エコモビリティ世界大会閉幕 陳菊高雄市長、持続可能な生態系の実現に本腰 


KAOHSIUNG, Taiwan, Oct. 12, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) -- 南部・高雄市で開かれていたエコモビリティ世界大会が4日、3日間の日程を終えて閉幕しました。同大会は持続可能な発展を図るエコ交通の促進イベント、エコモビリティ世界フェスティバルの全体会議です。会期中、低炭素都市として向き合わなければならない課題であるシェアリングエコノミーや公共交通機関、インテリジェントシステムなどが話し合われた。

陳菊高雄市長をはじめ、高雄市とエコモビリティ世界フェスティバルを共催した持続可能性を目指す自治体協議会、イクレイのモニカ・ジンマーマン事務局次長やフェスティバルのクリエーティブ・ディレクター、コンラッド・オットー・ジンマーマン氏、各都市の代表者らが立ち会う中、先進的な都市交通の実現を目指す「高雄宣言」が採択されました。

同宣言により、持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定のうち脱炭素型都市に向けた都市交通政策の実現、交通分野で世界をリードする存在として、都市の移動手段に関する新たな選択肢やサービスを理解する上で同じ志を持つ仲間を奨励し共に変わっていくことなどが約束されています。陳市長は異なる都市との交流を通してエコ交通の方向性を探り、人々にその重要性と意義を理解してもらえればと期待を表明。フェスティバルの開催を通じて高雄の経験を共有できると述べ、今後も地球温暖化による気候変動対策に積極的に取り組んでいくと意気込んでいます。

環境配慮型の移動を推進する世界自治体連携「エコモビリティアライアンス」の議長を2016年から務めてきた陳市長。エコ交通の理念を実現するため、フェスティバルの開催に合わせ、同市の人気スポット、哈瑪星を歩行、自転車、公共交通、電気自動車などの専用スペースに指定したことにも触れ、市内の他地域にも哈瑪星のようなエココミュニティが普及できればと意欲を見せました。

高雄市では来年9月、第二回世界港湾都市フォーラムが開催されます。海洋汚染や気候変動といった港湾都市が直面する様々な問題を議論する予定で、陳市長は地元の人々の温かさを身をもって体験するよう来訪を呼びかけています。

広報担当:呉冠慧(Anny Wu)
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