インドネシア最大のP2P融資プラットフォームであるコインワークス、超過応募となった1,650万シンガポールドルのシリーズB資金調達を実施

この超過応募となった資金調達ラウンドは、EVグロースとクオナ・キャピタルが共同でリードした


ジャカルタ (インドネシア) 発, June 25, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- インドネシア金融サービス局 (OJK) で登録し監督を受けているインドネシア最大のピアツーピア (P2P、個人間) 融資プラットフォームであるコインワークス (KoinWorks) は本日、1,650万シンガポールドル (1,700億インドネシアルピア、約13億1,000万円) のシリーズB資金調達を発表した。この超過応募となったラウンドは、既存の投資家の参加を得てEVグロース (EV Growth) とクオナ・キャピタル (Quona Capital) が共同でリードした。この新規調達資金は、コインワークスのチームとパートナーシップを拡大し、さらに人気の高い単一のプラットフォームを駆使してインドネシア全土においてファイナンシャルインクルージョンを実現するためのシステムと技術を開発するために使用される。

コインワークスは、共同創設者のベネディクト・ハリオノ (Benedicto Haryono) とウィリー・アリフィン (Willy Arifin) によって2016年に設立された。同社は、在来の金融機関との銀行取引のなかった、または十分な銀行取引が行われていなかった中小企業に、金融サービスへのアクセスを提供する単一のプラットフォームを通じて、借り手と貸し手をオンラインで結び付けている。コインワークスでは、機械学習を活用して借り手が低金利ローンにアクセスすることを可能にし、同時に資金提供者がより高いリターンを取得できるようにしている。利用可能な商品には、事業資金調達やインボイス・ファイナンスが含まれる。

コインワークスの共同創業者であり執行役会長のウィリー・アリフィンは次のように述べている。「私たちがコインワークスを創業したときには、インドネシアで金融の民主化を図り、ファイナンシャルインクルージョンを目指していました。ほんの数年でインドネシア最大の個人投資家ベースを有する成長を遂げ、ユーザーは30万人以上に達しています。このラウンドは超過応募となり、調達した資金は既存の株主が提供する意思のある流動性の量のみに値し、コインワークスに対する投資家の需要を反映するものではありません。」

コインワークスの共同創設者でありCEOのベネディクト・ハリオノは次のように述べている。「過去3年間にわたり、当社はインドネシア小売業市場の大部分を対象として生産的融資を行ってきました。当社の急成長は、早期投資の重要性に対する一般の認識度の高まりによって支えられています。」

現在、コインワークスのプラットフォームの投資家・資金提供者の60%以上はミレニアル世代であり、投資家の70%はコインワークスが初めての投資商品であると言っている。

イースト・ベンチャーズ (East Ventures)、シナール・マス・デジタル・ベンチャーズ (Sinar Mas Digital Ventures: SMDV)、YJキャピタル (YJ Capital Inc.) の合弁グロースファンドであるEVグロースのパートナー、ウィルソン・クアカ (Willson Cuaca) は次のように述べている。「投資商品や融資商品のアクセスと便宜性におけるギャップのため、コインワークスはインドネシアにおける極めてユニークなフィンテックとなっています。同社の急成長に感心しています。」

クオナ・キャピタルの共同創設者でありパートナーであるガネシュ・レンガスワミー (Ganesh Rengaswamy) は次のように述べている。「コインワークスは、ファイナンシャルインクルージョンを目指すというクオナのミッションを共有し、責任ある融資への取り組みの結果として、インドネシアの企業に劇的な影響を与えています。同社は、中小企業の成長を促進するリソースの実現において極めて大きな役割を果たしています。コインワークスの市場でのリーダーシップを強化するにあたって同社をサポートできることをとても嬉しく思っています。」

クオナ・キャピタルは非営利ファイナンシャルインクルージョンのパイオニアであるアクシオン (Accion) との戦略的関係を活用して、新興市場でのインクルージョンのためにフィンテックを中心に取り組んでいるベンチャーキャピタル企業のリーダー的地位にある。

コインワークスは以前、マンディリ・キャピタル・インドネシア (Mandiri Capital Indonesia)、コンバージェンス・ベンチャーズ (Convergence Ventures)、グナン・セウ (Gunung Sewu)、ビーブルブロックス (Beeblebrox)、クオナ・キャピタル (Quona Capital) で構成される投資家から2018年にシリーズA資金提供を受けている。

コインワークスについて
2016年に創業されたコインワークスは、インドネシア最大のピアツーピア (P2P) 貸付プラットフォームであり、インドネシア金融サービス局 (OJK) で登録および監督されている。コインワークスは、在来の金融機関との銀行取引のなかった、または十分な銀行取引が行われていなかった人々のために、金融サービスへのアクセスを提供する単一のオンラインプラットフォームを通じて、借り手と貸し手を結び付けている。コインワークスは30万人以上のユーザーから信頼を得ており、「コインビジネス (KoinBisnis) 」と「コインピンター (KoinPintar) 」商品を通じて事業開発のための生産的ローンに焦点を合わせている。

コインワークスは2017年、「ビジネス・インドネシア (Bisnis Indonesia) 」紙によって、「Most Innovative Fintech of the Year (本年度の最も革新性の高いフィンテック) 」に指名された。コインワークスはまた、「ワータ・エコノミ (Warta Ekonomi) 」による「Most Innovative Company in Online Funding with Machine Learning (フィンテックにおいて機械学習を活用している、オンライン資金調達の最も革新的な企業) 」に2018年および2019年に指名された。コインワークスについて詳しくは、以下を閲覧されたい。https://koinworks.com

EVグロースについて
EVグロース (EV Growth) は、イーストベンチャーズ、インドネシアのコングロマリットであるシナール・マス (Sinar Mas) のVC部門であるSMDVおよび、ヤフー・ジャパン (Yahoo Japan) のVC部門であるYJキャピタルの間での、2億米ドル (約210億円) の合弁ファンドである。EVグロースは、インドネシアを中心に東南アジアの成長段階の新興企業に投資している。EVグロースは、ソシオラ (Sociolla)、IDNメディア (IDN Media)、モカ (Moka)、ワルン・ピンター (Warung Pintar)、ルアングル (Ruangguru) を含むさまざまな分野のスタートアップを支援してきた。

クオナ・キャピタルについて
クオナ・キャピタル (Quona Capital) は、新興国市場におけるインクルージョンのフィンテックに重点を置いたスケールアップ段階のベンチャー企業である。クオナのパートナーは、新興国市場および先進国市場の両方で投資家および事業者としての豊かな経験を有しており、優れた経済的リターンを生み出すことでファイナンシャルインクルージョンにおける革新を推進する可能性を持つ企業の起業家を求めている。今日までに、クオナはラテンアメリカ、南アジア、東南アジア、およびサハラ以南のアフリカで、25社を超える金融テクノロジー企業がサービスの行き届いていない消費者や中小企業へのアクセスを拡大することを支援してきた。クオナは、マイクロファイナンスおよびフィンテックのインパクト投資における先駆的なレガシーを持つ世界的な非営利団体であるアクシオン (Accion) との戦略的関係を通じてスタートを切った。同社はワシントンDC、バンガロール、ケープタウン、メキシコシティ、シンガポールにオフィスを構えている。詳細については、quona.comを閲覧されたい。

報道関係者向け問い合わせ先
コインワークス
ジョナサン・ブライアン (Jonathan Bryan)
jonathan@koinworks.com
+62 812 8780 1003

EVグロース
トリー・プリハトノ・ンガセリン (Try Prihatono Ngaserin)
try@evgrowth.vc
+65-8172-8137

クオナ・キャピタル
シャノン・オースティン (Shannon Austin)
Shannon@quona.com
(+1) 703-338-8813

本発表に付随する写真は、下記から入手可能である。https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/2c0b14b1-e2ac-42ec-99fd-3c09dd181d64