- 資金調達コミットメント: 拘束力のある契約の締結により、エクアティスの初期共同設立者であるスペース42とバイアサットが、合計最大10億米ドル (約1535億円) の出資コミットメントを提供
- プログラムの進捗: 資金調達を加速させるための契約を同時締結することで、初期衛星コンステレーションのプログラム開発が加速される。拡張可能なコンステレーションの初期分については、エクアティスの設立時に発注され、バイアサットが主要技術請負業者として指名される予定である
- 戦略的差別化: エクアティスは、選択肢と相互運用性の基盤を提供するとともに、認可を得たモバイル衛星サービス (Mobile Satellite Services、MSS) 周波数帯および/または宇宙からのカバレッジ補足 (Supplemental Coverage from Space、SCS) 周波数帯を利用する世界、地域および各国の宇宙事業者に対し、地理的および周波数効率による魅力的な経済的利益をもたらすことを目指す
- 魅力的なビジネスモデル/投資: タワー・カンパニー (Tower Company) モデルは、ユーザー基盤の拡大に伴い、各参加者の衛星コスト負担を軽減し、周波数帯域の効率を高め、個々の事業者が単独では達成できない規模でネットワークの性能と可用性を向上させることで、衛星サービスプロバイダーに複合的な経済的価値をもたらすことを目的としている。この複合的成長モデルは、システムの規模拡大に伴い、追加の戦略的パートナーおよび金融パートナーに魅力的なリターンをもたらす可能性がある
パリ発, Sept. 15, 2026 (GLOBE NEWSWIRE) -- UAEを拠点とするAIを活用したスペーステック企業であるスペース42 (Space42) (ADX: SPACE42) および、衛星通信およびセキュア通信分野における世界的なリーダーであるバイアサット (Viasat, Inc.) (NASDAQ: VSAT) は本日、パリで開催されたワールド・スペース・ビジネス・ウィーク (World Space Business Week) において、エクアティス (Equatys) を正式に設立する契約に署名したことを発表した。エクアティスは、人口が密集した大都市圏のカバレッジ上のギャップを含めた、地上ネットワークがサービスを提供できない地域におけるモバイル通信のカバレッジ拡大とオーバーレイを支援する、宇宙および地上インフラの共有プラットフォームである。エクアティスの設立に伴い、スペース42とバイアサットは、最大10億米ドル (約1535億円) の初期出資を行うことにコミットする。
共同出資を拡大する契約が同時に締結されたことで、初期コンステレーションの開発が加速する。エクアティスの設立に伴い、バイアサットは同社の主要技術請負業者に指名される見込みである。
エクアティスは、衛星を利用したモバイル接続に対する世界的な需要が高まる中で設立される。3GPP NTN規格により、一般的なスマートフォンやコネクテッドデバイスが衛星ネットワークにアクセスできるようになり、対象となるダイレクト・ツー・デバイス (Direct-to-Device、D2D) および高度なMSS市場は、今後数十年間で大幅に拡大すると予想される。バイアサットとスペース42は共同で、世界中の400社以上のモバイル事業者との商業的取引関係、およびD2D展開に利用可能な世界最大規模 (100MHz超) のグローバルに調整されたMSS周波数帯へのアクセスを通じて、比類のないグローバルなリーチをもたらし、成長のための独自の拡張可能な基盤を構築する。
エクアティスは、スマートフォン、IoTデバイス、その他のデバイスや端末の衛星への直接接続をサポートするように設計されており、携帯電話事業者が、セルラーネットワークが利用できない地域や、密度が低い地域でも、音声、テキスト、データ通信を提供する手段を提供する。本契約は、スペース42とバイアサットによる衛星の技術設計および製造に関する取り組みに加え、シームレスな地上ネットワーク統合や相互運用性基準におけるエコシステムの進展、ならびに多数のモバイルネットワーク事業者やエコシステム参加者からのフィードバックに基づいている。スペース42とバイアサットは、共有型非地上系ネットワーク (NTN) インフラに関する技術的・商業的な調査への資金投入を開始したことを当初2025年3月に発表し、その後両社は2025年9月にエクアティス設立の意向を発表した。今回の展開は、エクアティスの共同設立者としての両社の役割における次段階である。
エクアティスはタワー・カンパニー・モデルに基づいて構築されており、すべてもしくは多くの通信事業者間で標準化された、または共通のインフラを共有することで、地上モバイル業界の効率的な拡大を後押する実績のあるアプローチである。エクアティスは、衛星と地上インフラの両方において、中立的な共有レイヤーを提供する。インフラを重複させるのではなく共有することで、エコシステムの参加者は資本要件を削減し、展開を加速させ、サービスの可用性を高め、顧客および商業面での独立性を維持することができる。インフラを共有する、ライセンスを取得した参加事業者は、自社の地理的網羅エリアや周波数帯の認可範囲内ではおそらく不可能なレベルのコスト効率を実現でき、最大規模の単独コンステレーションに匹敵、あるいはそれを上回る可能性さえある。複数の事業者が、各自の周波数ライセンス権、顧客、および商業的関係を維持しつつ、同一のプラットフォームを利用することができる。このビジネスモデルは設計上オープンなものであり、追加の周波数ライセンス保有者や衛星事業者がこのコンステレーションを利用できるため、高度な周波数集約、調整、および協力に対応できるようになる。初期のコンステレーションは、60の軌道面と3つの高度レイヤーにわたり2,800基の衛星へと拡張されるよう設計されたアーキテクチャの第1段階であり、需要の拡大に伴い、再設計を行うことなく密度を高めることが可能となる。
同社の資金調達は、創業者の出資、サードパーティからの出資、およびデットファイナンス調達の組み合わせによって行われる見込みである。このモデルは、株式投資家に対して資産価値の上昇が見込めるインフラレベルの収益率をもたらすと予想される一方、段階的な株式提供により、システムの拡大に伴い、さらなる戦略的・財務的パートナーの参加が可能となる。ライセンスを取得した追加のシステム利用者は、システムに投資しなくても利用することができる。
この新会社において、各創業パートナーはシステムに大きな規模をもたらしている。スペース42は、160以上の市場にわたる調整済みのLバンド周波数帯の権利を保有しており、同プラットフォームの商業的リーチを拡大するモバイル通信事業者との提携関係も有している。バイアサットは主要技術請負業者としての役割を果たすと見込まれており、世界的にLバンド、欧州ではSバンドにおいて調整済みのMSS周波数帯の権利を有している。スペース42とバイアサットは合わせて、世界中の400社以上のモバイル通信事業者との商業契約を締結しており、高度なMSSサービスおよびNTN D2Dサービス向けに、世界的に調整された100 MHzを超えるMSS周波数帯を運用するための技術的能力とアクセス権を保有している。
スペース42のマネージング・ディレクター、カリム・ミシェル・サバグ (Karim Michel Sabbagh) は次のように述べている。「本契約の締結により、エクアティスが本格的に始動します。衛星業界が、共有可能で、相互運用性があり、標準に基づいた、数百万の加入者ではなく何十億台ものデバイス向けに設計されたインフラという、モバイル業界の考え方に沿ってインフラを構築するのは、これが初めてです。スペース42とバイアサットは、それぞれが他方が持ち得なかったものを持ち寄り、共に宇宙産業に唯一無二の差別化された能力体系を構築しました。当社では、常にそれが手の届く所にあることを知っていましたが、今日、それを実証しています。」
バイアサットの会長兼CEOであるマーク・ダンクバーグ (Mark Dankberg) は次のように述べている。「当社は、独自の周波数帯資産、多額のコミットメント資本、そしてモバイル業界でスケールアップが実証されたビジネスモデルを背景に、グローバルなD2Dおよび高度なMSS接続のための新たなインフラカテゴリーを創出しています。エクアティスの設立を最終決定したことは、新興のD2D NTNおよび高度なモバイル衛星サービスに向けた急成長中の非地上市場を支えるこのベンチャーの戦略的価値と長期的な財務的メリットに対する、両社の共通した確信を反映しています。エクアティスは、最先端技術を駆使したシステムと、中立的かつ共有可能で信頼性の高いインフラアクセスを実現する仕組みを構築することで、宇宙ベースの接続性におけるイノベーションを加速させ、選択肢とスケールメリットを備えた参加者の完全なエコシステムを支える、拡張性と相互運用性を兼ね備えたアーキテクチャを確立し、投資家やパートナーにとって魅力的なリターンをもたらす有意義な成長機会を提供します。」
業界の機会
- 世界のD2D衛星通信市場は、2040年までに300億~700億米ドル (約4兆62億円~10兆7900億円) に達すると予測されている。当初の成長要因は、世界中のモバイルネットワークを支える技術標準である3GPPリリース17へのNTNサポートの組み込みであり、今後のリリースではさらに緊密なインテグレーションが計画されている。
- この標準化の転換により、一般的なスマートフォンやIoTデバイスが専用のハードウェアなしで衛星ネットワークに接続できるようになり、これまでどの世代の衛星でも現実的に対応できなかった市場が切り拓かれる。
エクイティの枠組み
エクアティスの設立に際し、スペース42とバイアサットはそれぞれ4億米ドル (約616億円) の初期出資をコミットする。これに加え、サードパーティ投資家を対象とした今後の資金調達ラウンドに関連して、スペース42からさらに2億米ドル (約308億円) が上乗せされる見込みであり、これにより両社の出資総額は最大10億米ドル (約1540億円) に達する。
本合弁事業の設立、衛星コンステレーションの調達、および対応する最終契約は、規制当局の承認やバイアサットを主要技術請負業者として指名することなど、慣例的なクロージング条件を満たすことを条件とする。両社は、エクアティスがこれらの条件達成に向けて進展する中で、さらなる最新情報を提供していく予定である。
報道関係者向けの問い合わせ先:
スペース42についての問い合わせ:communications@space42.ai
バイアサットについての問い合わせ:PR@viasat.com
エクアティスについて
エクアティスは、ダイレクト・ツー・デバイスおよび先進的なモバイル衛星サービスの免許を有する事業者向けの、独立した中立的な共有宇宙・地上インフラプラットフォームとなる。タワー・カンパニー・モデルで運営されるエクアティスは、適切なMSSおよび/またはSCSの運営許可を有するグローバル、地域、国内の事業者に、魅力的な経済的・性能上のメリットを提供するように設計されている。同プラットフォームは、エコシステム参加者に選択肢、相互運用性、そして経済的な魅力を備えたNTNアクセスを提供することを目的としている。エクアティスは、世界的に調整された周波数帯へのアクセスを通じてエコシステムのユーザーベースが拡大するにつれ、複合的な成長を実現し、持続可能な株主価値を創出することを目指している。同プラットフォームは、3GPP NTN規格に基づいて構築されている。詳細については、www.equatys.comを参照されたい。
スペース42について
スペース42 (ADX: SPACE42) は、アラブ首長国連邦 (UAE) を拠点とするAI駆動のスペーステック企業である。同社は、衛星通信、地理空間分析、および人工知能の各機能を統合し、宇宙から地球に新たな洞察をもたらしている。同社は2024年にバヤナット (Bayanat) とヤーサット (Yahsat) の合併により設立され、その世界的な展開力により、政府、企業、そしてコミュニティにおける顧客の急速に変化するニーズに対応している。スペース42は、宇宙サービス (Space Services) とスマートソリューションズ (Smart Solutions) の2つの事業部門で構成されている。宇宙サービス部門は、固定衛星サービスおよびモビリティ衛星サービスの双方におけるアップストリームの衛星運用に重点を置いている。スマートソリューションズ部門は、地理空間データの取得と処理をAIと統合し、意思決定を支援し、状況認識を高め、業務効率を向上させている。主要株主にはG42、ムバダラ (Mubadala)、IHCなどが含まれる。
詳細については、www.space42.ai を参照し、LinkedInで@Space42をフォローされたい。
バイアサットについて
バイアサットは、世界中のあらゆる人とあらゆるものを接続することができると確信しているグローバル通信企業である。世界24カ国に拠点を構える同社の使命は、世界中の消費者、企業、政府、軍隊の、コミュニケーションとつながりのあり方を形作ることである。バイアサットは、地上、空、海を問わず、あらゆる場所で人々の生活に良い影響を与える、高品質で信頼性が高く、安全かつ手頃な価格の高速接続を実現する究極のグローバル通信ネットワークを開発しており、同時に、宇宙における持続可能な未来の構築にも取り組んでいる。バイアサットは、2023年5月にインマルサット (Inmarsat) の買収を完了し、両社のチーム、技術、リソースを統合して、新たなグローバル通信パートナー企業を創出した。詳細はwww.viasat.comやバイアサット・ニュースルーム (Viasat Newsroom) を参照するか、LinkedIn、X、Instagram、Facebook、Bluesky、Threads、YouTubeで同社をフォローされたい。
将来の見通しに関する記述
本発表には、将来の出来事に関する現在の予想および仮定に基づく将来の見通しに関する記述が含まれており、これらは1933年証券法 (Securities Act of 1933) および1934年証券取引法 (Securities Exchange Act of 1934) に基づき設けられたセーフハーバーの対象となる。「期待する」、「~するだろう」、「見込む」、「計画する」、「設計された」、「目標とする」、または類似した用語で示されるこれらの記述には、リスクや不確実性があり、不正確な可能性がある。将来の見通しに関する記述には、とりわけ、エクアティスの設立に関する記述;各当事者による出資の時期および金額;商用展開の時期を含む、グローバルなD2Dおよび先進的モバイル衛星サービスの提供; エクアティスの第1世代コンステレーションおよび関連する地上ネットワークの調達、設計、製造、ローンチ、展開;エクアティスのプラットフォームの設計、ビジネスモデル、機能、性能、および利点;期待される利益、リスク、リターンを含む投資の枠組み;規制上の条件およびその他の完了条件の充足を含む最終契約の締結;ならびに将来の事業運営に関する計画、目標、および戦略などについての記述が含まれる。実際の結果は、将来の見通しに関する記述で表明された内容と著しく異なる可能性があることに、読者は留意されたい。実際の結果が異なる原因となり得る要因には、以下のようなことが含まれる:必要な規制当局の承認が得られない場合を含めた、エクアティスの設立および最終契約の締結に関連するリスクや不確実性;締結条件を適時に満たせない、あるいは全く満たせない場合;当事者がそれぞれの出資コミットメントを履行する能力;異常、打ち上げ、運用または展開の失敗、あるいは衛星性能の低下による影響を含む、衛星の建設、打ち上げ、および運用に関連するリスク; 主要顧客、サプライヤー、エコシステムパートナーとの関係の変化、またはそれらの財務状況の変化;新技術、製品、サービスの開発、導入、および販売を成功させる能力;対象市場における競争の激化;エクアティスが予定されたスケジュール通りに、あるいはそもそも事業計画の実行を成功させられるかどうか;規制上のリスク;ならびに通信業界およびD2D業界全般に影響を及ぼすその他のリスク。さらに、バイアサットの最新のフォーム10-Kでの年次報告書およびフォーム10-Qでの四半期報告書を含む、www.sec.govで入手可能なバイアサットのSEC提出書類に記載されているリスク要因を参照されたい。読者は、記述当日の状況のみを述べているこれらの将来の見通しについての記述に過度の信頼を置かないように注意されたい。当事者は、いかなる理由であっても将来の見通しに関する記述を修正または更新する義務を負わない。
この発表に付随する写真は以下から入手可能:
http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/d1433651-0022-476c-a5aa-40d6304661bb