スイス・ホルゲンおよび東京発, Nov. 14, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- 免疫学および腫瘍学における多特異性抗体の独自のパイプラインを推進するバイオテクノロジー企業であるヌマブ・セラピューティクスAG (Numab Therapeutics AG) (「ヌマブ」) と、日本の研究開発主導型製薬企業である科研製薬株式会社 (Kaken Pharmaceutical Co., Ltd.) (「科研」) は本日、炎症性腸疾患 (IBD) の治療薬としてファーストインクラスとなる可能性のある多特異性抗体であるNM81に関する戦略的ライセンスおよび共同開発契約を発表した。
科研製薬は、2024年11月に締結した共同研究契約に基づき、アジアの一部地域におけるNM81の商業権を取得するオプション権を行使した。 新たな契約条件の下、ヌマブと科研製薬はNM81を臨床概念実証まで共同で進め、科研製薬が前臨床および臨床開発を資金提供することとなっている。 さらに、本提携から生まれる製品が成功した場合、科研製薬は同社が拠出した研究開発資金に基づき、ヌマブから一定の支払いを受ける資格を有する。
「NM81の開発を進める中で、科研製薬との協業をさらに深められることを大変嬉しく思います」と、ヌマブCEOのアンゲルン・パヴィク (Angehrn Pavik) は述べている。 「今回の新たなパートナーシップは、当社独自のλ-CapTMおよびMATCHTMテクノロジープラットフォームを活用し、変革的な多特異性治療薬を共同で開発・推進するという当社のビジョンを体現するものです。」
「ヌマブとのパートナーシップを拡大し、IBD治療に向けたNM81の前臨床および臨床段階の開発を推進できることを誇りに思います。 科研製薬の開発力とヌマブの最先端の多特異性抗体の専門知識を組み合わせることで、IBDの患者さんのアンメットメディカルニーズに応える革新的な治療法の提供に向けた研究開発を加速させることを目指します」と、科研製薬の堀内裕之 (Hiroyuki Horiuchi) 代表取締役社長は述べている。
ヌマブ・セラピューティックスAGについて
ヌマブ・セラピューティクスAGは、炎症、がん、その他アンメットニーズの高い疾患に対する多特異性抗体ベースの免疫療法を開発している。 独自のプラットフォームであるλ-CapTMおよびMATCHTMを使用した再現可能なプラグアンドプレイの治療設計プロセスにより、ヌマブは多特異性バイオロジクスにおける従来の創薬上の障壁を克服し、患者の利益を最大化することを目的とした重要な新薬のパイプラインを構築できる独自の立場にある。 ヌマブの多様な研究パイプラインは複数の治療分野に及び、次世代のファーストインクラスおよびベストインクラスの医薬品の機会を生み出す。 詳細はhttps://www.numab.comを参照のこと。
科研製薬株式会社について
科研製薬株式会社は、1948年に設立された研究開発型の製薬会社であり、優れた医薬品の提供を通じて、一人でも多くの方に笑顔で幸せを感じていただけるよう、患者さんの生活の質の向上に貢献することを企業理念としている。 近年、科研製薬は「長期経営計画2031 (Long-Term Business Plan 2031) 」で示されたVISIONに沿って、自社の研究基盤を活用し、新たなモダリティへの挑戦に取り組み、革新的な医薬品を継続的に創出することを目指している。 詳しくは、https://www.kaken.co.jp/englishを参照されたい。
詳細については、以下に問い合わせされたい:
ヌマブ・セラピューティクス
バーバラ・アンゲルン・パヴィク (Barbara Angehrn Pavik)
最高経営責任者
b.angehrn@numab.com
ヌマブ・投資家向け問い合わせ先
ヴィクトリア・イグムノヴァ (Victoria Igumnova)
メル・アドバイザーズ (Meru Advisors)
vigumnova@meruadvisors.com
科研製薬
コーポレートコミュニケーション
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