Biotalys、110万ユーロ (約1億3,604万円) のVLAIO研究助成金を授与される

細菌性植物病害に対する革新的な生物防御の開発を支援する非希薄化基金


ベルギー、ヘント発, Oct. 01, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- 食糧および農作物保護の革新的企業であるBiotalys NVは本日、Flanders Innovation & Entrepreneurship (VLAIO) から110万ユーロ (約1億3,604万円) の研究助成金を授与されたと発表した。この助成金は今後3年間にわたって供与され、細菌性植物病害の管理を実現する同社の新たなタンパク質ベースのバイオ殺菌剤の開発を支援する。

BiotalysのCSOであるヒルデ・レベッツ (Hilde Revets) は次のように述べている。「VLAIOの財政的な支援と評価、そしてベルギーにおける起業家精神とイノベーションを促進する彼らの継続的な取り組みに感謝しています。私たちは、植物の病虫害に対処する革新的なタンパク質ベースの生物防御ソリューションを開発するためのテクノロジープラットフォームの構築に大規模な投資を行ってきました。今回の基金によって、葉枯れ病、胴枯れ病、斑点病などの細菌性の植物病害の管理に役立つ、まったく新しい作用機序を備えたタンパク質ベースの生物防御ソリューションの研究、開発活動を一層加速できるでしょう。」

BiotalysのCFOであるウィム・オットバー (Wim Ottevaere) は次のようにコメントしている。「研究助成金は当社にとって極めて魅力的な非希薄化基金の原資であり、今年、2回目のVLAIO助成金を獲得しましたが、これは当社プラットフォームの可能性が高く評価されていることの証明です。細菌病は世界中の食料や穀物に深刻な被害をもたらしており、穀物を保護し、食物廃棄を減らす確実な効力を備えた斬新かつ安全なソリューションへの差し迫ったニーズが存在しています。当社のバイオ殺菌剤プログラムは、こうしたニーズに応える大きな可能性を秘めており、この革新的な生物防御の開発を今後さらに進めていきたいと考えています。」

Biotalysについて

Biotalysは、新世代型タンパク質ベースの生物防除ソリューションの開発と、安全で持続可能な未来の食糧供給の実現を目指す、成長著しい革新的な農作物保護企業である。その画期的な技術プラットフォームを基盤として、効果的かつ安全な製品の広範なパイプラインを開発し、土壌からプレートまで、バリューチェーン全体を対象として主要な害虫や病気被害に対処する。高性能かつ一貫性のある化学的特性と、クリーンかつ安全な生物学的特性を組み合わせ、収穫前と収穫後のどちらの用途にも対応する理想的な作物保護剤を提供する。Biotalysの主力製品、微生物殺菌剤「BioFun-1」は、世界各地での果物および野菜の農場試験で、灰色かび病菌やうどんこ病菌などの主要な害虫に対して一貫した高い効果を示している。同社は2020年後半に登録関連書類を提出し、2022年に米国で「BioFun-1」を発売する予定である。続いて世界市場への展開を見込んでいる。Biotalysは、VIB (フランダースバイオテクノロジー研究機関) のスピンオフ企業として、2013年に設立された。現在までに国際投資グループなどから6,100万ユーロ (6,600万ドル、約71億4,900万円) の資金を調達している。また、ベルギーのヘントにあるバイオテクノロジーグループをベースにしている。詳細については、www.biotalys.comを閲覧されたい。

 

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