CGTN:女性の力を育む:彭麗媛 (Peng Liyuan)、科学教育による女性のエンパワーメントを呼びかけ


CGTNは、金曜日に北京で開催されたユネスコ女子と女性の教育賞2025 (2025 UNESCO Prize for Girls' and Women's Education) 10周年に合わせて行われた授賞式典に関する記事を掲載した。 同記事は、AI主導の時代に必要とされるノウハウと革新能力を備えた次世代の女性のエンパワーメントを実現する上で、科学教育が果たす重要な役割を探っている。

北京発, Sept. 22, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- ウガンダの農村部の10代の少女たちは、かつて、学校を中退して早婚するか、適切な衛生設備や安全対策のない教室で苦労しながら学ぶか、という厳しい選択を迫られていた。 しかし、この状況は徐々に変化しつつある。 「アフリカの学校における平等推進 (Promoting Equality in African Schools: PEAS)」プログラムは、ジェンダーに配慮し、女子の健康と尊厳を支える安全なキャンパスを建設してきた。 毎年、ウガンダ、ザンビア、ガーナの約30万人の生徒がこのプログラムの恩恵を受けている。

ザンビアでは「女子教育キャンペーン (Campaign for Female Education) (CAMFED)」が同様な変革のストーリーを語っている。 2001年以来、女子が中等教育を受ける障壁を克服する支援活動により、農村部の61万7千人以上の若い女性が学校を卒業することができた。 リーダーシップや地域活動に必要なスキルを身につけた卒業生の多くは、つい最近まで娘たちの教育が真っ先に否定されていた村々で、ロールモデルとなっている。

こうした取り組みを称えるのが、国連教育科学文化機関 (United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization) (ユネスコ(UNESCO)) 女子と女性の教育賞女子教育賞であり、金曜日に北京で10周年を祝った。 今年はケニアとレバノンのプロジェクトが受賞した。

中国の習近平国家主席夫人であり、女子・女性教育促進のためのユネスコ特使を務める彭麗媛と、ユネスコ事務総長のオードレ・アズレ (Audrey Azoulay) が、両プログラムに賞を授与した。

彭はスピーチの中で、式典の枠をはるかに超えて共感を呼ぶメッセージを発した。 夫人は、世界が人工知能と急速な技術変化に牽引される時代に入る中、科学教育による女性のエンパワーメントが必要であると述べた。

「女性の科学教育をより重視すべきです」と述べ、女性が知識、技術スキル、革新能力を身につけられるようにするよう呼びかけた。 「女性が技術革新を受け入れ、充実した人生を築けるようにする取り組みが必要です」と強調した。

中国の女性の総合的発展、特に教育分野での達成は、彭のメッセージを裏付けている。 公式データによると、2024年までに中国は就学における男女格差を実質的に解消し、女子は幼稚園児の47.3%、9年制義務教育生徒の46.98%、高校生の49.3%を占めた。 高等教育では女子学生が全登録学生の50.76%を占め、1995年比で14.15ポイント増加した。

統計上だけでなく、中国は女子の科学・技術・工学・数学分野への参加を促す一連のプログラムを開始してきている。 例えば2018年には、中国婦女発展基金会 (China Women's Development Foundation) が12~16歳の女子を対象に「未来を探る (Exploring the Future)」プログラムを開始し、トップ大学や研究機関の研究所とふれ合う機会を設けている。 これまでに8,200人以上の学生が機械工学から生物物理学まで様々な分野を探求し、教室での学習と実世界での応用を結びつけるプロジェクトを開発している。

金曜日の式典でアズレ事務総長は、中国が長年ユネスコを支援し、女性・女子のエンパワーメントに向けた国際的取り組みを推進していることに謝意を表明した。

1995年に北京で第4回世界女性会議 (World Conference on Women) を主催して以来、中国は世界的な男女平等推進に向け具体的な措置を講じてきた。 国務院新聞弁公室 (State Council Information Office) が金曜日に発表した白書によると、中国はユネスコ・女子と女性の教育賞を共同設立し、100件にのぼる「母子保健 (Maternal and Child Health)」プロジェクトと100件の「ハッピーキャンパス (Happy Campus)」イニシアチブを支援し、女性と少女のための数多くの職業訓練プログラムを発足させてきた。 これらの取り組みを通じて、中国は180以上の国や地域からの20万人以上の女性の訓練を支援してきた。

彭は、「中国は一貫して女性の科学教育の推進を重視してきました」と強調している。 「ユネスコ及び関係機関との協力を深化させ、女性の科学教育における能力構築を全面的に強化し、女性の科学教育の水準を共に高めていくことを期待しています」

https://news.cgtn.com/news/2025-09-20/Peng-Liyuan-calls-to-empower-women-with-science-education-1GORJugaKwo/p.html

 

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