エマウスライフサイエンス社、憩室症パイロット試験における肯定的な中間結果を追加報告


--憩室数の減少およびより健康な組織を示す中間分析--

カリフォルニア州トーランス市, Aug. 07, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 鎌状赤血球症治療をリードするエマウスライフサイエンス社(OTCPK: EMMA)は本日、憩室症のパイロット試験において予定されている12ヶ月の治療のうち最初の6ヶ月を終えたばかりの2名の患者を対象とした予備的なトップラインデータを公表しました。この研究は、Endariに使用されているのと同じ処方グレードのL-グルタミン経口粉末(PGLG)を使用し、大腸憩室の数および大きさの変化ならびに安全性を評価するものです。

以下の表はデータをまとめたものです:

PGLGを使用した6ヶ月の治療後におけるS状結腸憩室の数

患者基準値6ヶ月後減少割合
52歳女性8450%
59歳女性70100%

S状結腸は憩室炎が最も発症しやすい場所であることから、エマウス社の観察はS状結腸憩室に着目しています。両患者における、憩室数の著しい減少に加え、基準値と比較して血色が良くなっているより健康的な粘膜が観察されました。なお、患者から安全に対する懸念は報告されませんでした。

エマウス社の会長兼最高経営責任者であり医学博士及び公衆衛生学修士である新原豊は、次のように述べています。「対象患者に一貫した改善を認めることができた素晴らしいトップラインデータを提供することができ、嬉しく思います。L-グルタミンは腸の粘膜をサポートし、筋肉組織を強化することで知られています。パイロット試験は依然継続中ですが、エマウス社は憩室症治療におけるPGLGの有効性および安全性を評価するための第3相治験に備えて準備します。」

エマウス社は、PGLGを含有する組成物および憩室症治療のためのPGLG投与方法に関連する発行済み特許を米国、欧州、日本、オーストラリア、インド、メキシコ、中国、インドネシア、韓国およびロシアで有しています。

憩室症について
憩室症及び大腸憩室の存在は、先進国においては非常に一般的であり、その有病率は年齢と共に増加します。米国においては、60代のおよそ40%、そして80代のおよそ70%が憩室症を患っていると推定されています。このうち10%から25%の患者が、腹痛、吐き気、嘔吐、便秘、下痢、発熱、白血球増多などの症状をもたらす憩室周囲の炎症と感染の進行である憩室炎になることが予想されます。憩室症は大抵は無症状性の胃腸状態ですが消耗性消火器系疾患である憩室炎に進行すると、入院や手術を必要とする場合があります。

エマウスライフサイエンス社について
エマウスライフサイエンス社は、バイオ医薬品を販売する製薬会社であり、希少疾患を含む革新的な治療薬・治療法の研究・開発・マーケティング・販売に携わっています。詳細につきましては、当社のホームページwww.emmausmedical.comをご覧ください。

Endari®(処方グレードのL-グルタミン経口粉末)について
Endariは成人及び5歳以上の小児患者の鎌状赤血球症における急性合併症を軽減する効果が認められています。

安全に関する情報
臨床試験における最も一般的な副作用(発現率10%以上)としては、便秘、吐き気、頭痛、腹痛、せき、四肢の疼痛、背中の痛み、胸の痛みでした。
治療中止につながる副作用については、脾機能亢進症、腹痛、消化不良、灼熱感、体熱感のそれぞれ1例が報告されていました。鎌状赤血球症の5歳未満の小児患者に対する安全性及び有効性はまだ確立されていません。詳細については、Endariの完全な処方情報www.ENDARIrx.com/PIをご覧ください。

鎌状赤血球症について
鎌状赤血球症は変形ヘモグロビンの産生によって特徴付けられる遺伝性血液疾患で、変形ヘモグロビンは重合・繊維化して、赤血球が柔軟性を持った丸形ではなく、固く鎌形のように変形します。鎌状赤血球症の患者は、消耗性の鎌状赤血球クリーゼの発症に見舞われますが、これは固く接着性で柔軟性のない赤血球が血管を閉塞させる場合に起こります。組織に供給される酸素が不十分な組織虚血と呼ばれる状態の結果としての非常に激しい痛みや、炎症を引き起こします。これらのイベントは、臓器の損傷、脳卒中、肺合併症、皮膚潰瘍、感染症、その他にも多様な有害な結果を引き起こす場合があります。鎌状赤血球症は未充足の大きな医療ニーズがあり、米国で約10万人、世界で何百万人もが罹患しており、その大部分はアフリカ系です。およそ365人に1人のアフリカ系アメリカ人の子供が鎌状赤血球症で生まれています。

Company Contact:Investor Relations Contact:
Emmaus Life Sciences, Inc.LifeSci Advisors
Joseph (Jay) C. Sherwood IIIBruce Mackle
Chief Financial Officer(929) 469-3859
(310) 214-0065, Ext. 3005bmackle@lifesciadvisors.com
jsherwood@emmauslifesciences.com