Teledyneの新しいAIソフトウェアにより、ランタイム時の学習を実現


カナダ、ウォータールー, Aug. 10, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- Teledyneは、Sapera Vision Software Edition 2021-07 の提供開始をお知らせします。Teledyne DALSAのSapera™ Vision Softwareは、高性能マシンビジョンアプリケーションを設計、開発、および展開するための、実証済みのイメージ取り込み、制御、イメージ処理、人工知能機能を備えています。

Sapera Vision Softwareの新しいアップグレードには、AIトレーニンググラフィカルツールであるAstrocyte™、またイメージ処理とAIライブラリのツールであるSapera Processingに対する強化が含まれています。

「Astrocyteパッケージに継続学習を導入することに胸を躍らせています。このパッケージは、不合格になったサンプルのみをトレーニングすることにより、『実稼働』の分類器の精度を向上させることに貢献します。初めからトレーニングし直す必要はありません。」と、Teledyneのビジョンソリューショングループのソフトウェア担当部長であるBruno Ménardは述べ、次のように続けました。「Astrocyteには、『ピクセルレベルの異常検出』と呼ばれる新しい異常検出が含まれるようになりました。この新しいアルゴリズムは、前バージョンよりも一段と優れた信頼度と精度を備えています。また、ランタイム時にヒートマップを生成する機能も備えています。」

Sapera Vision Softwareは、金属板の表面検査、ハードウェア部品の位置選定および識別、車両の検出およびセグメント化、そしてX線医療イメージのノイズ除去などに最適です。

このリリースの新機能:

  • 継続分類:新しいアルゴリズムにより、Astrocyteにある分類器を事前にトレーニングした後、Sapera Processing内でのランタイム時に、トレーニングをさらに実行できるようになります。
  • ヒートマップ出力を備えた新しい異常検出:欠陥探知において優れた信頼度を発揮する新しい異常検出アルゴリズムには、ヒートマップを出力する機能も備わっています。ランタイム時のヒートマップは、トレーニング時にグラフィック注釈を必要とすることなく、欠陥の場所と形状を取得する点で非常に有用です。
  • データセット作成のためのライブ取り込み:Astrocyte内でデータセットを作成する際にカメラからライブ映像を取り込んで、トレーニングの前に一連のファイルを自動で生成できるようになりました。イメージを取り込んでいる間、イメージはディスクに保存される前に、トレーニング用として準備されます(つまり、サイズとアスペクト比の調整)。

詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください。

Teledyneについて
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Teledyne、Sapera Vision Softwareの新バージョンをリリース