シー・エレクトリック・ホールディングス、4,200万ドルのエクイティファイナンスを完了

シー・エレクトリック、独自の商用電気自動車技術「SEA-Drive」のグローバル展開を加速


ロサンゼルス発, March 10, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 世界的な自動車技術企業のシー・エレクトリック・ホールディングス (SEA Electric Holdings Pty Ltd.) (以下「シー・エレクトリック」) は、新規参入市場で実質的な成長を達成したことに続き、総額約4,200万米ドル (約45億6,000万円) の私募債発行によるエクイティファイナンスを完了したことを発表した。シー・エレクトリックはこの投資による純収入を利用して、商用車の電動化市場リーダーの地位を強化する一方、相当数の受注残に資金を提供し、事業者とのパイロットプログラムを推進していく。

(本プレスリリースおよびシー・エレクトリックの画像とその他の記事関連資料の高解像度版はこちらからダウンロード可能: https://www.dropbox.com/sh/2shmc8051lw62hv/AACViAedt5BIsrAjlI6XAXgha?dl=0 )

シー・エレクトリックは現在、グローバル本社と主要な経営陣をロサンゼルスに置くほか、5か国で事業を展開しており、すべての市場で100万マイルを超える相手先商標製造企業 (「OEM」) 独立テストと実稼働を実施している。

社長兼設立者のトニー・フェアウェザー (Tony Fairweather) は次のように述べている。「当社では、エクイティファイナンスに多数の申し込みをいただき、完了したことをとても嬉しく思っております。パートナーとして世界各地の機関投資家をお迎えすることはとても光栄です。この資金調達により、シー・エレクトリックは営業の取り組みを加速し、受注処理を増やして、今年米国で上場するという選択肢を模索することができます。」

シー・エレクトリックは現在、商用車OEM、販売業者、事業者、整備業者と提携して、ゼロエミッショントラック新製品を提供し、今年は1,000台を超える電気商用車を納品する予定である。同社は、2023年末までに15,000台以上の車両が実稼働すると予測している。

フェアウェザーは次のように続ける。「2021年には、先進国市場で商用電気自動車の普及促進にパラダイムシフトがあると見込んでおり、この機運は止まることなく、年々高まっていくでしょう。

さらに、エクスロ・テクノロジーズ (Exro Technologies) をシー・エレクトリックの戦略的パートナーおよび株主として迎えることも非常に嬉しく思います。エクスロとのパートナーシップを拡大し、バッテリーのセカンド・ライフ用途を最適化できることを楽しみにしています。」

エクスロ・テクノロジーズは、カナダ有数のクリーンテクノロジー企業であるとともに、シー・エレクトリックの戦略的パートナーおよび株主で、パワーと効率に優れた電動モーターのパイオニアで、「革新的」企業として知られている。フェアウェザーによると、エクスロとの連携では、エネルギー貯留用への電気トラックのバッテリー利用が中心となる。エクスロとシー・エレクトリックは、エクスロのバッテリー制御システム (BCS) を動作検証用に共同開発し、モビリティおよびエネルギー管理向けのパワーエレクトロニクスにおけるリーダーを目指して次の段階へと進む。

エクスロ・テクノロジーズ最高経営責任者のスー・オズデミール (Sue Ozdemir) は次のように述べている。「シー・エレクトリックと協力して、商用電気自動車普及の機運を推進できることは、とても喜ばしいことです。当社はトニーおよびシー・エレクトリックチームと強力な関係を構築しており、BCS共同開発プロジェクトの利点を実現することを非常に楽しみにしています。」

フェアウェザーは、この資金調達ラウンドでは株主、投資家、エクスロ、専任の財務アドバイザーであるエイト・キャピタル (Eight Capital)、国際法律事務所のヴィンソン・アンド・エルキンス (Vinson and Elkins) などのパートナーと緊密に協力し、今年、同社が米国で上場する選択肢も模索していくことを認めた。

シリーズAラウンドの背景

シー・エレクトリックは本資金調達において、シリーズA優先株式約110万株を1株当たり40.1995ドル (約4,365円) で発行した。発行した株式は、引受人の選択に応じてシー・エレクトリックの普通株式に転換でき、シー・エレクトリックの公開取引完了などの一定の条件を満たせば、自動的に普通株式に転換される。

シー・エレクトリックの社史

  • 2012年 -- オーストラリアでシー・エレクトリック設立
  • 2017年 – 5年間の製品開発/実地テスト後に初のシー・エレクトリックモデルを発売
  • 2017年 – 「SEA-Drive®」モデルを発売
  • 2018年 – (2018年5月) いすゞオーストラリア (Isuzu Australia) がシー・エレクトリックEV車のパイロットテストを開始
  • 2018年 – (2018年9月) メルボルン工場施設を開設
  • 2019年 – (2019年3月) ニュージーランド施設を開設
  • 2020年 – (2020年1月) カリフォルニア州ロサンゼルスに施設を開設 (トーランス)
  • 2020年 - (2020年2月) シー・エレクトリックの商用EV車管理システムがオーストラリアで特許取得
  • 2020年 - (2020年5月) ステープルズ (Staples) がカリフォルニア州で初の「SEA Hino 195 EV」配達トラックを導入
  • 2020年 - (2020年12月) シー・エレクトリックの商用EV車管理システムがカナダで特許取得
  • 2020年 - (2020年12月) トヨタ・インドネシア (Toyota Indonesia) とシー・エレクトリックが契約、「トヨタ・イノーバEV (Toyota Innova EV)」プロトタイプを設計および製造
  • 2021年 – (2021年5月) シー・エレクトリックがSEA Hino Australian SKDで組み立てられた初のEVトラック「SEA Hino 300」をブリスベン・トラックショーで発表

シー・エレクトリックについて

世界的な自動車技術企業のシー・エレクトリック (SEA Electric) は、2012年にオーストラリアで設立され、世界中の都市部の配達および流通用車両向けに独自の動力システム技術 (SEA-Drive®) を開発している。

同社は、商用車の電動化市場のリーダーとして世界的に広く認知されており、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、インドネシア、南アフリカの7か国に製品を展開し、合計100万マイル以上の独立OEMテストと世界各地での実稼働の実績がある。

同社は世界的な営業、アフターサービス、エンジニアリングをすべて子会社を通じて提供しており、北米では、年間30,000台を超える世界最大規模の整備能力を有している。

問い合わせ先: デブ・ポラック (Deb Pollack)/戦略的コミュニケーション担当、805.320.9248

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