カリフォルニア州サンノゼ発, July 27, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- データセンター革命が幕を開けた。新しいプロセッサーの登場により、データ処理と保存方法が根本から簡素化される。データソリューションのイノベーターであるPliopsは、データセンターの規模拡張と効率の新たな基準を打ち立てるべく、画期的なエクストリーム・データ・プロセッサー (XDP) の発売と販売を発表した。PliopsのXDPは、ムーアの法則の主旨を次章に引き上げるもので、性能、信頼性、容量、効率を飛躍的に向上させて、データセンターインフラストラクチャへの投資効果を大幅に高める。リレーショナルデータベース、NoSQLデータベース、インメモリデータベース、分析、AI/ML、5G、IoT、その他のデータ指向アプリケーションおよびプラットフォームに、新たなレベルの処理能力とストレージ拡張性を実現するXDPは、「できること」の状況を一変させる。
計算の世界を再構築
データストレージ容量のニーズとデータ処理の計算要件は加速度的に増大しており、従来のアプローチでは十分に対応することができない。これまでは標準的なサーバーとドライブを次々に追加する以外に解決策がなかったが、もっと良い方法が登場した。これには、大量のオーバープロビジョニング、設置面積の拡張、コストの増加は伴わない。GPUの成功が実証されたため、重要なワークロードを高速化する専用プロセッサーがそのソリューションとなる。Pliops XDPは、大規模な冗長化を排除し、性能を大幅に向上させることで、データセンターインフラストラクチャを効率的に拡張できる。Pliops XDPは、複数の基本的なデータおよびストレージテクノロジーを1デバイスに組み込み、さらに大きいメリットを提供する。
Pliops設立者兼CEOのユーリ・バイトラー (Uri Beitler) は次のように述べている。「世界はデータにより変革されてきました。Pliopsはその変革を推進しています。データは最も強力なツールの1つで、私たち自身と家族の世界をより良い場所にする必要があります。しかし、現在と将来のデータニーズには、旧式のデータセンターアーキテクチャでは対応できません。データが指数関数的に増加している中、データ処理能力にも向上が求められています。つまり、革新的なデータプロセッサーながら、従来の方法で本格的に配備できるものが求められているのです。これを実現するのがXDPです。これこそが、現在と将来のデータ課題を解決し、データ指向のイノベーションを推進し続ける能力を備えたソリューションです。」
新しいXDPは、最高の生産性を達成し、新しいアプリケーションや配備モデルに対応する方法を確立することで、現在最も広く利用されるアプリケーションに即座に価値をもたらす。XDPは、現在のデータ効率課題を解決し、既存のアーキテクチャの可能性を拡張する。これにより、インフラストラクチャアーキテクト、製品マネージャー、エグゼクティブは、現在の競争環境に必要な最新のアプリケーションを大規模に採択して、既存のインフラストラクチャを活用できる。チップ不足が迫る中、既存のインフラストラクチャを最大限に活用することがさらに重要になる。
主なメリット
- 性能: 時間、リソース、ビジネス機会を損なうボトルネック、レイテンシー、サーバースプロールを解消。これまでにない高性能を実現して、データベース、分析、AI/MLなどの性能を最大10倍まで向上。
- 信頼性: ドライブ障害保護により、データ可用性を一定に維持し、厳しいSLAを遂行しながら、性能に影響を与えない。
- 容量: インライン圧縮などのデータ管理テクノロジーにより、スペースを最大6倍まで節約可能。
- 効率性: 配備しやすく、1ソリューションで全ワークロードに対応し、データセンターインフラストラクチャの面積を最適化し、コストを削減。
高性能とインフラストラクチャコストの削減を両立
Pliops XDPにより計算能力、メモリー容量、ネットワーキング、ストレージ全体の規模を拡張することで、データセンターインフラストラクチャへの投資効果が大幅に高まる。
- アプリケーションレベルの性能が10倍まで向上
- コストを5倍まで削減
- 容量を6倍まで増加
インテル・データ・センター (Intel Data Center) NAND部門バイスプレジデント兼GMのデイブ・ディクソン (Dave Dixon) は次のように述べている。「Pliops XDPのデータシェープとアクセラレーション・テクノロジーにより、Intel® 3D NAND QLC SSDの価値を妥協なく、最大限まで引き出すことができます。また、XDPにより、QLCの価値をより多くのユースケースで活用することもできます。この組み合わせは、TLC SSDやソフトウェアなどの比較的高価な製品を使用して達成できる以上の性能と耐久性を実現します。QLCの価値を既存のアプリケーションに広く拡張すると、性能、信頼性、容量、効率が大幅に向上するため、Pliops XDPとIntel® 3D NAND QLC SSDの組み合わせは、SSD投資に対する拡張性とTCOを改善します。」
NVIDIAのネットワーク用ストレージテクノロジー担当バイスプレジデントのロブ・デイビス (Rob Davis) は次のように述べている。「ポスト『ムーアの法則』の時代では、データ分析、機械学習、AIなどの新しいワークロードに対応するため、専用のアクセラレーターが必要となります。Pliopsソリューションは、NVIDIAデータセンターGPUとDPU製品ラインを活用してアプリケーションの性能を向上させ、インフラストラクチャコストを削減します。」
Pliopsは、ガートナー (Gartner) が発表した「エンタープライズネットワーキングのハイプサイクル」において、ファンクショナル・アクセラレーター・カード (FAC) カテゴリーのサンプルベンダーとして名前が挙げられている。ガートナーは次のように書いている。「FACは、パフォーマンスを改善しながら、よりコスト効率の良いデータセンター環境を実現する。」
性能と可用性
Pliops XDPは、最大320万個のランダムリードIOPと120万個のランダムライトIOPで構成されるドライブのフェイル保護性能を備え、64TBのSSDに最大128TBの保護データを保存する容量を備えている。さらに、プロセッサーはフルアトミックライトに対応しているため、より効率的にデータベースを操作できる。Pliops XDPは、あらゆるデータセンターSSDをサポートし、配備しやすいロープロファイルPCIeカードで提供される。インストールは、アプリケーションの変更を必要としない標準のブロックインターフェイスによるプラグアンドプレイ式、または最適性能のためのネイティブKVインターフェイスによるプラグアンドプレイ式。Pliops XDPは、複数の販売代理店とおよび主要なサーバーOEMから現在販売中である。詳細については、本日の発表イベントに参加されたい (午前11時: 太平洋時間)。
Pliopsについて
Pliopsは、データセンターの高速化と効率化に重点を置いたテクノロジーイノベーターである。Pliopsは、データセントリック時代に対応する基本的な構成要素を提供して、データセンターの性能、信頼性、容量、効率を飛躍的に向上させて、組織のインフラストラクチャ投資効果を大幅に高めている。配備しやすいロープロファイルPCIeカードで提供される画期的なPliopsのエクストリーム・データ・プロセッサー (XDP) を導入すると、データ処理やフラッシュの管理方法が根本から簡素化される。Pliopsはストレージの非効率性を克服することで、リレーショナルデータベース、NoSQLデータベース、インメモリデータベース、分析、AI/ML、5G、IoTおよびその他のデータ指向アプリケーションなどのデータを多用するアプリケーションの性能を大きく向上させ、インフラストラクチャ全体のコストを大幅に削減する。同社は2017年に設立され、2019年と2020年にフラッシュ・メモリー・サミットで「Best in Show」賞を獲得した。2020年と2021年には、最もホットな半導体企業10社に選出され、エクスポン・キャピタル (Expon Capital)、インテル・キャピタル (Intel Capital)、コーク・ディスラプティブ・テクノロジー (Koch Disruptive Technologies)、NVIDIA、ソフトバンク・ベンチャーズ・アジア (SoftBank Ventures Asia)、ステート・オブ・マインド・ベンチャーズ (State of Mind Ventures)、ビオラ・ベンチャーズ (Viola Ventures)、ウエスタン・デジタル (Western Digital)、ザイリンクス (Xilinx) などの大手投資家から、現在までに1億1,500万ドル (約126億5,000万円) を調達している。詳しくは、www.pliops.comにアクセスするか、TwitterおよびLinkedInを閲覧されたい。
ガートナー、「Hype Cycle for Enterprise Networking, 2021」、アンドリュー・ラーナー (Andrew Lerner)、ダニエル・ヤング (Danielle Young)、2021年7月7日
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