TripleBlind、企業間のデータコラボレーション機会促進を目指してアジア太平洋地域に拡張


高度に規制されたデータを収益化して成長機会を創成する新しいデータプライバシー/クリーンルームソリューションがAFINのAPI Exchangeマーケットプレイスより利用可能に。アルビン・タンがAPACビジネス開発担当取締役に就任

ミズーリ州カンザスシティ, Jan. 22, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- 高度な数学に基づく革新的技術をベースとした、高速で効率とコスト効率に優れたデータプライバシー/クリーンルームソリューションを開発したTripleBlindは本日、南アジア各地およびオーストラリアでビジネスを行っている企業向けに同社ソリューションを提供すると発表した。TripleBlindは、シンガポールの個人データ保護法 (PDPA) などの最新のデータプライバシー基準を企業が適用できるように支援しており、当初はASEAN金融イノベーション・ネットワーク (AFIN) のAPI Exchange (APIX) マーケットプレイスからソリューションを提供する。

TripleBlindの共同設立者兼CEOのリディマン・ダス (Riddhiman Das) は次のように述べている。「今後2030年までに、ASEAN地域ではGDPが倍増し、4兆ドル (約416兆円) に達すると予測されています。また、新たに1億4,000万人の消費者が加わり、世界の消費者の16%を占めるまでになります。当社は、企業と協力して、この成長がもたらす機会を活用できるよう、企業が所有する、規制されたデータを活用して収益化する絶好の機会があると確信しています。」

APACでのTripleBlindの取り組み

アジア太平洋地域に事業所を置く企業は、利用可能なデータをすべて活用して、各国で義務付けられる複雑で厳格なデータ保護/サイバーセキュリティ基準を順守することにより、ビジネス成長の可能性があると認識している。企業は、TripleBlindのテクノロジープラットフォーム特有の性質により、PDPA、一般データ保護規則 (GDPR)、その他の地域のデータ越境規制に準拠することができる。

さらに、アジア太平洋地域への展開を推進するため、アルビン・タン (Alvin Tan) をアジア太平洋地域のビジネス開発担当取締役として迎えた。タンは、アジア、オーストラリア、米国において、販売および事業戦略の策定、実行、管理でほぼ10年の経験を有している。

タンは次のように述べている。「世界全体のデータ総量は、2025年までに175 ZBに増加すると予測されています。アジア太平洋地域には、まだ利用されていないデータが莫大にあり、世界各地の企業に空前の成長機会をもたらす潜在力があります。アジア太平洋の金融機関は、TripleBlindの次世代暗号化技術、高効率で拡張可能なデータプライバシー/バーチャルクリーンルームソリューションを利用すると、生データのプライバシーとセキュリティを保護して、さまざまな規制基準に準拠することができます。」

AFINのAPIXマーケットプレイスと連携

TripleBlindは当初、APIXマーケットプレイスを通じて利用できる。APIXマーケットプレイスは、クラウドベースのグローバルプラットフォームである。管理されたグローバルなマーケットプレイスで金融機関とフィンテック企業が提携相手を見つけ、共同で実験を計画することで、革新的なソリューションを低コストかつ迅速に展開できる。また、ここにはAPIXグローバル・フィンテック・マーケットプレイスもあり、メンバーはビジネス上の問題に対するアイデアを導き出し、事前に構築されたソリューションを検索できる。

TripleBlindの仕組み

IBMの推定によると、政府の規制やプライバシー上の懸念があるため、企業は保有するデータの93%を他の企業とコラボレーション目的で共有したくないと思っている。TripleBlindは、リスクや法的責任を負うことなくこの「ダークデータ」を貴重な収益源へと換え、これまでなかったAI/ML/分析用途を実現する。TripleBlindを使用すると、規制されたデータやプライベートデータを、復号化することなくコラボレーションに活用し、新たな情報を得ることができる。

TripleBlindの次世代暗号化技術、高効率で拡張可能なデータプライバシー/データクリーンルームソリューションは、現在の問題の回避策として最も広く普及する3つの方法に代わるものである。すなわちコラボレーションに制限を課す複雑な法的契約、データ匿名化/識別ソリューション、および準同型暗号、差分プライバシー、セキュアエンクレーブなどの技術に代わるものである。

市場での潜在的メリット

TripleBlindのデータプライバシー/データクリーンルームソリューションは高速で、効率とコスト効率に優れているため、以下などの幅広い用途で新たな機会を開拓する。

  • 競合する金融機関が、より優れた資金洗浄対策の策定や各社のデータを非公開で活用して不正行為全体を削減し、コンプライアンスレベルを向上するなど、相互のメリットを達成すべくコラボレーションできる。
  • 遠隔地にある病院では、高度な診断アルゴリズムを安全に取得し、現地および地域のプライバシー基準を容易に順守できる。
  • 航空会社などの複雑な機器を扱う企業は、エンジンなどの複雑なシステムの耐用年数を予測し、サプライチェーンの部品サプライヤーのデータなど、従来入手できなかったデータを活用して、予測分析を向上できる。

アジア太平洋市場で提供されるTripleBlind製品の詳細については、アルビン・タンまで問い合わせされたい (alvin@tripleblind.ai、またはLinkedIn)。

TripleBlindについて

TripleBlindが有する、高度な数学に基づく特許取得済みの画期的技術により、PIIやPHIなどの規制されたデータ、ならびに納税申告や銀行取引などのミッションクリティカルな企業データを共有、活用、収益化することができるようになる。企業は現在、105ペタバイトものデータを保有すると推定されているが、プライバシー上の懸念や規制によりアクセスが不可能で、収益化されていない。TripleBlindにより、これらの莫大なデータを利用できるようになる。TripleBlindを使うと、詳細な情報をすばやく入手して意志決定し、モデリングと分析を改善し、顧客やパートナー、さらには競合他社とより効果的にコラボレーションできるようになるため、組織に新たな収益が生み出される。さらに企業は、HIPAA、GDPR、PDPAなど、最新の規制基準を順守できるようにする。

詳しくは、tripleblind.aiを閲覧されたい。

問い合わせ先

ビクトリア・グイマリン (Victoria Guimarin)
TripleBlind担当のUPRAISEマーケティングおよび広報
tripleblind@upraisepr.com
415.397.7600