世界初:KFSHジェッダが開発した「セッション1回の幹細胞採取プロトコル」が、ドナーの安全性と治療効率を両立させる新たな世界基準を確立


サウジアラビア王国ジェッダ発, July 08, 2026 (GLOBE NEWSWIRE) -- ジェッダのキング・ファイサル・スペシャリスト病院・研究センター (King Faisal Specialist Hospital and Research Centre) は、アルゴリズムを用いて各ドナーからの幹細胞の予想採取量を正確に推定する、世界初のプロトコルを開発・導入することに成功した。 このプロトコルにより、男性ドナーの100%、全ドナーの94.9%において、1回目のセッションで幹細胞採取を完了することが可能となり、3回目および4回目の採取セッションは完全に不要となった。

このプロトコルは、採取セッションの繰り返しと、それらがドナーの安全性に及ぼすリスクを最小限に抑えるよう設計されている。 全米骨髄バンク (National Marrow Donor Program) のデータは、採取セッションを繰り返すと、ドナーが回復のために入院する可能性が6倍に高まることを示している。 このプロトコルは、採取セッション繰り返しの回数を減らすことで、そのようなリスクに直接対処し、ドナーの安全性と治療効率のバランスをとった新たな世界的基準を確立した。

患者では、このプロトコルによって幹細胞移植のアウトカムが改善された。 移植後100日時点での生存率は世界平均を上回る91.2%に達し、早期回復の重要な指標となっている。 この結果は、米国血液学会 (American Society of Hematology) の学術誌「血液・グローバル血液学 (Blood Global Hematology)」に掲載された研究論文に記載されている。

KFSHジェッダの病理・臨床検査医学部長であり、本研究の主任研究者であるアシュラフ・ダダ教授 (Professor Ashraf Dada) は、「健康なドナーで幹細胞採取セッションを繰り返し行わなくて済むようにすることは、臨床的かつ倫理的な優先事項です」と述べている。

同教授は、3年かけて開発され、138人のドナーで検証されたこのアルゴリズムにより、医療チームが初回採取セッションにおいて、採取細胞数を92%近い精度で予測できるようになったと説明した。 これによりドナーの体験と安全性が向上し、採取プロセスの事前計画をサポートし、移植を待つ患者の治療が迅速化される。

この画期的な成果は、データと科学的分析を活用して専門医療を推進するというKFSHの広範な取り組みを反映したもので、各ドナーおよびレシピエントの臨床状態やニーズに合わせた治療を可能にする。 また、すべての患者にとって最適な選択肢となるという同病院のビジョンに沿い、先進的な医療ソリューションの先駆者としての同病院の地位をさらに強固なものにしている。

キング・ファイサル・スペシャリスト病院・研究センターは、2026年の学術医療機関トップ250の中で、中東・アフリカ地域で第1位、世界で第12位にランクインしている。 「ブランド・ファイナンス (Brand Finance)」誌は、同病院を2026年のサウジアラビアおよび中東地域で最も価値のあるヘルスケアブランドとして認定し、また、「ニューズウィーク (Newsweek)」誌は2026年の「ワールド・ベスト・ホスピタルズ (World’s Best Hospitals)」、「ワールド・ベスト・スマート・ホスピタルズ (World’s Best Smart Hospitals)」、「ワールド・ベスト・スペシャライズド・ホスピタルズ (World’s Best Specialized Hospitals)」の1つとして同病院を選出している。

詳細は、www.kfshrc.edu.saを閲覧するか、メディアチーム mediacoverage@kfshrc.edu.saまで問い合わせされたい

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