リバプール (英国) 発, Oct. 30, 2018 (GLOBE NEWSWIRE) -- SPG法律事務所 (SPG Law) は本日、940万人の顧客の個人情報に対する不正アクセスが生じたというキャセイパシフィック航空の10月24日水曜日付の発表に応じ、キャセイパシフィック航空 (Cathay Pacific Airways Limited) に対するグループ訴訟を開始した。同件は、グローバルトラベル業界で最も深刻なデータ侵害の一つであった。
キャセイパシフィック航空は、データ侵害により影響を受けた個人の不便、苦痛、および個人情報の誤用に対して金銭的賠償を提供しなかったため、SPG法律事務所はグループ訴訟を開始している。世界中の消費者が、ロンドンの高等裁判所における本訴訟に参加できる。
キャセイパシフィック航空は、2018年3月にそのネットワーク上で疑わしい行為が発見されたことを認めており、数百万人もの顧客の個人データへの不正アクセスが行われたことを2018年5月初旬までに知っていた。
これまで、キャセイパシフィック航空は2018年5月に施行された一般データ保護規則 (「GDPR」) に準じて欧州の顧客に対して義務付けられているにもかかわらず、個人に対し直接的な経済的損失に対する賠償を提示しておらず、非物質的損害に対して賠償金を支払うことにも同意していない。
SPG法律事務所のパートナーであるトム・グッドヘッド (Tom Goodhead) は次のようにコメントしている。「キャセイパシフィックがこのように壊滅的なデータ侵害を認めるのに6か月もかかったのは衝撃的です。パスポート番号、過去の旅行情報、その他の機密の個人情報が侵害されたことにより、世界中の数百万人もの人々に深刻な不便と苦痛がもたらされました。キャセイパシフィック航空は欧州の請求者に対し、非物質的損害を賠償する責任があります。GDPR、そしてSPG法律事務所は、キャセイパシフィック航空に責任を取ることを求めています。」
SPG法律事務所では、影響を受けた各人がキャセイパシフィック航空から最大1,800英ポンド / 2,300米ドル (約26万円) を請求することができ、個々の状況により場合によってはさらに高額を請求できると推定している。SPG法律事務所では、本件における悪化要因は、機密性の高い個人情報が侵害されたこと、およびその程度が大きかったことであると考えている。
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