「Architecture's Inscriptions(建築の銘写)」が上海で開幕


展覧会「アーキテクチャーズ・インスクリプションズ」の展示の様子、2026年7月9日~2026年10月7日。写真撮影:ルンジ・ズー (Runzi Zhu)。

上海発, Aug. 04, 2026 (GLOBE NEWSWIRE) -- K・マイケル・ヘイズ(K Michael Hays)と孫詩寧(Sun Shi Ning)が共同キュレーションする学術展覧会「Architecture's Inscriptions(建築の銘写)」が、2026年7月8日、上海・TANK Shanghai(油罐芸術センター)で開幕した。翌9日には上海・西岸美術館で国際シンポジウムが開催され、出展建築家やアーティスト、研究者らが展覧会の主題について議論を交わした。会期は2026年10月7日まで。

本展では、中国を代表する現代建築家・アーティストの作品と中国古代の手稿、拓本、水石、絵画、書をあわせて紹介する。素材やメディア、時代を横断して受け継がれてきた「銘写(inscription)」の伝統の中から建築を捉え直し、新たな視座を提示することを試みる。

オープニングには、共同キュレーターのK・マイケル・ヘイズと孫詩寧をはじめ、展示デザインを担当した張永和、出展建築家の黄文菁、李虎、劉家琨、柳亦春、張軻、祝曉峰、莊慎、さらに出展アーティストの丁乙、徐冰、展望らが出席した。当日、建築・芸術・文化分野から数百名の来場者も会場に足を運んだ。

ヘイズ教授は1990年代以来、「Architecture's Inscriptions」を継続的な理論研究として探究してきた。その研究は同済大学でのコロキウムを通じて深められ、さらにハーバード大学デザイン大学院(Harvard Graduate School of Design)における孫詩寧博士との共同研究やセミナーを通して発展を続けている。建築を、古代から現代までの芸術実践との対話へと開くことで、本展は建築をめぐる言説に新たな視座を提示する。そこでは、建築は単一の理念や表象、決定論によってではなく、反復的なプロセスと状況性の中から形成されるという可能性に光を当てている。

展覧会は、「Allographics(異写)」「Unary Trait(一画)」「Parataxis(並在)」「Earth Marks(地之書)」の四つのセクションで構成される。図像的記号や石濤の「一画」を起点に、異質な形式の並置を経て大地に刻まれる建築へと至る四つのセクションを通じ、「銘写」の概念がさまざまなスケールでどのように展開されるのかを探る

7月9日に西岸美術館で開催されたシンポジウムでは、キュレーター、出展建築家・アーティスト、国内外の研究者が、「The Letter, the Line」「Technics | Poetics」「Earth Marks」の三つのテーマを軸に討論を行った。展覧会とシンポジウムは、「銘写」を建築、芸術、文化史を横断する思考の枠組みとして提示し、その可能性を学際的な対話へと広げている。

報道機関向け写真: https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/bcce0118-04fd-4c83-b9aa-9944194a1f88

 

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