米コロラド州デンバー発, July 21, 2026 (GLOBE NEWSWIRE) -- 世界170カ国以上で35,000件を超える映像システムと200,000件の稼働サーバーインスタンスを支えるストリーミングソフトウェアを提供するWowzaは本日、ライブ映像のためのインテリジェンス層「Wowza Video Intelligence Framework (VIF)」の一般提供開始を発表しました。
VIFは、組織が既に運用しているメディアサーバーにリアルタイムAI解析を直接組み込みます。自社のハードウェア上、自社ネットワーク内で動作し、映像が施設の外に出ることは一切ありません。その結果、ライブカメラ映像が自ら警告を発し、注釈を付け、アクションを起こすようになり、インテリジェンスが指令(ディスパッチ)システム、SIEMプラットフォーム、チームが日々使用する運用ツールと直接連携を実現します。
今回の発表は、NVIDIAのSynthetic Video Detector (SVD) がVIFを通じて配布される最初のパートナーモデルになるという前日の発表に続くものです。これにより、世界で最も高精度なAI生成映像検出サービスが、Wowzaのグローバルな導入基盤を通じてオンプレミスおよびエッジで利用可能になります。
課題: 10億台のカメラ、ほぼ皆無のインテリジェンス
世界では10億台を超える監視カメラが設置されており(IHS Markit調べ)、毎年数兆時間に及ぶ映像が生成されています。組織がこれほど多くの「目」を持ちえた時代はかつてありません。にも関わらず、Gartnerの推計によれば、その映像の80〜90%は保存されるのみであり、一度も見られることがありません。
カメラはある。インテリジェンスがない。
既存のアプローチは、成立しない二者択一となっています。ライブ映像を従量課金制のクラウドサービスに送信するか (分単位の料金が際限なく膨らむ、プライバシーやデータ所在地の規制により違法となる場合も少なくない)、あるいは、AIの性能が向上するたびにハードウェアを入れ替えるか。何れの選択肢も、映像インテリジェンスを最も必要とする組織にとり現実的ではありません。
政府機関、公共安全機関、金融機関、重要インフラ事業者にとって、ライブ映像をサードパーティのクラウドへ送ることは、単にコストが高いというだけでなく、そもそも選択肢になり得ません。
解決策: 映像が既にある場所にインテリジェンスを
VIFは、映像が既に存在する場所にAIを配置することで、この課題を解決します。組織は自社のハードウェア上で独自のモデルを実行できます。エッジ、オンプレミス、プライベートクラウド、ハイブリッド構成に加え、セットアップ後に外部依存が一切ない完全エアギャップ環境にも対応します。解析はストリーミング層内のローカルGPU上で、200ミリ秒未満の低遅延で実行されます。
映像はネットワークの外に出ません。分単位の課金メーターは回りません。既存設備の全面入れ替えも不要です。
「私たちのビジョンは一貫して、映像が世界を理解するための主要なデータソースになる、というものです」と、Wowza CEOのクリシュ・クマール (Krish Kumar) は述べています。彼は続けてこのようにも述べています。「20年以上にわたり、私達はお客様が必要とするあらゆる場所で映像を動かしてきました。オンプレミスで、エッジで、障害が決して許されない環境で。今日、Wowzaは 200,000 を超える稼働インスタンスを支えています。その映像の大半は、依然として撮影・保存されているだけです。VIFはそれを、組織が『見て、判断し、行動する』ための手段へと変えます。しかも、既に所有しているハードウェアの上で、自らが管理するネットワークの中で実現するのです」
クラウドを利用できない組織のために
VIFのエアギャップ展開機能は、回避策ではなく中核機能として設計されています。最大規模のカメラネットワークを保有する組織の多く (政府機関、防衛関連企業、金融機関、公益事業、医療機関や各種産業) は、映像が外部システムへ到達することを禁じるデータ主権要件の下で運営されています。
こうした組織にとり、VIFはリアルタイム映像インテリジェンスを実現する唯一方法です。
- 完全エアギャップ運用 ― テレメトリなし、実行時のライセンス外部照会なし、セットアップ後の外部依存なし
- データは組織の管理下 ― 映像、モデル、出力はすべてオンプレミスに留まる
- 既存インフラ上で稼働 ― 新たなデータセンターハードウェアは不要
パートナーにとり新たな価値提供と収益分野
VIFは、Wowzaのチャネルパートナーおよびインテグレーションパートナーに大きな新規ビジネス機会をもたらします。大規模なカメラネットワークを扱うセキュリティインテグレーター、マネージドサービスプロバイダー、AV/ITサービスプロバイダーは、カメラ・メディアサーバー・ネットワークを一切変更することなく、すでに管理している設備にAIによるインテリジェンスを追加できるようになります。
ビジネスモデルは簡明です。パートナーは既存の導入環境にAIレイヤーを提供し、検知・アラート・ワークフロー統合サービスの対価を得ることで、新規のインフラ販売なしにアカウント価値を拡大できます。つまりは顧客における障壁は低く、大きな価値提供を実現できる事となります。政府、公共安全、交通、産業分野の顧客を持つパートナーにとり、VIFは顧客が既に所有するインフラの上に築う継続収益源となります。
VIFは提供開始時点から本番品質のモデルを同梱しておりますが、設計思想としてモデル非依存です。パートナーは、Wowza同梱モデルの展開、顧客保有モデルの統合、特定業種向けサードパーティモデルのバンドルを自由に選択できます。より優れたモデルが登場した際には、導入環境を変更することなくそのままモデルの差し替えが可能です。
導入から得られる4つの価値
カメラネットワークを運用するオペレーターに対し、VIFは次の4つの価値を提供します。
コンプライアンス。映像はネットワーク内に留まり、クラウド推論が不可能にするデータレジデンシー、プライバシー、セキュリティの各要件を満たします。エアギャップ展開を完全サポートします。
安定性。ストリーミングと推論は分離して動作します。解析ワークロードがライブ映像配信を不安定にすることはなく、再設計なしに数十台から数千台規模のカメラまでスケールします。
コスト管理。ハードウェアへの投資は一度きりです。固定のインフラコストが、青天井の分単位クラウド課金に取って代わり、カメラネットワーク規模ではコストを大幅に抑えられます。
将来性のあるインテリジェンス。カメラはそのまま、モデルは進化。VIFはモデル非依存であり、Wowzaの本番品質モデルから始め、独自モデルの持ち込みや、より強力なモデルへの差し替えが可能です。数年前に設置されたカメラネットワークが、より優れたモデルの登場と共に賢く成長していきます。
実際の効果として、倉庫の通路での発煙、制限区域への車両進入、プラットフォーム上での人の転倒といったインシデントがリアルタイムで検知され、チームは普段使用しているシステムからそのまま対応できます。
組織が既に所有するインフラの上に構築
VIFは既存の映像エコシステム全体で機能します。組織は既存のカメラを接続し、分散環境からストリームを取り込み、Webhook、メタデータ、オーバーレイ、ログ、タイムスタンプ付きクリップを通じて、SIEM、VMSプラットフォーム、インシデント管理システム、運用ワークフローへシグナルをルーティングできます。
VIFは、開発者がWowzaの拡張にすでに利用しているものと同じAPI、SDK、モジュールの上に構築されているため、チームはブラックボックスや硬直的なテンプレートに縛られることなく、検知から対応までのカスタムワークフローを構築できます。
提供開始について
Wowza Video Intelligence Frameworkは、2026年7月21日より一般提供を開始します。VIFは提供開始時点で、RF-DETR物体検知モデルおよびCLIPベースのシーン解析を含む本番品質のモデルを同梱しています。NVIDIAのSynthetic Video Detectorは、対応するNVIDIA AIインフラを運用するお客様向けにVIF経由で提供されます。
Wowzaは今後、セキュリティ、公共安全、交通、産業オペレーションに焦点を当てた個別の顧客向けブリーフィングを通じて、本フレームワークを紹介していく予定です。
詳細情報・デモのご依頼:
- wowza.com/video-intelligence-framework
- Tsuji.Masa@wowza.com
Wowzaについて
Wowzaは、監視、イベント、エンターテインメントをはじめとする幅広い分野で、ライブおよびオンデマンドの映像体験を支える柔軟な映像インフラソリューションを提供しています。世界中の開発者と技術チームに信頼されるWowzaは、比類のない展開制御性、信頼性、拡張性で際立った存在です。エアギャップネットワークからハイパースケールクラウドまで、お客様はカスタマイズ性や制御性を一切妥協することなく、最も要求の厳しい環境にスケーラブルな映像を組み込むためにWowzaを活用しています。目的に特化したツール、幅広いプロトコルサポート、専門エンジニアによるサポートを通じて、Wowzaは映像が必要とされるあらゆる場所で「確実に動く」映像ワークフローの構築を支援します。