年であり、Healthier Generationとのコミットメントの一環としてメニューボードのハッピーミールのセクションからソーダを削除した。その結果、水、ミルクまたはジュースを飲料として選択したハッピーミールの注文数が14パーセンテージポイント増加した。2013年12月、利用者の38%がハッピーミールの飲料として水、ミルクまたはジュースを選択し、2017年12月には52%に増加した。同時期、ソーダおよびその他の飲料を含むハッピーミールは62%から48%減少した。米国で注文されたハッピーミールの半数以上で水、ミルクまたはジュースが飲料として選択されたのは、史上初めてであった。
より健康な世代のためのアライアンスの最高経営責任者 (CEO) であるハウエル・ウェッスラー博士 (Dr. Howell Wechsler) は次のように述べている。「Healthier Generationは、初日からマクドナルドとの共同の取り組みが子供向けのメニューオプションを大規模に改善できることを理解していました。今日の発表は、メニューボード上で提供されるハッピーミールセットにおいて、子供のカロリー、飽和脂肪、塩分、糖分への影響についての有意義な進歩があったことを示しています。また、さらに水分の摂取量を増やすためにも役立ちます。このことで高水準を打ち立てることができ、他の業界リーダーたちもこれに追従してくれることを願っています」。
マクドナルドのグローバル栄養責任者であり、登録栄養士であるジュリア・ブラウン (Julia Braun, MPH) は次のように述べている。「私は栄養士であり母親でもあるので、Healthier Generationとの協力により大きな目標を導入し、世界中の家族に良い影響を与えられることを願っています。私たちの取り組みにより大きな変化が生じて、本当の進捗を達成することができました。食に対する取り組みの一環として、測定可能な改善を生み出していくために、当社は家族がバランスの良いオプションを選択しやすくすることを継続します」。
これらのコミットメントは世界の全市場に適用され、グローバル売上高のほぼ85%を占めている20の主要市場における進捗状況の測定と報告が行われる。同社はHealthier Generationおよび独立系第三者との協力により、2年ごとに進捗状況を測定・公表する。
「ハッピーミール・リーダーズ (Happy Meal Readers)」ブックプログラム
同社はまた、読書の楽しみを推奨し、もっと多くの家族に体験してもらうためにその規模を活用している。2001年以来、同社とそのフランチャイズ店舗は、ハッピーミールで3億7,000万冊以上の書籍を配布している。「ハッピーミール・リーダーズ」は拡大を続けており、2019年までに100市場以上での子どもたちがハッピーミールで一年中本やおもちゃを選ぶことができるようになる。
ロナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティー (RMHC)
マクドナルドは、40年以上にわたり病気の子供のそばに家族が滞在できるように家族をサポートするという重要な役割を果たしてきた。マクドナルドは同慈善団体の創設ミッションパートナーであり、現在もマクドナルドレストランの規模と到達範囲を活用してチャリティーの成長を支援するための宣伝・募金活動を行っている。RMHCは、世界中64か国・地域で、ロナルド・マクドナルド・ハウス (Ronald McDonald House) 364カ所、ロナルド・マクドナルド・ファミリー・ルーム (Ronald McDonald Family Room) 227カ所、ロナルド・マクドナルド・ケア・モビール (Ronald McDonald Care Mobile) 49台を通して、必要な介護を受けられる場所の側に家族が滞在できるようにすることを支援している。昨年だけでも、RMHCは550万人以上の子供や家族に介護とリソースを提供した。昨年、マクドナルドのレストランは地域社会や世界のコミュニティに約240万泊分の宿泊を提供した。
マクドナルドについて
マクドナルドは、100カ国以上に37,000軒以上の店舗を構える世界有数のグローバルフードサービスリテール企業である。世界中のマクドナルドのレストランの約90%は、地元の男女事業主によって独立所有・経営されている。
Healthier Generationについて
「より健康な世代のためのアライアンス」は、子供達の周りの環境を健康な生活を促進できるようにすることで、生涯にわたる健康な生活習慣を身に付けられるように努めている。Healthier Generationは全国の学校、地域社会、企業と協力して、これまでに2500万人以上の子供たちを支援している。HealthierGeneration.orgで改善に貢献し、FacebookやTwitterも参照のこと。
* 主要20市場:米国、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、英国、フランス、ドイツ、オーストリア、スペイン、オランダ、イタリア、ポーランド、スウェーデン、スイス、ロシア、香港、中国、日本、台湾、オーストラリア。
報道関係者の問い合わせ先 | |
ベッカ・ヘイリー (Becca Hary) マクドナルド becca.hary@us.mcd.com | ケイト・シスケル(Kate Siskel) より健康な世代のためのアライアンス (Alliance for a Healthier Generation) kate.siskel@healthiergeneration.org |