テレダインDALSA、高性能画像取得用の次世代フレームグラバーを発表


新しい「Xtium2-CLHS」フレームグラバーは、CPU性能に影響を与えることなく、分散型画像処理用のリピータを内蔵した長いファイバケーブルで、高速データレートを実現

オンタリオ州ウォータールー発, Oct. 25, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- テレダイン・テクノロジーズ (Teledyne Technologies) の傘下にある、マシンビジョンテクノロジーのグローバルリーダー、テレダインDALSA (Teledyne DALSA) は、PCIe Gen3プラットフォーム用の次世代の高性能フレームグラバー製品ラインであるXtium2を発表する。Xtium2ラインの最初の製品は、AIAの「カメラ・リンクHS (Camera Link HS®) 」インターフェイスを搭載した2つのフレームグラバーボードのモデル、「Xtium2-CLHS PX8」および「Xtium2-CLHS FX8」である。同シリーズは、コアエクスプレス (CoaXPress®) (バージョン2.0) やカメラ・リンクのような既存および今後のインタフェースもサポートする。

Xtium2-CLHS PX8は、CLHS Xプロトコル (CLHS X-Protocol) を使用して10Gbit/sで動作する7レーンを備え、6.8GByte/sを超えるホスト転送帯域幅を提供できる。Xtium2-CLHS PX8は、アクティブ光ケーブル (AOC) 対応のCX4コネクタをサポートしている。AOCケーブルは、15メートルを超えるケーブル長を実現するために、ファイバーケーブルを使用している。

Xtium2-CLHS FX8は最大4個の双方向SPF+モジュールに対応し、最大4.0GByte/sの画像取込速度と最大6.8GByte/sのホスト転送速度を実現する。低コストのSPF+モジュールと光ファイバケーブルの採用により、ケーブル長を100mに延長できる。さらに、Xtium2-CLHS FX8は、複数の独立型CLHSカメラをサポートする能力を備えている。

シニアプロダクトマネジャーのインダー・コーリ (Inder Kohli) は次のように述べている。「次世代のXtium2フレームグラバーは、カメラ・リンクHSおよびコアエクスプレス・インタフェースを備えた、新しい高速・高解像度カメラのデータスループットとケーブル長の要件を満たすように設計されています。Xtium2シリーズは、CPUを使用せずにオンボードでリアルタイム処理を行うことで、ダウンストリームの画像処理を簡素化します。引き続き設計はパフォーマンスを重視していますが、信頼性とシステムコストの削減も、これらの製品での重要な成果です。」

Xtium2-CLHSフレームグラバーは、最先端のカラー、新しいリニアML (Linea ML) のようなマルチスペクトル・ラインスキャンカメラと組み合わせることで、もっとも要求の厳しい最新のビジョンアプリケーションを実現できる。

Xtium2-CLHSの主な特長

  • 性能を犠牲にすることなく、最大データレートで15メートルを超える長いケーブルの使用を実現
  • 最大の入力データレートでデータ転送を活用する分散型処理
  • Xtium2-CLHSシリーズは、2つのボードで構成されている。
       •   Xtium2-CLHS PX8は、アクティブ光ケーブル (AOC) 対応のCX4コネクタを使用
       •   Xtium2-CLHS FX8はスケーラブルなソリューションのために4つのSFP+スロットを使用
  • 複数の独立型カメラから同期取得
  • マルチプレーンサポート機能を搭載したハイダイナミックレンジでのイメージング
  • リアルタイムのオンボードプロセスにより、すぐに使用可能なピクセルフォーマットを提供し、処理時間を短縮
  • 97%のデータ転送効率を実現するCLHS Xプロトコルをサポート
  • 高度なメタデータに対応し、信頼性が高い
  • 無償のSapera LT SDKでサポート

詳細については、Xtium2製品ページを閲覧されたい。セールスについては、同社の問い合わせ先ページを閲覧されたい。また、フル解像度の画像については、オンラインのメディアキットを閲覧されたい。

テレダインDALSAについて
テレダインDALSA (Teledyne DALSA) は、センシング、イメージング、特殊半導体ファブリケーションにおける国際的テクノロジーリーダーである。同社のセンシングソリューションは、赤外線から可視、X線までを網羅し、MEMSファウンドリーは世界的リーダーとして高く評価されている。さらに、子会社のテレダイン・オプテック (Teledyne Optech) およびテレダインCARIS (Teledyne CARIS) では、先進3D調査および地理空間インフォメーションシステムを提供している。テレダインDALSAは、カナダのウォータールーに本社を構え、全世界で約1,400人を雇用している。詳細については、www.teledynedalsa.comを閲覧されたい。

テレダイン・イメージングについて
テレダイン・イメージング (Teledyne Imaging) は、テレダインDALSAの親会社である。テレダイン・イメージングの傘下企業は、数十年にわたる豊富な経験と卓越したノウハウを駆使してこのタイプで最高の製品と技術を提供し、世界でもっとも豊かで幅広いイメージセンシング技術ポートフォリオを提供している。詳しくは、www.teledyneimaging.comを閲覧されたい。

すべての商標は、各社の登録商標である。
テレダインDALSAでは、予告なく随時に変更を行う権利を保持する。

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本発表に付随する写真は、以下から入手可能である。 http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/68a2a3a8-96c1-4f87-87dd-5683744fbf2d