Biotalys、初のタンパク質ベース生物的防除の登録書類一式をEPAに提出


ベルギー・ヘントおよびノースカロライナ州リサーチトライアングルパーク発, Jan. 22, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 食糧および農作物保護の革新的企業であるBiotalys NVは本日、初のタンパク質ベース生物的防除Evoca™の承認を得るべく、米国環境保護庁 (EPA) に登録書類を提出したことを発表した。EPA登録待ちのこの生物的防除は、米国内の果物および野菜栽培者に新たな可能性を拓き、主な病害に対処して、生産量を最大限まで高め、残留物を大幅に低減して、収穫後に農産物の品質保持期限を伸ばすことができる。

BiotalysのCOO、ルーク・マルテンス (Luc Maertens) は次のように述べている。「世界初の製品がEPA登録プロセスに入り、大変うれしく思っています。Evocaは、灰色かび病やうどんこ病などの病害を標的としています。その一方で、当社の技術プラットフォームの柔軟性を活用して、食品バリューチェーン全体で主要な作物病害虫に高い安全性と信頼性で対処する、新しい作用機序を備えた製品の幅広いパイプラインの開発を進めています。」

Evocaは、栽培者が圃場で主な病原菌を効果的に防除するうえで役立つだけではなく、食品バリューチェーンでも、収穫後の果物や野菜を保護し、品質保持期限を伸ばし、腐敗や食品ロスを低減する。新しい作用機序と良好な安全プロファイルを備えるため、輪作の選択肢が広がり、より持続可能な方法で耐性を管理できる。

今回の提出は、BiotalysがEvocaの広範な圃場製品開発プログラムと規制調査を成功裏に完了したことを受けたものである。世界各地の200を超える圃場と温室で試験を実施した結果、果物や野菜の主な病原菌を効果的に防除し、高い安定性が実証された。今回申請を提出し、規制当局の承認待ちに入ったため、Biotalysは米国の一部地域でのEvoca発売(2022年後半を予定)に向け、順調に進めている。

Biotalysは国際登録も自社で進めており、すべての権利を完全に所有している。Evocaの市場進出戦略に沿って、米国での申請提出に続き、欧州連合でも申請を提出する。さらに今後、中南米とアジアの主要な農業市場でも登録を視野に入れている。

Evoca™は登録待ちで、現在のところ、米国での販売や使用ができるように登録されてはおらず、販売されていない。

Biotalysについて

Biotalysは、新世代型タンパク質ベースの生物防除ソリューションの開発と、安全で持続可能な未来の食糧供給の実現を目指す、成長著しい革新的な農作物保護企業である。その画期的な技術プラットフォームを基盤として、効果的かつ安全な製品候補の広範なパイプラインを開発し、土壌からプレートまで、バリューチェーン全体を対象として主要な病害虫に対処することを目指している。高性能かつ一貫性のある化学的特性と、クリーンかつ安全な生物学的特性を組み合わせ、収穫前と収穫後のどちらの用途にも対応する理想的な作物保護剤を提供することがBiotalysの目標である。Biotalysは、ベルギー・ヘントのバイオテククラスターを拠点とし、VIB (フランダースバイオテクノロジー研究機関) のスピンオフ企業として、2013年に設立された。現在までに国際投資グループなどから6,100万ユーロ (6,600万ドル、約76億8,600万円) の資金を調達している。詳細については、www.biotalys.comを閲覧されたい。

 

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