「ファルコンズ・ビヨンド・グローバル」、IPを活用したパーク、リゾート、メディア、商品の完全統合開発会社を立ち上げ


テーマパーク、リゾート、長編映画、一話完結型シリーズ、消費財などを通じて、新会社から自社ブランドの「カトマンズ」とパートナーのIPをグローバル市場に提供。

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メリア・ホテルズ・インターナショナルとのジョイントベンチャーを介して、40か国の主な観光地で一等地の不動産と世界的な事業拠点へのアクセスを提供。

フロリダ州オーランド発, July 09, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- ヨーロッパでのテーマパークの成功、受賞歴のあるクリエイティブチーム、特許取得済みのテクノロジー、世界各地の主な観光地の不動産へのアクセスなどで実績のあるファルコンズ・ビヨンド・グローバル (Falcon's Beyond Global, LLC) は、ストーリーに基づく体験型エンターテイメントを世界各地で推進すべく、完全統合会社を立ち上げた。

これまでほとんどのIPフランチャイズでは、メディアコンテンツ、消費財などのすばやい展開はほぼ不可能ということが証明されてきた。中でも、テーマに基づくロケーションベースのエンターテイメントを一斉に展開することは困難を極める。

新会社は、トランスメディア全体で知的財産権を同時に有効化できる唯一の垂直統合エンターテイメント企業となり、メリア・ホテルズ・インターナショナル (Meliá Hotels International) とのジョイントベンチャーを通じてその能力はさらに強化される。この会社には、4,400億ドル (約48兆8,400億円) 規模のホスピタリティおよびエンターテイメント分野を変革する潜在力が見込まれる。

メリアは、世界40か国で390軒以上の施設を運営する世界No.1のレジャーホテルグループで、その多くはビーチリゾートの一等地にある。同社はファルコンズ・ビヨンドと連携して、複数の大陸のフラッグシップ不動産に、テーマパーク + リゾート複合施設を共同開発している。

ファルコンズ・ビヨンドは、大手アトラクションデザインおよびマスタープラン作成会社のファルコンズ・クリエイティブ・グループ (Falcon's Creative Group) がテーマエンターテイメント会社のカトマンズ・グループ (Katmandu Group) と統合した今年5月に、正式に発足した。

この強力な組み合わせにより、発足後間もなく、ストリーミングメディア開発からテーマパークサイトの取得、マスタープラン作成から実店舗プロジェクト、臨場感あふれるライド&アトラクションデザイン、商品作成まで、世界的なパーク&リゾート経営を通じてエンターテイメントIPを同時に有効化できる唯一の完全統合ソースが誕生した。

カトマンズIPの拡張と進展

ファルコンズ・ビヨンドが最優先する重点領域は、自社のIP Expanderモデルを適用して、自社オリジナルで完全に所有する「カトマンズ」IPの急速な進展を実現することである。カトマンズのブランドは、スペインのマヨルカ島にあるソル・カトマンズ・パーク&リゾート (Sol Katmandu Park & Resort) を訪れた何百万人ものヨーロッパ人の間ですでに人気が高く、メリアのソル・ホテルにもカトマンズブランドの子供向けキャンプ施設が増えている。

オーディエンスは、時を超えた、さまざまな要素が絡み合ったカトマンズの物語の世界に共感している。そこでは、伝説上の人物が破天荒な冒険に繰り出し、想像力と臨場感に溢れた王国、なかなか捕まらない雪男、多様な文化的背景の冒険家キャストが好奇心をかき立てる。

新キャラクター、ストリーミング動画シリーズ、商品のほか、実績のあるカトマンズIPは実店舗にも拡張されている。独自の技術力により、ファルコンズ・ビヨンドは「カトマンズ」を世界最高クラスのテーマパークとして確立し、「同じ伝説の章のように」集中型のストーリーにカスタマイズされたライド&アトラクションを用意し、デジタル化して個々のゲスト体験に紐づけられる。

プンタ・カナ、ドミニカ共和国、テネリフェ島、スペインなどの主な観光地にあるメリア・リゾートの敷地では、カトマンズ・パークの開発が進んでいる。

不可能を可能に

ファルコンズ・ビヨンド・グローバルCEOでファルコンズ・クリエイティブ・グループ設立者のセシル・D・マグプリ (Cecil D. Magpuri) は次のように述べている。「ファルコンズ・ビヨンド・グローバルは、ストーリーテリングの無限の可能性、機動的で柔軟な不動産の拡張可能性、想像力を駆使した幅広いカテゴリーへの拡張という究極の組み合わせを体現しています。私たちは、包括的でストーリー主導型の体験を開発して、未曽有のスピードで市場に投入しています。これにより、これまでにIPフランチャイズや開発者がこのような成果を上げようと挑戦した際に直面してきた大きな課題がすべて排除されます。」

ファルコンズ・ビヨンド・グローバル会長でカトマンズ・グループ共同設立者のスコット・デメラウ (Scott Demerau) は次のように述べている。「当社は実際に不可能を可能にしています。メリアとのパートナーシップを通じて、ビーチリゾートコミュニティから多目的エンターテイメントスペースまで、費用対効果の高い「体験に溢れた省スペース型」のテーマパークを建設すべく、新たにプレイブックを作成しました。ファルコンズ・ビヨンド・グローバルは、テクノロジー、デザイン、メディアの専門知識を完全に補完します。2社が協力して、これまでにアクセスできなかったものを企業に提供しています。これは、開発者、新しいIP、エンターテイメント業界大手に多大なメリットとなります。」

「体験に溢れた省スペース型」のパーク開発

メリア・ホテルズとカトマンズ・グループは、当初2012年にジョイントベンチャーを設立し、マヨルカ島にテーマに基づいたソル・カトマンズ・パーク&リゾートを設立し、「客室とエンターテイメント」を提供して、ビーチでの休暇体験を補完した。この概念実証により、メリア・ソル・ポートフォリオはトップの座へと急成長を遂げ、European Hospitality Awardsで10万軒以上のホテルから革新的サービス分野でヨーロッパNo.1に選ばれた。トリバゴ・グローバル (Trivago Global) は、パーク + リゾートを子供連れの旅行向けとしてスペインのNo.1ホテルに選んだ。トリップアドバイザー (TripAdvisor) は、スペインのパークトップ3にカトマンズパーク (Katmandu Park) を3年連続で選出した。さらに、Travelers' Choice Best of the Best 2020にも選ばれている。

ファルコンズ・ビヨンドは、メリアとのジョイントベンチャーを活用して、カトマンズの「体験に溢れた省スペース型」のテーマパークというユニークで実証済みのモデルと世界各地の他のIPをさらに高いレベルへと引き上げている。メリアは、世界各地に事業拠点を展開して、南北米、ヨーロッパ、アジアなどの観光地で成長を可能にしている。重要なIPをさらに追加する権利はすでに確保されており、ファルコンズ・ビヨンドは、未曽有のスピードで完全なトランスメディア表現を展開すべく他のユーザーと協議している。同社は、1,000億ドル (約11兆1,000億円) 超のマスタープラン作成と設計プロジェクトを手がけており、世界最高クラスのアトラクションと体験に対して数多くのデザイン賞を受賞している。

メガパークに代わる画期的な選択肢

従来の「メガテーマパーク」では、6~8年を超える計画期間、数十億ドルの投資、困難な不動産取得、新しい交通インフラ、都市計画、5~7年の建設期間を要した。

ファルコンズ・ビヨンドは、これに代わる画期的な選択肢を提供する。

ファルコン独自のライド&アトラクションは、世界最高クラスで最先端のストーリーに基づくもので、この種としては世界初である。特許取得済みのテクノロジーを駆使して、「体験に溢れた省スペース型」のパークでメガパーク並みの体験を独自に創造できる。このモデルのパークでは、高密度の観光スポットにある既存のリゾートで十分に活用されていない土地を利用する。ファルコンズ・ビヨンドのパークは、わずか24~36か月の期間で、メガパークにかかるコストのほんの一部で展開できる。ファルコンが専門家を派遣し、継続的に運用を担当する。

真に破壊的なモデル

メリア・ホテルズ・インターナショナル最高執行責任者のアンドレ・ジェロンドー (André Gerondeau) は次のように述べている。「メリアは、世界中のお客様に素晴らしい体験をお届けするよう取り組んでいます。カトマンズをテーマにしたパークやリゾートは、今後もストーリーに欠かせない要素となるでしょう。この取り組みを通じて、「部屋とエンターテイメント」を提供するホスピタリティ業界の競合他社よりも5年先んじているように感じます。メリアの社員全員が独創的な考え方と豊富な開発体験を持つファルコンズ・ビヨンドの専門家と連携できることをとても楽しみにしています。」

包括的なサービスを提供するクリエイター主導の子供向けエンターテイメント会社であるエピック・ストーリー・メディア (Epic Story Media) 設立者で業界リーダーのケン・フェア (Ken Faier) は次のように述べている。「ファルコンズ・ビヨンドと、かつてない想像力に富んだ実証済みのIP有効化モデルは、既存のエンターテイメント業界のパラダイムを完全にシフトさせます。  私たちは、ファルコンズ・ビヨンドの開発活動を直接見てきました。壮大なコラボレーションの追求を大いに期待しています。優れたIPの魅力的な体験を求める家族より、多大な需要があります。」

ファルコンズ・ビヨンド・グローバルは、知的財産権の拡張、ライセンス供与、臨場感あふれる体験の専門知識を備えており、想像の世界を現実にするかつてない能力を備えている。オーディエンスやゲストの心を刺激し、生涯残る思い出を提供している。

ファルコンズ・ビヨンド・グローバルについて
ファルコンズ・ビヨンド・グローバル (Falcon's Beyond Global, LLC) はフロリダ州オーランドに本社を置き、知的財産の拡張を専門とする、最高レベルの完全統合体験型エンターテイメント開発企業である。同社は、所有および運営するテーマパーク、リゾート、アトラクション、特許取得済みのテクノロジー、長編映画、一話完結型シリーズ、消費財、ライセンシングなどを通じて、自社独自のIPとパートナーのIPをグローバル市場に提供している。同社は多数のデザイン賞を受賞し、世界39か国でデザインサービスを提供している。同社は、ファルコンズ・ツリーハウス (Falcon's Treehouse、マスタープラン作成と設計)、ファルコンズ・デジタル・メディア (Falcon's Digital Media)、ファルコンズ・ライセンシング (Falcon's Licensing)、ファルコンズ・パークス&リゾーツ (Falcon's Parks & Resorts) の4つの主要部門で構成される。ストーリーテリングは、ファルコンズ・ビヨンドの全プロジェクトの推進力で、想像の世界を現実に変える。詳しくは、www.falconsbeyondglobal.comを閲覧されたい。

メリア・ホテルズ・インターナショナルについて
メリア・ホテルズ・インターナショナル (Meliá Hotels International (MHI)) は、1956年にスペインのパルマ・デ・マヨルカに設立され、40以上の国々で390軒を超えるホテルを開業、または開業準備している。同社のホテルは、「グラン・メリア・ホテルズ&リゾーツ (Gran Meliá Hotels & Resorts)」、「パラディスス・バイ・メリア (Paradisus by Meliá)」、「MEバイ・メリア (ME by Meliá)」、「メリア・ホテルズ&リゾーツ (Meliá Hotels & Resorts)」、「INNSiDEバイ・メリア (INNSiDE by Meliá)」、「ソル・バイ・メリア (Sol by Meliá)」、「TRYPバイ・ウィンダム (TRYP by Wyndham)」の各ブランドで運営されている。同社はリゾートホテルのグローバルリーダーであり、リゾート体験により、レジャーに触発されたアーバンホテルの成長市場でリーダーとなった。S&Pグローバル (S&P Global) が発行した『Sustainability Yearbook 2020』では、メリアが「Most Sustainable Hotel Companies in the World (Silver Medal)」 (世界で最も持続可能なホテル銀賞) に選出され、フィナンシャル・タイムズ (Financial Times) とスタティスタ (Statista) による2021年欧州気候リーダー(Europe's Climate Leaders 2021) にも選出されている。メリア・ホテルズ・インターナショナルは、IBEX 35会員でもあり、メルコ・ランキング (Merco Ranking) ではスペインのホテル企業で最も評判の高い会社に選ばれた。詳しくは、www.meliahotelsinternational.comを閲覧されたい。

問い合わせ先:

ジョエル・ムーア (Joel Moore)
プレイテル・ストラテジー (Praytell Strategy)
joel@praytellagency.com

マリア・ウンベルト (María Umbert)
メリア・ホテルズ・インターナショナル
maria.umbert@melia.com

この発表に関する写真はこちらで入手可能: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/77a4b0cf-859f-4c92-b5c4-8e95f66ea4f6