プロリンクス、米国国立がん研究所におけるDNA損傷剤PLX038 (PEG~SN-38) とPARP阻害剤Rubraca® (ルカパリブ) 併用第IB相臨床試験を発表

San Francisco, California, UNITED STATES


サンフランシスコ発, April 14, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- プロリンクス (ProLynx LLC) は本日、米国国立がん研究所 (NCI) における肺小細胞がんに対する第IB相臨床試験で、PLX038による初回の患者治療を発表した。この試験では、長時間作用型ペグ化SN-38のPLX038をクロービス・オンコロジー (Clovis Oncology) のPARP阻害剤ルカパリブと併用する。前臨床試験では、PEG~SN-38ナノ分子が腫瘍内に蓄積して長期間留まり、DNA損傷剤SN-38が徐々に放出された。DNA修復酵素のPARP-1、-2、-3がルカパリブにより阻害され、損傷した腫瘍DNAの修復を妨げた。この機序は、SN-38などのDNA損傷剤と相乗的に作用して、腫瘍を縮小させる。現在のところ、DNA損傷剤とPARP阻害剤の併用による相乗的な抗腫瘍効果は、特に骨髄などの正常組織への相乗毒性を伴う。 

NCIの試験では、「ギャップトスケジュール」アプローチを採用して、2剤併用の潜在毒性を防止ししつつ、SN-38とPARP阻害剤の相乗的抗腫瘍作用を保持することを目指している。このアプローチは、試験実施に携わるNCIのイーブス・ポミエ (Yves Pommier) 医学博士とアニッシュ・トーマス (Anish Thomas) 医学博士が命名した新奇の手法である。この試験では、まず患者にPLX038を投与し、腫瘍内にこの薬剤を蓄積させてから、PLX038が骨髄などの正常組織から排出されるまで時間をおいて、腫瘍細胞にPLX038が残っている状態で、ルカパリブを投与する。

プロリンクス創業者兼社長のダニエル・V・サンティ (Daniel V. Santi) 医学博士は、次のように述べている。「ギャップトスケジュールアプローチの優れている点は、ルカパリブによる治療時にも、SN-38とルカパリブの両方が腫瘍内に同時に存在しており、相互に作用して、相乗的な抗腫瘍効果を発揮し、合成致死性が向上することです。ただし、併用による相乗毒性が発生しないよう、骨髄などの正常組織に2剤が同時に存在しないように留意する必要があります。」

NCIがん研究センター創薬部門のトーマス医師とポミエ医師は、共同研究開発契約 (CRADA) を通じて、プロリンクスの試験に協力している。

本臨床試験の詳細情報は、clinicaltrials.govより、識別番号NCT04209595で入手可能である。PLX038臨床試験に登録したい患者は、NCIのフリーダイヤル番号1-800-4-Cancer (1-800-422-6237) (TTY:  1-800-332-8615) まで問い合わせされたい。

プロリンクスについてプロリンクス (ProLynx) は、タンパク質、ペプチド、小分子の半減期を延長するための独自の薬剤送達システムを開発するバイオテクノロジー企業である。同社は、自社ポートフォリオの特許期限切れの医薬品の特性を改善し、自社の技術を応用して複数の製薬会社の候補薬の半減期を延長している。同社の拠点はカリフォルニア州サンフランシスコにある。詳細については、www.ProLynxllc.comを閲覧されたい。

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