エンスター・グループ・リミテッド、第2四半期報告書を提出


  • 2021年第2四半期および中間期の純利益は3億7,730万ドル (約415億300万円) および5億6,050万ドル (約616億5,500万円)
  • 2021年第2四半期および中間期の非GAAP営業利益1は2億9,050万ドル (約319億5,500万円) および5億7,430万ドル (約631億7,300万円)
  • 2021年6月30日現在の完全希薄化後1株当たり純資産は304.59ドル (約33,504.9円) と前年比43.0%増
  • 2021年6月30日以降に行われた戦略的自社株買いの影響を反映した、プロフォーマの完全希薄化後1株当たり純資産2は319.25ドル (約35,117.5円)

バミューダ諸島ハミルトン発, Aug. 10, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- エンスター・グループ・リミテッド (Enstar Group Limited) (Nasdaq: ESGR) は本日、米証券取引委員会 (SEC) にフォーム10-Q四半期決算報告書を提出し、2021年第2四半期 (4~6月) および中間期 (1~6月) の利益と財務状況を報告した。

同社は、2021年第2四半期および中間期の連結純利益をそれぞれ3億7,730万ドル (約415億300万円) (完全希薄化後普通株式1株当たり17.28ドル (約1,900.8円))、および5億6,050万ドル (約616億5,500万円) (完全希薄化後普通株式1株当たり25.60ドル (約2,816円)) と報告した。2020年第2四半期 (4~6月) および中間期 (1~6月) の連結純利益はそれぞれ7億9,860万ドル (約878億4,600万円) (完全希薄化後普通株式1株当たり36.65ドル (約4,031.5円))、2億8,170万ドル (約309億8,700万円) (完全希薄化後普通株式1株当たり12.93ドル (約1,422.3円))であった。

2021年第2四半期の純利益の主な要因は次の通り:

  • 純実現利益および純未実現利益4億520万ドル (約445億7,200万円)。これには連結変動持分事業体、その他の投資および株式に関連する3億3,000万ドル (約363億円)、および確定利付証券に関連する7,530万ドル (約82億8,300万円) が含まれる。

2021年中間期の純利益の主な要因は次の通り:

  • 2021年中間期の純実現利益および純未実現利益3億8,440万ドル (約422億8,400万円)。これには、連結変動持分事業体、その他の投資および株式に関連する5億1,540万ドル (566億9,400万円) が含まれ、確定利付証券に関連する未実現損失1億3,090万ドル (約143億9,900万円) によって一部相殺された。
  • 持分法投資による利益は1億1,500万ドル (約126億5,000万円)。

2021年第2四半期および中間期の非GAAP営業利益1は、それぞれ2億9,050万ドル (約319億5,500万円) (完全希薄化後普通株式1株あたり13.31ドル (約1,464.1円)) および5億7,430万ドル (約631億7,300万円) (完全希薄化後普通株式1株あたり26.23ドル (約2,885.3円)) であった。これに対して、2020年第2四半期および中間期の非GAAP営業利益は、それぞれ5億6,760万ドル (約624億3,600万円) (完全希薄化後普通株式1株あたり26.05ドル (約2,865.5円)) および2億2,980万ドル (約252億7.800万円) (完全希薄化後普通株式1株あたり10.55ドル (約1,160.5円)) であった。

2021年6月30日現在のエンスターの普通株主資本は、67億ドル (約7,370億円) (完全希薄化後普通株式1株当たり304.59ドル (約33,504.9円)) であった。これに対して、2020年12月31日時点では62億ドル (約6,820億円) (完全希薄化後普通株式1株当たり281.20ドル (約30,932円)) であった。2021年6月30日以降に行われた戦略的自社株買いの影響を考慮した、エンスター社のプロフォーマの完全希薄化後1株当たり実質純資産2は、319.25ドル (約35,117.5円) であった。エンスターのWebサイト (www.enstargroup.com) で入手可能なフォーム10-Q報告書には、エンスターの事業および業績に関する詳細な説明が記載されている。

______________________________________
1非GAAP営業損益および完全希薄化後普通株式1株あたりの非GAAP営業損益は、SECレギュレーションGで定義する非GAAP財務指標である。これらの非GAAP指標とそれらに最も近いGAAP財務指標 (エンスターの普通株主に帰属する純損益および希薄化後普通株式1株当たり純損益) との照合が、これらの項目を提示する根拠と共に以下に示されている。

2プロフォーマの完全希薄化後1株当たり純資産は非GAAP指標であり、以下の説明とおり、2021年6月30日以降に行われた自社株買いの影響を、完全希薄化後1株当たり純資産の計算における分子と分母に反映させた結果を示している。プロフォーマの完全希薄化後1株当たり純資産の、完全希薄化後1株当たり純資産との照合は、この項目を提示する根拠とともに以下に示されている。

エンスターについて

エンスター (Enstar) は、バミューダ諸島、米国、英国、欧州大陸、オーストラリア、その他の国際拠点にあるグループ企業ネットワークを通じて、画期的な資本リリース ソリューションを提供する、NASDAQ上場の大手グローバル保険グループである。同社は、レガシー買収のマーケットリーダーとして、2001年の創業以来、100社を超える企業やポートフォリオを取得してきた実績を持つ。エンスターに関する詳細については、www.enstargroup.comを閲覧されたい。

非GAAP営業利益

米国GAAPに準じて報告する普通株主に帰属する純損益および希薄化後普通株式1株当たりの損益報告に加え、SECレギュレーションGで定義する非GAAP財務指標である、普通株主に帰属する非GAAP営業損益および希薄化後普通株式1株当たりの非GAAP営業損益を報告することは、投資家に対して同社業績に関する貴重な指標を提供する上で重要であると、エンスター経営陣は考えている。

非GAAP営業損益は、エンスターの普通株主に帰属する純利益から、以下を除外したものである: (i) 純損益に含まれる、直接運用している固定満期投資および保有ファンドの純実現損益と純未実現損益、(ii) 公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値の変動、(iii) 該当する場合は子会社売却の損益、(iv) 該当する場合は非継続事業からの純損益、(v) 該当する場合はこれらの調整の税効果、および (vi) 該当する場合は非支配持分への調整部分の帰属。直接運用している固定満期投資および保有ファンドの純実現損益および純未実現損益、および公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値には、主に市況および一般的な経済状況により期間ごとに大幅な変動があり、当社の収益に対するこれらの影響は中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。同社は、子会社の売却による損益および非継続事業からの純損益は、中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。希薄化後の普通株式1株あたりの非GAAP営業損益は、非GAAP営業利益計算に使われた希薄化後1株あたりの調整額を除外した希薄化後の普通株式1株あたりの純利益である。

エンスター経営陣は、連結財務諸表の読者は、これらの非GAAP指標を活用することで、同社経営陣が当社の事業活動のパフォーマンスを分析する方法とより合致する方法で当社の業績を分析しやすくなると考えている。また、エンスター経営陣は、他社とは異なる定義や計算が行われている可能性のあるこれらの非GAAP財務指標を発表することにより、当社の連結財務成績の理解を向上することができると考えている。これらの指標は、米国GAAPに準じた計算に代わるものと見なされるべきではない。

エンスターの普通株主に帰属する非GAAP営業益は、以下の表に示すとおり、連結損益計算書の中の特定の項目を、最も近いGAAP財務指標であるエンスターの普通株主に帰属する純利益に加算するかまたはそこから差し引くことによって計算されている。


Three Months Ended
 Six Months Ended 
 June 30, June 30,
 2021 2020 2021 2020
        
 (expressed in thousands of U.S. dollars, except
share and per share data)
Net earnings attributable to Enstar ordinary shareholders$377,326  $798,553  $560,523  $281,732 
Adjustments:       
Net realized and unrealized (gains) losses on fixed maturity investments and funds held - directly managed (1)(110,145) (417,364) 96,039  (139,803)
Change in fair value of insurance contracts for which the fair value option has been elected17,713  134,043  (57,759) 75,806 
Net gain on sales of subsidiaries    (14,894)  
Net loss from discontinued operations  1,152    3,221 
Tax effects of adjustments (2)4,869  39,264  (11,279) 13,299 
Adjustments attributable to noncontrolling interest (3)777  11,994  1,641  (4,417)
Non-GAAP operating income attributable to Enstar Group Limited ordinary shareholders (4)$290,540  $567,642  $574,271  $229,838 
        
Diluted net earnings per ordinary share$17.28  $36.65  $25.60  $12.93 
Adjustments:       
Net realized and unrealized (gains) losses on fixed maturity investments and funds held - directly managed (1)(5.04) (19.15) 4.40  (6.42)
Change in fair value of insurance contracts for which the fair value option has been elected0.81  6.15  (2.64) 3.48 
Net gain on sales of subsidiaries    (0.68)  
Net loss from discontinued operations  0.05    0.15 
Tax effects of adjustments (2)0.22  1.80  (0.52) 0.61 
Adjustments attributable to noncontrolling interest (3)0.04  0.55  0.07  (0.20)
Diluted non-GAAP operating income per ordinary share (4)$13.31  $26.05  $26.23  $10.55 
        
Weighted average ordinary shares outstanding:       
Basic21,631,749  21,565,240  21,597,236  21,557,542 
Diluted21,832,218  21,789,242  21,892,744  21,788,331 


(1)確定期日証券に関連する純実現損益および純未実現損益を表す。当社の確定期日証券は当社のバランスシートに直接計上されており、「保有ファンド - 直接運用」残高にも含まれている。当社の純実現損益および純未実現損益の詳細については、2021年6月30日に終了した期間のフォーム10-Q四半期報告書の項目1に記載されている当社の連結財務諸表の注記4「投資」を参照のこと。
(2)適用される管轄税率で計算された、税引前調整が関連する特定の国の税金費用または利益の総計を表す。
(3)調整が適用される特定の子会社に関連する非支配持分に帰属する純損益に対する調整の影響を表す。
(4)非GAAP財務指標。

プロフォーマの完全希薄化後1株当たり実質簿価 - 非GAAP

エンスターは、2021年6月30日現在の完全希薄化後1株当たり純資産のほか、2021年6月30日以降に行われた自社株買いの影響を、2021年6月30日現在の完全希薄化後1株当たり純資産に反映して調整した、プロフォーマの完全希薄化後1株当たり実質簿価も報告している。2021年7月22日、エンスターはヒルハウス グループ (Hillhouse Group) が運用していた普通株式374万9,400株を1株当たり234.52ドル (約25,797.2円)、総額8億7,930万ドル (約967億2,300万円) で買い戻した。これは、ヒルハウス グループが運用するファンドが保有していたエンスター株式の100%であり、発行済み普通株式の16.9%、議決権付き普通株式の9.4%に相当する。2021年6月30日以降、2021年7月15日に自社株買いプログラムを終了するまでの間に、同プログラムの一環として、45,311株を1,070万ドル (約11億7,700万円) で買い戻した。エンスターの経営陣は、これらの取引を反映したプロフォーマの完全希薄化後1株あたりの純資産を発表することで、エンスターの財務報告書の読者に対し、エンスターの発行済み普通株式数に重大な影響を与える自社株買いの影響に関して、有用な情報を提供できると考えている。エンスターは、今後この指標を報告しない予定である。

プロフォーマの完全希薄化後1株当たり実質簿価は、上述した自社株買いの影響を考慮して、完全希薄化後1株当たり純資産の分子と分母を調整して計算されたものである。プロフォーマの完全希薄化後1株当たり純資産は、以下のとおり調整された:

  June 30, 2021    December 31, 2020
       
 (expressed in thousands of U.S. dollars, except
share and per share data)
Numerator:   
Total Enstar shareholder's equity$7,187,308  $6,674,395
Less: Series D and E preferred shares510,000  510,000
Total Enstar ordinary shareholders' equity (A)6,677,308  6,164,395
Proceeds from assumed conversion of warrants(1)  20,229
Numerator for fully diluted book value per ordinary share calculations (B)$6,677,308  $6,184,624
July Share Repurchases (2)(890,023) 
Numerator for pro forma fully diluted book value per ordinary share calculations (C)$5,787,285  $
       
Denominator:      
Ordinary shares outstanding (D) (3)21,604,803  21,519,602
Effect of dilutive securities:      
Share-based compensation plans (4)317,380  298,095
Warrants(1)  175,901
Fully diluted ordinary shares outstanding (E)21,922,183  21,993,598
July Share Repurchases (2)(3,794,711) 
Pro forma fully diluted ordinary shares outstanding (F)18,127,472  
    
Book value per ordinary share:   
Basic book value per ordinary share = (A) / (D)$309.07  $286.45
Fully diluted book value per ordinary share = (B) / (E)$304.59  $281.20
Pro forma fully diluted book value per ordinary share = (C) / (F)$319.25  $


(1)2021年中間期にワラントが行使され、行使価格115.00ドル (約12,650円) でシリーズC議決権なし普通株式17万5,901株に転換された (非現金ベース) 。これにともない、同中間期にシリーズC議決権なし普通株式が計89,590株発行された。
(2)上記の自社株買いにより取得された株式数報告。
(3)発行済み普通株式には、議決権付き株式と議決権なし株式が含まれるが、エンスター・グループの2016年持株インセンティブ制度 (修正再表示) の下位制度である共同持株制度 (以下「JSOP」) に基づく従業員給付信託 (以下「EB信託」) で保有する普通株式は含まれない。
(4)株式ベースの希薄化証券には、制限付き株式、制限付き株式ユニット、パフォーマンス・シェア・ユニット (以下「PSU」) が含まれる。JSOPに基づきEB信託で保有するPSU数と普通株式数は、各期間終了時に、最新の推定パフォーマンス乗数を反映した付与株数によって調整される。2021年6月30日現在、JSOP株式は希薄化の影響は受けなかった。

注意事項

本プレスリリースには、1995年米国証券民事訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内で、将来の見通しに関する記述が含まれている。これらの記述には、エンスターおよびその経営陣の意図、確信、あるいは現時点での予想に関する記述が含まれている。これらの将来の見通しに関する記述は、記述が行われた時点での事柄を述べているに過ぎず、将来の業績を保証するものではなく、リスクや不確実性が含まれること、および実際の結果は、さまざまな要因により将来の見通しに関する記述で予想されている状態とは実質的に異なる可能性があることを投資家に警告する。エンスターに関する重要なリスク要因については、同社の2020年12月31日に終了した事業年度のフォーム10-K年次報告書、および2021年6月30日に終了した中間期のフォーム 10-Q四半期報告書の「リスク要因」に記載されており、参照によって本書の一部を構成する。さらにエンスターは、法律によって義務づけられている場合を除き、将来の見通しの変更や、かかる記述のもとになる出来事、条件、状況、あるいは前提の変更を反映するように書面または口頭で将来予想に関する記述を更新する義務を負わず、また本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述の更新あるいは改訂を公式に発表する義務も負わない。


問い合わせ先: エンスター・コミュニケーションズ (Enstar Communications)
電話: +1 (441) 292-3645