国際ロボット展に世界初のマイクロSCARAロボットが登場


CARLSBAD, Calif., Nov. 11, 2015 (GLOBE NEWSWIRE) -- SMACムービングコイルアクチュエーターズ (SMAC Moving Coil Actuators) は、東京で開催される国際ロボット展 (IREX) で世界初のダイレクトドライブ方式5軸マイクロSCARAロボットの試作品を披露する。マイクロSCARAロボットはSMACのロボットフィンガーを進化させたもので、手首を模倣するために2軸が追加されている。SMACでは2016年初期のリリースを予想している。

SMACのロボットフィンガーは今年、米国イリノイ州シカゴおよびドイツのハノーバーで発表された。前面の関節(PIP) で使用されている25mmのモータはサーボ「部分回転」モータであり、1回転15.5KカウントのSMACロータリーエンコーダが搭載されている。同製品では、コイル設計だけでなく同社独自の磁気回路設計によって高トルク/直径比率を実現している。知的財産権については既に対処済みである。

もう一つの大きめ (35mm) のモータは、第2関節 (MCP Flex) の役割を果たしている。630mNmのトルクを出力するため、先端では7Nの力を出すことが可能である。両モータとも人間の関節と同様、上下に45度ずつ動く。

第3のモータは付け根の関節 (MCP Abd) として動作する。これは、横方向に動く関節である。この動きはSMACのムービングコイル方式のリニア設計に基づくもので、既に必要なパラメータに適合している。

これらのモータは、人間の指と同じ動きで動作するよう構造に組み込まれている。この構造は約350グラムであり、物理的サイズは平均男子の指の1.5倍程度である。

マイクロSCARAロボット (MSR) には、SMACの特許取得技術である「ソフトランディング」テクノロジーが組み込まれており、壊れやすい部品などを取り扱うことができる。表面に優しく着地できるよう、MSRはどのような距離で接触したかをほとんど即時に (ミリ秒レベルで) 識別できる。MSRは人間の指の動きを複製し、テストしようとする指の動きに極めて近い様々なフィンガーインターフェースをテストできる。

2015年12月2日午後2時半から3時半に、SMAC研究開発スペシャリスト、岡田直之がワークショップ会場A (東1ホール入り口) でSMACロボットフィンガーとマイクロSCARAロボットを実際に公開する。これらは国際ロボット展の期間中、ブース番号IR3-34で展示される。

 


            

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