プライオプス (Pliops)、画期的なデータインフラの最適化を実現するXDPデータサービスを発表

XDP-RAIDplusがデータサービスのラインアップをリードし、クラス最高のデータレジリエンス、信頼性、スケーラビリティ、保護を実現


カリフォルニア州サンノゼ発, Jan. 19, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- クラウドおよびエンタープライズデータセンター向けのデータプロセッサの大手プロバイダーであるプライオプスは本日、XDPデータサービスプラットフォームを発表した。このプラットフォームは、データインフラを最適化し、最新のワークロードを高速化すると同時に、TCOを50%削減する、シームレスに展開できる変革的手法である。

プライオプス・エクストリーム・データ・プロセッサ (Pliops Extreme Data Processor: XDP) 上で動作するXDPデータサービス (XDP Data Services) のポートフォリオには、XDP-RAIDplus、XDP-AccelDB、XDP-AccelKVが含まれている。これらのデータサービスは、アプリケーションのパフォーマンス、データの信頼性、ストレージ容量、およびスタック全体の効率を飛躍的に向上させることで、データセンターのインフラ投資を最大限に活用できるように設計されている。

XDP-RAIDplus
従来のRAID技術はハードディスクドライブを念頭に開発されているため、最新のSSDで使用した場合、従来のRAIDではドライブの性能と耐久性が大幅に低下し、同時に冗長化のために追加のドライブが必要となり、利用可能な容量が減少してしまう。プライオプスXDP-RAIDplusは、NVMeやNVMe-oF環境だけでなく、エンタープライズSATAやシングルポートSAS環境においてもクラス最高の保護を提供し、従来のRAIDコントローラの制限を克服するデータ保護ソリューションである。XDP-RAIDplusは、アプリケーションのパフォーマンスを加速させ、エンタープライズSSDの耐久性、可用期間、容量の増加を実現する。企業は、アプリケーションのダウンタイムを削減し、SSDの寿命を延ばし、データインフラのTCOを削減することが可能となる。

XDP-RAIDplusは、インラインデータ圧縮を採用しており、物理的容量を失うことなく、RAID 5のような保護を構成することができる。また、障害発生時にはドライブ上のデータのみをインテリジェントに再構築するため、従来のRAIDソリューションよりも高いスループットを実現しながら、再構築時間を65%短縮することができる。XDP-RAIDplusを利用することで、NVMe SSDを使用するアプリケーションでは、以下のような利点を活用することができる。

  • スループットが最大10倍向上
  • 6倍の容量削減
  • SSDドライブの耐久性が5倍向上
  • TCOを50%削減
  • アップタイムの増加

プライオプスの創設者兼CEOであるユーリ・ベイトラー (Uri Beitler) は次のように述べている。「高性能かつ高信頼性のSSDベースのストレージシステムを維持するのは極めて困難となる場合もあります。データ量の多いアプリケーションをホスティングするサーバーのSSD障害は、重大なダウンタイムの主な原因であり、生産性やSLAに影響を及ぼします。XDP-RAIDplusは、このことを念頭に置き、あらゆるシステムの最も厳しいI/Oニーズに対してNVMe SSDの能力を最大限に引き出し、同時にシステムのコスト/パフォーマンス比を最適化するように設計されています。多くのお客様は、性能低下を避けるためにデータの信頼性を犠牲にされていますが、弊社では、現在のソリューションを高速化するだけでなく、既存のソリューションを活用できないお客様にもこの重要な機能を提供することで、この問題を解決しています」

ストレージレビュー (StorageReview) のブライアン・ビーラー (Brian Beeler) は次のように述べている。「私たちはプライオプスXDPアクセラレータ・ハードウェアを長時間使用し、プライオプスが新しいNVMe SSD、特に市場でより一般的になっている30TBクラスの大容量ドライブをいかに簡単に利用できるかを直接見てきました。ラボテストでは、XDP-RAIDplusデータサービスに焦点を当て、ソリダイム (Solidigm) 30.72TB P5316 QLC SSDを使用してテストを行ったところ、ワークロード全体でソフトウェアRAID0よりも1.5倍から5.6倍高いパフォーマンスを発揮しました。さらに、SSDの障害が発生した場合、混合ワークロードを実行しながら、30.72TBのSSD全体を約450分で再構築することができました。この世代の最新エンタープライズ向けフラッシュは、組織に多大な機会をもたらしますが、この投資を効果的に管理するためにシステムを準備する必要もあります。ストレージレビューのラボで確認したところ、プライオプスのXDPはこの点で非常に優れた性能を発揮しています」

プライオプスのポートフォリオに含まれる他のデータサービスは以下の通りである。

XDP-AccelDB
プライオプスXDP-AccelDBは、MySQL、MariaDB、PostgreSQLなどのSQLアプリケーション向けのクラス最高のデータベースアクセラレータである。また、MongoDBやソフトウェア定義ストレージソリューションなどのNoSQLアプリケーションも高速化する。アトミックライト、スマートバッファリング、データシェーピングなどの独自の機能により、XDP-AccelDBユーザーは、3.2倍のトランザクション、3倍のレイテンシー削減、6倍の容量拡張の改善を活用することができる。

XDP-AccelKV
プライオプスXDP-AccelKVデータサービスは、RocksDB、WiredTigerなどのストレージエンジン向けの、クラス最高のキーバリュー (KV) アクセラレータソリューションである。XDP-AccelKVは、ネイティブなハードウェアKVアクセラレータとして、ソフトウェアのみのソリューションよりも桁違いに高いパフォーマンスを提供する。プライオプスでは、XDP-AccelKVデータサービスの一環としてXDP-Rocksを提供し、アーキテクチャを合理化し、複雑性を排除することで、画期的なレベルのワークロードパフォーマンス、スケーラビリティ、および効率性をRocksDBデプロイメントに提供する。

ガートナー (Gartner) のアナリストは次のように解説している。「ストレージおよびデータ保護市場は、エンタープライズITにおける新たな課題に対処するために進化しています。データの爆発的な増加、パブリッククラウドの採用、人材獲得の課題、新しいワークロード、サイバー脅威、すべてを接続し収集するための要件、データガバナンスに関する法律などにより、ストレージプラットフォームと運用モデルの変化が必要になっています。適応性があり、堅牢で、安全かつ拡張性があり、シンプルでパフォーマンスの高いストレージとデータサービスに対する要件は、増加の一途をたどっています。データセンターはもはやデータの中心ではなくなり、IT業界のリーダー達は、エッジと複数のパブリッククラウドの両方で、ハイブリッドクラウドデータフローが可能なストレージサービスとデータプラットフォームの提供を期待しています」

詳細情報については、www.pliops.comを閲覧するか、demo@pliops.comまで問い合わせされたい。

プライオプスについて

プライオプスは、データセンターをより高速かつ効率的に運用することに重点を置いたテクノロジー・イノベーターである。同社のエクストリーム・データ・プロセッサ (XDP) は、データの処理方法とフラッシュの管理方法を大幅に簡素化する。プライオプスは、ストレージの非効率性を克服してパフォーマンスを大幅に加速し、データを大量に消費するアプリケーションの全体的なインフラストラクチャ・コストを劇的に削減する。2017年に設立され、2020年と2021年に最もホットな半導体スタートアップ10社の1つに選ばれたプライオプスは、コッホ・ディスラプティブ・テクノロジーズ (Koch Disruptive Technologies)、ステート・オブ・マインド・ベンチャーズ・モメンタム (State of Mind Ventures Momentum)、インテル・キャピタル (Intel Capital)、ヴィオラ・ベンチャーズ (Viola Ventures)、ソフトバンク・ベンチャーズ・アジア (SoftBank Ventures Asia)、エクスポン・キャピタル (Expon Capital)、NVIDIA、AMD、ウェスタン・デジタル (Western Digital)、SKハイニックス (SK hynix)、アリコーン (Alicorn) などの主要な投資家からこれまでに2億ドル以上を調達している。詳しくは、www.pliops.comを参照するか、Twitter およびLinkedInで同社にコネクトされたい。

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