サンフランシスコ発 , Jan. 30, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- 本日、情報セキュリティイベントにおける世界的なリーディングプロバイダー、ブラック・ハット・アジア (Black Hat Asia) が、シンガポールでまもなく開催されるイベントの基調講演およびブリーフィング (Briefing) の主な内容を発表した。このイベントでは、1週間の没入型ブリーフィング、実践トレーニング、業界の最新ソリューションを紹介するビジネス・ホール、そして実務者からエグゼクティブレベル、およびより広範な情報セキュリティコミュニティに従事する人々にとって重要なトピックに関する一連の特別プログラムが提供される。
ブラック・ハット・アジアは、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ (Marina Bay Sands) で2019年3月26~29日に開催される。詳細情報および参加登録料の200シンガポールドル (約16,000円) の割引 (3月22日まで有効) については、以下を閲覧されたい。blackhat.com/asia-19/registration.html
「ブラック・ハット・アジア2019」の第1ラウンドのブリーフィングのハイライトは次のとおりである。
- モバイルデバイス、パーソナルコンピューター、クラウドに至るまで、あらゆる所で重要なデータが曝露され世界中に衝撃を与えた攻撃である、メルトダウン (Meltdown) とスペクトル (Spectre) の新亜種を明らかにする講演。
- クリプトグラフィーについての講演では、主要なHTTPS実装における、以前にパッチが適用された脆弱性を明らかにし、Cisco ASA CVEがセッションクッキーなどの機密データをネットワークベースのアタッカーに漏洩する可能性があることなどについて扱う。
- インテル (Intel) のコントロールフロー・エンフォースメントテクノロジーの存在下でコントロールフローのハイジャックを使用して、ウィンドウズ (Windows) オペレーティングシステムの欠陥を露呈させる研究、およびiOSデバイスでカスタムファームウェアイメージを起動することにより、Appleのオペレーティングシステムの脆弱性を露見させるブリーフィング。
- ワード (Word) の文書を悪用して機密情報にアクセスしたり、クレデンシャル情報を取得するためのフィッシング文書を作成したり、マイクロソフト (Microsoft) の最新のセキュリティ機能を回避したりする方法の実演を含む、マイクロソフト・オフィスの機能全体で発見された脆弱性。
- 製造、建設、輸送、およびその他の産業用アプリケーションで使用されている無線周波数 (RF) リモートコントローラーを攻撃し、サボタージュ、傷害、盗難、恐喝を実行する恐れについての深部に及ぶ解説。
基調講演
ミッコ・ヒッポネン - セキュリティおよびプライバシーエキスパート
ヒッポネンは、セキュリティ上の脅威との闘い、30年近くにわたるオンライン犯罪の追跡、および世界中でその取り組みを共有することに尽力してきた。「『スマート』と呼ばれる器具には、常に脆弱性が存在する」という「ヒッポネンの法則」の生みの親でもある。Fセキュア (F-Secure) の最高リサーチ責任者を務める同氏は著名なセキュリティ専門家であり、その研究は「ニューヨーク・タイムズ (The New York Times) 」、「ワイヤード (Wired) 」、「サイエンティフィック・アメリカン (Scientific American) 」などの新聞・雑誌で紹介されている。ヒッポネンはオックスフォード、スタンフォード、ケンブリッジ大学でも講義した人気の講演者であり、そのTEDトーク (TED Talk) は150万人もが視聴し、40言語に翻訳されている。継続した研究に加えて、同氏はインターネット・アーカイブ (Internet Archive) のマルウェア博物館 (Malware Museum) の学芸員も務めている。
2019年の最新のプログラムラインナップおよびプレゼンテーションの要約は、blackhat.com/asia-19/briefings/schedule/index.htmlで閲覧可能である。
新規! ブラック・ハット・アジア2019のエグゼクティブ・サミット
3月27日水曜日に、アジアの最も聡明なセキュリティ担当幹部がセキュリティ業界のリーダーや先進の思想家を対象としたこの新しいイベントに参加する。参加者は、次世代の情報セキュリティ戦略の形成を支援しているさまざまな業界の専門家による講演を聴くことができる。エグゼクティブ・サミットは、オープンで協力的な環境を醸成するために「チャタムハウスルール」を守って行われる。詳しくは以下を閲覧されたい。blackhat.com/asia-19/executive-summit.html
クラスルームスタイルのコース - ブラック・ハット・トレーニング (Black Hat Trainings)
ブラック・ハット・アジアでは、ブリーフィングの前に、業界の最新鋭らがリードする実技中心のテクニカルトレーニングコースが4日間にわたり実施される。今年のトレーニングでは、インフラのハッキング、侵入テスト、マルウェア分析、SDR、およびその他のトピックを扱う。ラインナップについての詳細情報および希望のコースで300シンガポールドル (約24,000円) の割引 (3月22日まで有効) を利用するには、以下のリンクを閲覧されたい。blackhat.com/asia-19/training/schedule/index.html
ライブ実演 - ブラック・ハット・アーセナル (Black Hat Arsenal): ツールを発表!
ブラック・ハット・アーセナル (ブラック・ハットの「兵器」) は、大人気のツール・実演エリアをシンガポールで再び開設し、オープンソースコミュニティの新鋭開発を披露する。アーセナルについての詳細情報および厳選された今年度のツールについては、以下を閲覧されたい。blackhat.com/asia-19/arsenal/schedule/index.html
ブラック・ハット・アジアのスポンサー
ブラック・ハット・アジア2019のトップスポンサーは、以下のような企業である。ダイヤモンドスポンサー: インフォブロックス (Infoblox)、テナブル (Tenable)。プラチナスポンサー: ポリスワーム (PolySwarm)、クオリス (Qualys)。ゴールドスポンサー: アノマリ (Anomali)。スポンサーシップの機会についての詳細および全参加企業リストについては、以下を閲覧されたい。blackhat.com/asia-19/event-sponsors.html
ブラック・ハットのソーシャルメディア (#BlackHat)
ブラック・ハットの今後の日程・イベント
- ブラック・ハットUSA 2019 (Black Hat USA 2019)、ネバダ州ラスベガス、2019年8月3~9日
- ブラック・ハット・ヨーロッパ2019 (Black Hat Europe 2019)、英国ロンドン、2019年12月3~6日
ブラック・ハットについて
ブラック・ハット (Black Hat) は、20年以上にわたり情報セキュリティに関するリサーチ、展開、トレンドについての最新の情報を参加者に提供している。これらの名高いグローバルイベントやトレーニングは、セキュリティコミュニティのニーズを主体として開催され、業界の一流人材を結集させている。ブラック・ハットは学術界、世界一流の研究者、官民セクターのリーダーの間における協力と成長を促し、キャリアレベルを問わず専門家を奨励している。ブラック・ハット・ブリーフィングおよびトレーニングは、米国、欧州、およびアジアで毎年開催されている。詳しい情報については、ウェブサイト (blackhat.com) を閲覧されたい。ブラック・ハットは、UBMによって企画されている。UBMは、2018年6月にインフォーマPLC (Informa PLC) と合併し、業界をリードするB2B情報サービスグループおよび世界最大のB2Bイベントオーガナイザーとなった。
詳細情報および最新のニュースや情報については、www.ubm.comおよびwww.informa.comを閲覧されたい。
報道関係者向け問い合わせ先
キンバリー・サムラ (Kimberly Samra)
ブラック・ハット広報担当 (Black Hat PR)
415-947-6362
BlackHatPR@ubm.com