タコニック・バイオサイエンシズ、新しいヒト化免疫システム (HIS) モデルを免疫腫瘍研究のポートフォリオに追加

新モデル「huNOG-EXL EA」は、試験期間を大幅に延長


ニューヨーク州レンセラ, Jan. 22, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- 新薬発見のための動物モデルソリューションにおけるグローバルリーダーであるタコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、ヒト化免疫システム (HIS) マウス「huNOG-EXL EA (早期アクセス)」を発表した。本製品は、広く使用されているタコニックのHISポートフォリオを拡大する。huNOG-EXL EAは、骨髄系HISマウスモデルの使用を成功させられる試験期間を大幅に延長する。

タコニックのhuNOG-EXLモデルは、ヒトの骨髄系およびリンパ系細胞をサポートしており、これらのマウスは、免疫腫瘍学研究やその他の免疫関連のアプリケーションに特に有用である。骨髄支持型HISモデルの中で最も長い寿命を持つ当初のhuNOG-EXLモデル (現在はhuNOG-EXL SA (標準アクセス) と呼ばれている)は、2016年から前臨床創薬研究への応用に成功している。huNOG-EXL SAモデルは、移植後10週目の品質管理ステップ後に提供される。ユーザーからのフィードバックによると、特に長い試験期間を必要とする研究用途や、検疫期間の長い地域への輸入は、実験や物流の面でハードルが高く、標準アクセス (SA) モデルの実用性が制限されることがある。

新しいhuNOG-EXL EAモデルでは、移植後すぐにhuNOG-EXLマウスにアクセスできるため、これらの課題を解消することができ、有用な試験期間を延長することができる。このため、huNOG-EXL EAは、成長の遅い腫瘍の移植や、長期の治療パラダイム、あるいは様々な試験のカスタマイズに最適である。また、これらのマウスの有効な試験期間のかなりの部分を費やすことになる、モデルの輸入検疫に直面している研究者にとっても、骨髄系の拡張モデルを早期に入手できることにはメリットがある。huNOG-EXL EAモデルは、生着率の評価を行う前に出荷されるため、生着率が良好であることが既に確認されているドナーの細胞を用いて製造され、生着失敗のリスクを低減している。

タコニックの商用製品担当ヴァイスプレジデントのマイケル・セイラー博士 (Dr. Michael Seiler) は次のように述べている。「huNOG-EXL EAモデルは、免疫腫瘍の研究やその他の免疫関連疾患の研究を行う研究者にとって、重要な科学的ニーズを満たすものです。タコニックでは、広範な研究開発を行い、複数の業界パートナーとの協力により厳格なベータテストを経て、この新しいモデルを提供し、この当社独自のヒト化マウスの有用性を拡大できることを嬉しく思います。」

タコニックのhuNOG-EXL EAモデルの詳細については、電話1-888-TACONIC (888-822-6642) (米国)、+45 70 23 04 05 (ヨーロッパ)、またはメールinfo@taconic.comにて問い合わせされたい。

タコニック・バイオサイエンシズについて

タコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、遺伝子組み換え操作を行った齧歯類モデルおよびサービス分野において、完全認可を受けているグローバルリーダーである。1952年に創立された同社は、世界各地の貴重なリサーチモデルの取得、カスタム生成、繁殖、事前コンディショニング、試験、流通を支援するための最適な動物ソリューションを提供している。遺伝子組み換え操作を行ったマウスモデルやラットモデル、マイクロバイオーム、がん免疫療法用マウスモデル、統合型モデル設計・繁殖サービスが専門。米国およびヨーロッパに3か所のサービスラボと6か所の繁殖施設を擁し、アジアにおける流通取引関係も維持しており、世界のほぼどこにでも動物モデルを提供できるグローバルな出荷体制を備えている。

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