ニューヨーク州ファーミンデール発, June 19, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- ダダリオ (D’Addario) の会長、ジム･ダダリオ (Jim D’Addario) の妻であり、並外れたクリエイター兼慈善活動家として世界的に知られるジャネット･ダダリオ (Janet D’Addario) が6月14日、家族全員に看取られ、自宅で亡くなる。享年72歳。
夫のジム･ダダリオによると、死因は胆嚢癌による合併症。
ジャネット･マリー･ダダリオ (Janet Marie D’Addario) は、1948年12月10日にナッソー郡 (Nassau County) で生まれる。地元ロングアイランド (Long Island) を中心にウェストベリー (Westbury) のセント･ブリジッド (St. Brigid)、オイスターベイ (Oyster Bay) のセント･ドミニク高校 (St. Dominic’s High School)、ガーデンシティ (Garden City) のナッソー･コミュニティ･カレッジ (Nassau Community College) で教育を受ける。
1966年、フォークグループの当時18歳だったリードシンガーは、若い新進気鋭のミュージシャンだったジャネットの優しい声と魅力的な性格に一瞬で魅了され、その出会いから彼女の人生の流れは永遠に変わることになる。ジム･ダダリオとジャネットは結婚し、ステージで共に歌い、演奏し、その後50年続くパートナーシップにおいて家族を持ち、慈善活動で優れた功績を残し、世界有数のミュージックアクセサリービジネスに従事した。
ダダリオ (D’Addario & Co.) が1973年に最初に設立されたとき、ジャネットはそのクリエイティブな才能を駆使して、会社の広告と全製品のパッケージをデザインした。設立まもない組織として、ジャネットのビジョンと思いやりの心は、今日の組織の指針となる文化の発展に多大な影響を与えた。
アーティストリレーションズ (Artist Relations) の代表や、支援が行き届かないコミュニティの子供たちに音楽教育を継続的に提供するダダリオ財団 (D’Addario Foundation) の共同設立者など、多くの肩書きを持つことになる。ジャネットは、20年にわたり、同財団のマネージングディレクターを務め、世界中の都市でクラシック音楽のコンサートを開催することで、この問題に対する意識の向上に貢献した。
家族や友人には、行動は単なる言葉以上のものを意味するという強い信念を持つ、比類のない思いやりと寛大さで知られた。ロングアイランドの貧困を根絶するためにハリー･チェーピン (Harry Chapin) が創設した慈善団体、ロングアイランドケア (Long Island Cares) の理事として11年間従事することになる。敬けんなカトリック信者として、世界中のカトリック慈善団体、ロングアイランドカトリック病院 (Long Island Catholic Hospital) 制度、所属教会の教区であるセント･ブリジッドなど、多数の団体を支援した。
特別な思いで特に力を入れた慈善団体の1つが、路上生活者の女性や子供たちに一時的な住宅を提供するニューヨークの支援機関、プロビデンスハウス (Providence House) である。
ジム･ダダリオは、次のように述べている。「プロビデンスハウスは、実にさまざまな点で、妻の化身のような存在です。彼女は他者の痛みを感じると、それを何とかして楽にしてあげたいと思うような人でした。空腹の人を見かければ、食べ物を持ってきました。ホームレスの人を見かければ、シェルターを提供しました。そして、何よりも大切なのは、希望を失った人に出会うと、意志を取り戻して根本的な問題を克服するための手段を提供することに懸命に取り組んだことです」
プロビデンスハウスの理事を21年間務め、2004～2019年は同機関の代表を務めた。その間、ジャネットは数千人の女性や子供たちが明るい未来に向けて進むことができるよう、数百万ドルの資金を集めた。彼女の計り知れない取り組みにより、ジャネットとジムは2002年、最初のピープル･オブ･ホープ (People of Hope) に選ばれ、その年に、ブルックリンのベドフォード･スタイブサント (Bedford Stuyvesant) に43戸を構えるダダリオレジデンス (D’Addario Residence) を建設した。
ジャネットは、慈善活動のほか、食通や多作の画家としても知られる。当然のことながら、彼女の最大の喜びは、友人や家族と一緒に家庭料理を楽しみ、時折、ジムや多くの音楽仲間と共に演奏することであった。
ジャネット･ダダリオは、ニューヨーク州ウェストベリーで、ロバート･ジェームズ･カルボーン (Robert James Carbone) とアナベル (エアナッコーネ)･カルボーン (Annabelle (Eannaccone) Carbone) の娘として生まれる。家族は、50年以上連れ添った最愛の夫、ジム･ダダリオと3人の子供、ジュリー (パット) (Julie (Pat))、エイミー (マーカス) (Amy (Marcus))、ロバート (ジーナ) (Robert (Gina))。8人の孫と最愛の犬、デーブ (Dave ) とブルー (Blue)。
家族の意向でギフトや献花は辞退。代わりに、プロビデンスハウス (https://www.providencehouse.org/support-our-work) への寄付を希望。
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