アナリティカ、PeriCoach®骨盤医療ソリューションの中国展開を発表


  • 産後ケア施設、病院、薬局チェーンのほか、ジョイントベンチャーパートナーがサービスを提供するオンラインプラットフォームの広範なネットワークを通じてPeriCoachを販売予定。
  • さらにジョイントベンチャーは、100都市に3万人以上の臨床医を擁する広範なネットワークを活用して中国でPeriCoachを販売。
  • アナリティカの既存の中東販売パートナーシップを基盤に構築された本契約を通じて、国際市場でPeriCoachの成長と製造を促進。
  • 臨床試験では、非監視型PeriCoach療法に、はるかに低コストながら腹圧性尿失禁治療の院内骨盤底物理療法と同等の有効性を確認。
  • PeriCoachは、分娩後および高齢者に向けて、生活の質の向上、治療負担の軽減、尿失禁パッド支出の削減に費用対効果の高いソリューションを提供。

オーストラリア、ブリスベン発, April 01, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 腹圧性尿失禁治療用にPeriCoach骨盤底筋運動システムを製造するオーストラリアのメーカーであるアナリティカ (Analytica Limited) (ASX:ALT) は、中国、マカオ、香港、台湾でシステムを製造、流通、販売するジョイントベンチャー (JV) 契約を締結した。アナリティカは、河北省に本社を置く河北NACOLバイオテクノロジー (Hebei NACOL Bio-Technology Co., Ltd、以下「Nacol」) と石家荘バイオスフィア (Shijiazhuang Biosphere Pty Ltd、以下「バイオスフィア」) と提携する。

Nacolの主要株主には、中国の経験豊富な医療機器製造販売企業である河北アイネンバイオテクノロジー (Heibei Aineng Biological Technology Co., Ltd) と石家荘YST医療用品 (Shijiazhuang YST Medical Supplies Co. Ltd.) の2社が含まれる。

このJVを通じて、PeriCoachは中国食品医薬品監督管理局 (Chinese Food and Drug Administration、以下「CFDA」) にクラスII医療機器として登録される。CFDAより認可を取得した後、PeriCoachはまず処方療法として、中国北部地域の病院ネットワークに展開される。

中国進出によって、急成長する産後リハビリテーション市場と高齢者向け初期予防市場の両方でPeriCoachの販売がサポートされる。世界的には、女性の3人に1人が腹圧性尿失禁に悩んでいる。今回の契約はアナリティカの戦略をさらに推進するもので、パートナーのモーション・エジプト (Motion Egypt LLC) と中東で達成した成長を基礎に、PeriCoachを世界各地の市場に展開して、北米、ヨーロッパ、中国以外の東南アジアでも新たなパートナーを開拓していく。

PeriCoachは、医療機器、スマートフォンアプリ、世界最大の骨盤底筋運動データベースであるPeriVaultで構成される。PeriCoachにはバイオフィードバック技法によるガイダンス技術が組み込まれており、機器とアプリを使いながら、女性が骨盤底筋運動 (「ケーゲル」体操とも呼ばれる) を適切に実行できるよう支援する。PeriCoach療法を受けた患者の実際のデータ1には、ほぼ60%の女性が、機器を初めて使った際に、目に見えないこの骨盤底筋をどのように連動させるかを把握できないことが示されている。PeriCoach技法のガイダンスに従うと、女性たちが自宅でプライバシーを守りながら、適切かつ自信を持って「ケーゲル」体操ができるようになる。

最近、ニューメキシコ大学で実施された独立ピアレビュー無作為化対照臨床試験2、3およびJournal of Female Pelvic Medicine & Reconstructive Surgeryに掲載された論文によると、PeriCoachのバイオフィードバックシステムには、正式な指導を受けなくても、骨盤底の優れた研究拠点で受ける院内骨盤底物理療法に劣らない、同等な効果が認められており、このシステムは最も費用対効果の高い4腹圧性および混合型尿失禁治療となっている。こちらからビデオを視聴されたい。

この発表に関する写真はこちらで入手可能: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/1d7fc4b0-f47e-4dae-819d-b5db59eb359f

PeriCoachは現在のところオーストラリアで製造されているが、中国市場向け専用の製造ラインが石家荘自由貿易区に新設され、自由貿易区とハイテク区の主要プロジェクトの1つに数えられている。

PeriCoachは、JVパートナーがサービスを提供する病院および産後ケア組織で構成される、既存の広範なネットワークを通じて販売される。JVパートナーは、100都市に3万人以上の臨床医を擁する中国の大手産後ケアサービスプラットフォームと連携してきた。

中国では、毎年1,500万人の新生児が誕生している5。経済の急成長に伴い、2018年の時点で産後リハビリテーション業界は39億5,000万元 (6億800万米ドル、約674億8,800万円) にまで成長し、年間複利成長率43.9%を達成した6

さらに欧米諸国と同様に、中国でも高齢化が進んでおり、高齢女性の31%が尿失禁を経験しているが、現在医療支援を求めているのはそのうちの25%にすぎない7。JVは、50歳から70歳までの女性の尿失禁保存療法に多大な公衆衛生の機会があり、高齢者ケアの長期的な経済的負担とともに、生活の質への影響を軽減していくと見ている。

JVを主導するアイネンCEOのランジュー・シュー (LanJu Xu) は次のようにコメントしている。「私たちはアナリティカの研究開発能力を強く信頼しています。このジョイントベンチャーを通じて、アナリティカとNacolは両者の強みを活かし、ウィンウィンの状況を達成できると確信しています。アナリティカの先進技術とNacolが中国に保有する広範な業界リソースを統合して、この巨大市場にPeriCoachを展開していくことを楽しみにしています。」

シューは、クラスII医療機器の認可取得17件、クラスIII医療機器の臨床試験完了2件の実績など、医療機器・材料分野で輝かしい経歴を有する。また、中国科学技術部 (Ministry of Science and Technology in China) の主要な研究開発プログラムのチームリーダーも務めている。このプログラムは、中国の4つの主要な大学と上位3病院のうちの1つによって運用されている。さらにシューは、南開大学 (Nankai University) の医療材料研究開発センター (Medical Material R&D Center) のリーダーでもある。

アナリティカの会長であるマイケル・モンスール (Michael Monsour) は次のようにコメントしている。「動きが速く経験豊富な事業者と協力して中国市場に参入できることは、アナリティカにとって重要な節目となります。中国は、効果的な産後ケアの必要性が認識されている点で世界をリードしており、多数の高齢者にケアを提供するという課題に直面しています。PeriCoachシステムを使うと、女性の尿失禁管理を支援することができます。PeriCoachは、女性の生活の質と治療負担を大幅に改善する、定評ある費用対効果の高いソリューションです。今後も当社の戦略的オプションが検討され、PeriCoachの利用可能性が世界中に拡大していくことを期待しています。」

アナリティカは最近、オーストラリアの製造業務を移転した。また近い将来、米国、英国/アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドでオンライン販売の復旧を目指している。PeriCoachはUSFDA 510(k)認可、オーストラリアARTG登録、CEマークを取得している。

詳細情報についての問い合わせ先: investorrelations@analyticamedical.com

PeriCoachシステムの詳細については、www.PeriCoach.comを閲覧されたい。

アナリティカについて詳しくは、www.AnalyticaMedical.comを閲覧されたい。

関連資料

  1. 社内資料。
  2. アナリティカの発表: https://www.analyticamedical.com/downloads/2020/20201120-ASX-ALT-UoNM-FPMRS.pdf
  3. カラ・ローレン・バーンズ (Barnes, Kara Lauren MD*)、セーラ・シコウスキー (Cichowski, Sara MD, FACOG, FPMRS†)、ユウコ・M・コメツ (Komesu, Yuko M.MD, FACOG, FPMRS*)、ピーター・C・ジェプソン (Jeppson, Peter C.MD, FACOG, FASC, FPMRS*)、ブレンナ・マクガイア (McGuire, Brenna MD*)、カーラ・S・ニニバジオ (Ninivaggio, Cara S.MD, FPMRS*)、ジーナ・C・デュニヴァン (Dunivan, Gena C.MD, FACOG, FPMRS*)、Home Biofeedback Versus Physical Therapy for Stress Urinary Incontinence (腹圧性尿失禁療法の比較: 自宅でのバイオフィードバックと物理療法)、Female Pelvic Medicine & Reconstructive Surgery: 2020年11月16日 - 印刷前出版 - 版 - doi: 10.1097/SPV.0000000000000993: https://journals.lww.com/jpelvicsurgery/Abstract/9000/Home_Biofeedback_Versus_Physical_Therapy_for.99288.aspx
  4. ホワイトペーパー: Health Economics of PeriCoach for Management of Stress Urinary Incontinence (PeriCoachによる腹圧性尿失禁管理の医療経済): https://www.analyticamedical.com/downloads/2020/20201124-ASX-ALT-deWinterWhitepaper.pdf
  5. 中国国家統計局 (National Bureau of Statistics of China): https://data.stats.gov.cn/easyquery.htm?cn=C01&zb=A03060D&sj=2020
  6. Compound Growth: Overview of China's postpartum rehabilitation equipment industry in 2019 (複合成長率: 2019年中国産後リハビリテーション機器産業の概要) (レポートコード: 19RI0824) LeadLeoアカデミー (leadleo Academy)
  7. X・Y・チェ (Che, X.Y.)、S・L・ウー (Wu, S.L.)、Y・K・チェン (Chen, Y.K.)、Y・B・ファン (Huang, Y.B.)、Y・ヤン (Yang, Y)。(2019年)。北京大学学報 (Beijing da xue xue bao)。Yi Xue Ban = 北京大学ジャーナル。保健科学、51 (4)、706–710。https://doi.org/10.19723/j.issn.1671-167X.2019.04.019: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7433489/

アナリティカについて

アナリティカ (Analytica Limited) の主要製品は、腹圧性尿失禁に悩む女性を対象とした電子医療治療システムのPeriodCoach®システムである。尿失禁は世界の女性3人に1人に影響を与えており、ほとんどは妊娠、出産および閉経による骨盤底筋への外傷が原因となっている。

PeriCoachは、機器、ウェブポータル、スマートフォンアプリで構成される。機器により、骨盤底筋の活動を評価する。この情報はスマートフォンアプリに転送され、クラウドデータベースにロードできるため、医師がウェブポータル経由で患者の経過を監視できる。この新システムにより、医師は、女性が骨盤底筋運動を実施しているか、ならびに状態が改善されているかをリモートで判定できる。骨盤底筋の強化によって、一部の女性では性的感覚や満足度、およびオーガスムの可能性の改善につながる可能性がある。

PeriCoachは、オーストラリアで尿失禁症状に対する規制当局の認可を受けており、CEマークとUSFDA 510(k)認可も取得している。

また、PeriCoachはオーストラリアで骨盤臓器脱治療にも認可を受け、ヨーロッパでCEマークを取得している。一生のうちに、女性5人に1人がこの症状の影響を受けている。

問い合わせ先:
ジェフ・ダリー (Geoff Daly)、CEO
investorrelations@analyticamedical.com