Biotalys、グローバルな成長に備えて最高財務責任者にウィム・オットバーを指名

国際的な財務リーダーを迎えて経営陣を強化


ベルギー・ヘントおよびノースカロライナ州リサーチトライアングルパーク発, July 10, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 食糧および農作物保護の革新的企業であるBiotalys NVは本日、最高財務責任者にウィム・オットバー (Wim Ottevaere) を指名したことを発表した。ウィムは経営陣の一員として、ヘントを拠点とする。今後、彼は戦略的財務を主導し、次回の資金調達イベントに向けて組織を支援していく。

ウィムは、戦略的財務分野で40年を超える経験を積んでおり、様々な市場で複数のバイオテクノロジー企業に約10億ユーロ (約1,220億円) もの資金を調達してきた。また、ヨーロッパ (ユーロネクスト) と米国 (Nasdaq) で、複数の株式非公開企業の上場に貢献し、投資家および金融機関の広範なグローバルネットワークを持つ。

ウィムはBiotalysで新たな役職に就任したが、複数のバイオテクノロジー企業の非業務執行取締役として今後も務めを果たしていく。Biotalys入社前には、2018年9月まで、ベルギーの大手バイオテクノロジー企業で、当時ユーロネクスト・ブリュッセルとNasdaqに上場していたAblynxで最高財務責任者を務めた。同社は、2018年6月にサノフィ (Sanofi) に39億ユーロ (約4,758億円) で買収された。その前にも、ユーロネクスト・ブリュッセル上場のバイオテク企業インノゲネティクス (Innogenetics) (現富士レビオヨーロッパ) で最高財務責任者を務めた。インノゲネティクス入社前には、財務管理部門で要職を歴任した。彼は、ベルギーのアントワープ大学で経営経済学修士を取得している。

「2022年に初の微生物殺菌剤の上市を控え、ウィム・オットバーを迎えて、Biotalysの成長に不可欠な財務専門知識が補完され、当社経営陣が完璧なものとなります。今後、Biotalysが世界各地の農産物と食糧を保護すべく基盤を構築していくなかで、彼の戦略的アドバイスに期待しています。」と、BiotalysのCEOであるパトリス・セレス (Patrice Sellès) はコメントしている。

BiotalysのCFOとなったウィム・オットバーは次のように追加した。「Biotalysには、有望な技術プラットフォームと農産物のあらゆる病気と保護を網羅する幅広い製品パイプラインがあります。Biotalysが成長を続ける絶好のタイミングで入社できることを光栄に思っており、経営陣の皆さんと協力して、Biotalysが国際企業として次レベルへ飛躍できるように取り組んでいきます。」

Biotalysについて
Biotalysは、新世代型タンパク質ベースの生物防除ソリューションの開発と、安全で持続可能な未来の食糧供給の実現を目指す、成長著しい革新的な農作物保護企業である。

その画期的な技術プラットフォームを基盤として、効果的かつ安全な製品の広範なパイプラインを開発し、土壌からプレートまで、バリューチェーン全体を対象として主要な害虫や病気被害に対処する。高性能かつ一貫性のある化学的特性と、クリーンかつ安全な生物学的特性を組み合わせ、収穫前と収穫後のどちらの用途にも対応する理想的な作物保護剤を提供する。Biotalysの主力製品、微生物殺菌剤「BioFun-1」は、世界各地での果物および野菜の農場試験で、灰色かび病菌やうどんこ病菌などの主要な害虫に対して一貫した高い効果を示している。同社は2020年後半に登録関連書類を提出し、2022年に米国で「BioFun-1」を発売する予定である。続いて世界市場への展開を見込んでいる。

Biotalysは、VIB (フランダースバイオテクノロジー研究機関) のスピンオフ企業として、2013年に設立された。現在までに国際投資グループなどから6,100万ユーロ (6,600万ドル、約74億4,200万円) の資金を調達している。また、ベルギーのヘントにあるバイオテクノロジーグループをベースにしている。詳細については、www.biotalys.comを閲覧されたい。

 

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