エンスター・グループ・リミテッド、第1四半期報告書を提出


  • 2021年1~3月の純利益は1億8,320万ドル (約199億円)
  • 2021年1~3月の非GAAP営業利益は2億8,370万ドル (約308億円)
  • 2021年1~3月の完全希薄後一株当たりの簿価は284.72ドル (約30,949円)に増加

バミューダ諸島ハミルトン発 , May 11, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- エンスター・グループ・リミテッド (Enstar Group Limited) (Nasdaq: ESGR) は本日、米証券取引委員会にForm 10-Qで年次報告書を提出し、2021年1~3月の利益と財務状況を報告した。

エンスターは、2021年1~3月の連結純利益を1億8,320万ドル (約199億2,181万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり8.38ドル (約911円) の利益) と報告した。これに対して、2020年1~3月では、5億1,680万ドル (約561億9,865万円) の連結純損失 (完全希薄化後の普通株式一株当たり23.98ドル (約2,608円) の損失) であった。

2021年1~3月の純利益の主な要因は次の通り:

  • 正味発生損失及び損失調整費用における5,550万ドル (約60億3,285万円) の減少。今期既経過保険料がある、2020年6月にランオフとなったStarStone International事業に主に関連する今期損失5,410万ドル (約58億8,067万円) により一部相殺されたものの、過年度の1億960万ドル (約119億1352億円) より改善した。この改善は主に、公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値が7,550万ドル (約82億685万円) 減少したことによるものである。公正価値の減少は、社債利回りの上昇によるものである。
  • 持分法投資による利益は1億1,800万ドル (約128億2,660万円)。

2021年1~3月の非GAAP営業利益1 は、2億8,370万ドル (約308億5,054万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり12.98ドル (約1,411円)の利益) であった。これに対して、2020年1~3月では、非GAAP営業損失が3億3,780万ドル (約367億3,356万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり15.68ドル (約1705円)の損失) であった。

2021年3月31日現在のエンスターの普通株主資本は、63億ドル (約6,850億円) (完全希薄化後普通株式一株当たり284.72ドル (約30,961円)) であった。これに対して、2020年3月31日時点では62億ドル (約6,742億円) (完全希薄化後普通株式一株当たり281.20ドル (約30,579円)) であった。エンスターのWebサイト (www.enstargroup.com) で入手可能なForm 10-Qには、エンスターの事業および業績に関する詳細な説明が記載されている。

エンスターについて

エンスター (Enstar) は、バミューダ諸島、米国、英国、欧州大陸、オーストラリア、その他の国際拠点にあるグループ企業ネットワークを通じて、画期的な資本リリースソリューションを提供する、NASDAQ上場の大手グローバル保険グループである。同社は、レガシー買収のマーケットリーダーとして、2001年の創業以来、100社を超える企業やポートフォリオを取得してきた実績を持つ。エンスターに関する詳細については、www.enstargroup.comを閲覧されたい。

非GAAP財務指標

エンスターの米国GAAPに準じて決定された普通株主に帰属する純損益および希薄化後の普通株一株当たりの損益報告のほか、SEC規則レギュレーションGに定義された非GAAP財務指標である、エンスターの普通株主に帰属する非GAAP営業損益および希薄化後の普通株一株当たりの非GAAP営業損益についての報告が、当社の業績に関する貴重な指標となる。

非GAAPベースの営業損益は、以下を除くエンスターの普通株主に帰属する純利益である: (i) 純損益に含まれる、直接運用している固定満期投資および保有ファンドの純実現損益と純未実現損益、(ii) 公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値の変動、(iii) 該当する場合は子会社売却の損益、(iv) 該当する場合は非継続事業からの純損益、(v) 該当する場合はこれらの調整の税効果、および (vi) 該当する場合は非支配持分への調整部分の帰属。純損益に含まれる、直接運用している固定満期投資および保有ファンドの純実現損益および純未実現損益、および公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値には、主に市況および一般的な経済状況により期間ごとに大幅な変動があり、当社の収益に対するこれらの影響は中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。当社では、子会社の売却による損益および非継続事業からの純損益は、当社の中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。希薄化後の普通株式1株あたりの非GAAP営業損益は、非GAAPベースの営業利益計算に使われた希薄化後1株あたりの調整額を除外した希薄化後の普通株式1株あたりの純利益である。

当社では、連結財務諸表の読者は、これらの非GAAP指標を活用することで、当社の経営陣が当社の事業活動のパフォーマンスを分析する方法とより合致する方法で当社の業績を分析しやすくなると考えている。当社では、他社とは異なる定義や計算が行われている可能性のあるこれらの非GAAP財務指標を発表することにより、当社の連結財務成績の理解を向上させられると考えている。これらの指標は、米国GAAPに準じた計算に代わるものと見なされるべきではない。

非GAAP財務指標の調整

エンスターの普通株主に帰属する非GAAP営業益は、以下の表に示すとおり、連結損益計算書の中の特定の項目を、最も近いGAAP財務指標であるエンスターの普通株主に帰属する純利益に加算するかまたはそこから差し引くことによって計算されている。

  
 Three Months Ended
 March 31,
 2021 2020
 (expressed in thousands of U.S.
dollars, except share and per
share data)
Net earnings (loss) attributable to Enstar ordinary shareholders$183,197   $(516,821)
Adjustments:   
Net realized and unrealized losses on fixed maturity investments and funds held - directly managed (1)206,183   277,561  
Change in fair value of insurance contracts for which we have elected the fair value option(75,472) (58,237)
Net gain on sale of subsidiaries(14,894) —  
Net loss from discontinued operations—   2,069  
Tax effects of adjustments (2)(16,148) (25,965)
Adjustments attributable to noncontrolling interest (3)864   (16,411)
Non-GAAP operating income (loss) attributable to Enstar Group Limited ordinary shareholders (4)$283,730   $(337,804)
    
Diluted net earnings (loss) per ordinary share (5)$8.38   $(23.98)
Adjustments:   
Net realized and unrealized losses on fixed maturity investments and funds held - directly managed (1)9.43   12.86  
Change in fair value of insurance contracts for which we have elected the fair value option(3.45) (2.70)
Net gain on sale of subsidiaries(0.68) —  
Net loss from discontinued operations—   0.10  
Tax effects of adjustments (2)(0.74) (1.20)
Adjustments attributable to noncontrolling interest (3)0.04   (0.76)
Diluted non-GAAP operating income (loss) per ordinary share (4) (5)$12.98   $(15.68)
    
Weighted average ordinary shares outstanding:   
Basic21,562,341   21,549,844  
Diluted21,852,324   21,779,906  

(1) 確定期日証券に関連する純実現損益および純未実現損益を表す。当社の確定期日証券は当社のバランスシートに直接計上されており、「保有ファンド - 直接運用」残高にも含まれている。当社の純実現損益および純未実現損益の詳細については、2021年1~3月のForm 10-Qの四半期報告書の項目1に記載されている当社の連結財務諸表の注記4「投資」を参照のこと。
(2) 適用される管轄税率で計算された、税引前調整が関連する特定の国の税金費用または利益の総計を表す。
(3) 調整が適用される特定の子会社に関連する非支配持分に帰属する純損益に対する調整の影響を表す。
(4) 非GAAP財務指標。
(5) 損失期間において、希薄化される可能性のある有価証券を含めることによって希薄化されなくなるため、希薄化後の普通株式一株あたりの損失を計算する場合の分母には、基本加重平均発行済み株式を使用する。

注意事項

本プレスリリースには、1995年米国証券民事訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内で、将来の見通しに関する記述が含まれている。これらの記述には、エンスターおよびその経営陣の意図、確信、あるいは現時点での予想に関する記述が含まれている。これらの将来の見通しに関する記述は、記述が行われた時点での事柄を述べているに過ぎず、将来の業績を保証するものではなく、リスクや不確実性が含まれること、および実際の結果は、さまざまな要因により将来の見通しに関する記述で予想されている状態とは実質的に異なる可能性があることを投資家に警告する。エンスターに関する重要なリスク要因については、同社の2020年12月31日までの事業年度のForm 10-K (年次報告書) の見出し「リスク要因」に記載されており、言及としてここに組み込まれているものとする。さらにエンスターは、法律によって義務づけられている場合を除き、将来の見通しの変更や、かかる記述のもとになる出来事、条件、状況、あるいは前提の変更を反映するように書面または口頭で将来予想に関する記述を更新する義務を負わず、また本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述の更新あるいは改訂を公式に発表する義務も負わない。

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1非GAAP営業損益および希薄化後普通株式一株あたりの非GAAP営業損益は、SEC規則レギュレーションGに定義された非GAAP財務指標である。これらの非GAAP指標とそれらに最も近いGAAP財務指標 (エンスターの普通株主に帰属する純損益および希薄化後の普通株式一株当たりの純損益) との照合が、これらの項目を提示する根拠と共に以下に示されている。

問い合わせ先: エンスター・コミュニケーションズ (Enstar Communications)
電話: +1 (441) 292-3645